きょうは七十二候の「半夏生(はんげしょう)」。二十四節気の「夏至」の期間を三つに分けた(初候、次候、末候)最後の候で、田植を終わらせる節目という。梅雨の小雨にぴったりな情景が浮かぶ・・・農事を知らぬものの勝手な妄想かもしれないが。
(本ブログ関連:”半夏生”)
小雨がつづいている。きのうはそんな合間に都議選の期日前投票に行った。きょう、天気がよければ自然観察園に出かけて、半夏生と同じ名を持つ植物の「ハンゲショウ」を見たいと思っていたが・・・。そして、あすの空模様はどうだろう、探鳥会が無事実施されるか気がかりだ。
ところで、この時期、ハンゲショウが葉の表面を白く変色する姿(カタシログサ、片白草ともいうそうだ)は、妙に艶っぽい気がする。和服姿の女性が項(うなじ)に白く化粧を施した様をつい想い浮べてしまう・・・。
でも、このハンゲショウを掘り返したことはないが、庭にはびこるドクダミと同じドクダミ科の植物であり、きっと地下深く根を張り巡らしていることだろう。
(本ブログ関連:”ドクダミ”)
植物のハンゲショウの想いが二転三転してしまったが、七十二候の半夏生について、「四季の詞」(川崎典宏、角川選書)の <半夏生> の項に次のような解説がある。
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半夏生に降る雨には毒気があるから、前の晩から井戸に蓋(ふた)をするようにとか、この日降る雨は大雨になって災害をもたらすとか、男女が交わってはならないとか、とにかく、一日を家にこもってつつしみ深く過ごす日、とされて来たのでした。
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わたしも、きょうは家の中でじっとしている。