▼▼ 青字下線付語句のリンク先は、マウス右クリック+<新しいタブ>で進んでください。(本ブログ関連)の最下段に「次の投稿ホーム」があるとき次ページがあります。▼▼

2025年7月16日水曜日

ホールケーキを顔に押し付ける行為、海外ではどう見られている?

以前(随分むかしのこと)、こんな話を聞いたことがある。戦後すぐアメリカに留学した人物の経験談だ。学生パーティが終わり、ペアを組んだ相手女性を彼女の家まで送ったとき、玄関前でキスをしたという。どうしたことか、しばらくして、その日本人留学生に変なレッテルが貼られ、要注意人物となったそうだ。

彼は、勘違いしていたのだ。映画で、学生パーティの後に女性を自宅に送り、別れぎわにキスをする場面を数々見たことがあったので、アメリカではそうするものだと思い込んだらしい。とんだ勘違いだった分けだ。

多分、日本人学生に、勘違いと同時に憧れもあったのだろう。留学という一種の解放感から、良い方に考えを持って行ったのかもしれない。現地の文化や雰囲気をよく知らず、思い込みだけで真似した大いなる誤解いだった。(日本でテレビが普及直前、インターネットなぞまだない時代のこと)

ところで、Youtubeで見かけるのだが、「祝いの席で『ホールケーキ』を顔に押し付ける」ものがある。こちらは日本人には勘違いのしようがない行為で、そんな場面に積極的に加わる必要はないだろうけれど・・・。

そこで、Googleの生成AIのGeminiに次のようなQ&Aを試みた。

Q.海外のYoutubeの冗談映像に、祝いの席で「ホールケーキ」を顔に押し付けるものがありますが、せっかくの場を台無しにし、顔や衣装の汚れの後始末を考えると、日本人には不思議な行為ですね。どの程度、そのようなことが認められるのでしょうか?

----------------------------------------------------

A.海外のYouTubeでよく見かける、お祝いの席でホールケーキを顔に押し付けるジョークは、日本人からすると不思議に感じる方も多いでしょう。確かに、せっかくの場が台無しになり、後片付けも大変そうです。この行為がどの程度「認められる」かという点について、いくつかの側面から見ていきましょう。

1. 関係性と文脈が重要

この行為が許容されるかどうかは、参加者間の関係性その場の文脈に大きく左右されます。

  • 親しい友人や家族間:  非常に親しい友人や家族、特に若い世代が集まるカジュアルなパーティーなどでは、冗談として受け入れられることが多いです。お互いに「やっても許される」という暗黙の了解がある場合に限られます。

  • フォーマルな場や目上の人との関係:  結婚披露宴などのフォーマルな場や、会社の上司・取引先など目上の人がいる場面では、まず受け入れられません。無礼な行為と見なされ、人間関係に亀裂が入る可能性も十分にあります。

  • SNSでの共有:  YouTubeなどのSNSにアップロードすることを前提とした企画の場合、視聴者のリアクションを狙った「エンターテイメント」として行われることもあります。

2. 文化的な背景

この種のジョークは、特にアメリカの文化圏でよく見られます。彼らは比較的、物理的なユーモアやサプライズを好む傾向があり、顔にケーキを押し付ける行為も、一種の「お決まりのギャグ」として認識されている部分があります。しかし、一口に「海外」と言っても、ヨーロッパやアジアの国々では、アメリカほど一般的ではないかもしれません

3. 被害と後片付けへの意識

おっしゃる通り、顔や衣装が汚れること、そしてその後の後片付けは大きな問題です。このジョークが「成功」するかどうかは、この点への配慮がされているかどうかも重要です。

  • 着替えやタオル、シャワーなどの準備:  冗談を仕掛ける側が、ケーキを押し付けられた人がすぐに着替えたり、顔を洗ったりできるような配慮をしている場合もあります。

  • 本人のリアクション:  一方で、純粋なサプライズとして行われ、本人が困惑したり怒ったりするケースも少なくありません。その場合、ジョークとしては失敗であり、人間関係に悪影響を及ぼす可能性もあります。

結論として

海外のYouTubeで見るようなケーキを顔に押し付けるジョークは、全ての海外の場所で、全ての人に対して認められる行為ではありません 非常に親しい間柄で、かつその場の全員がジョークとして受け入れられると理解している場合に限り、許容される「可能性のある」行為だと言えます。

日本の文化では、相手への配慮清潔さを重んじる傾向が強いため、このような行為は一般的でなく、理解されにくいのは当然のことです。もし海外のパーティーに参加する機会がある場合は、現地の文化や参加者の雰囲気をよく見て、無理に真似しない方が賢明でしょう

---------------------------------------------------- 

結論からいえば、日本人の目から見て納得できない行為には、たとえその世界で許容されるものであっても、安易に同意・参加するのは遠慮すべきと思う。海外へ赴いたとき、「政治」、「宗教」、「人種」について触れることは限りなくご法度であるのと同様。