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2025年4月20日日曜日

穀雨 2025、春の雨、葭(ヨシ)と葦(アシ)

きょうは二十四節気の「穀雨(こくう)」、春の雨は植物にとって恵みの雨で、この後の夏の日のもとですくすく成長を促す。

(本ブログ関連:”穀雨”)

4月に入っての雨は、4/1~3、4/10-11、4/13-14だけ(きょうまで約3割の降雨)で、晴れが勝っている。いい具合に雨が降ってくれているようだが、公園の小川の水位や自然観察園の池の貯水が心配。最高気温も今週末に夏日が続いていて、しばらく雨が望めないのだろうか。

春の雨
Googleの生成AI「Gemini」に、春の雨につけられる名を挙げてもらった。
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春雨(はるさめ):  しとしとと静かに降り続く春の代表的な雨です。潤いをもたらし、草木を芽吹かせる優しい雨というイメージがありますね。
菜種梅雨(なたねつゆ):  菜の花が咲く頃に降る、しとしととした長雨のことです。梅雨という言葉が入っていますが、梅雨よりも早く、3月から4月頃にみられます。
木の芽雨(きのめあめ):  草木の芽が出始める頃に降る雨です。新しい生命の息吹を感じさせる、希望に満ちた雨ですね。
催花雨(さいかう):  花を咲かせるのを促すように降る雨のことです。特に桜の開花を待ちわびる気持ちと結びつけられることが多いです。
甘雨(かんう):  草木を潤し、万物に恵みを与える、喜ばしい雨のことです。春の雨は、まさにこの甘雨という言葉がぴったりくるものが多いでしょう。
小糠雨(こぬかあめ):  非常に細かい、霧のような雨のことです。しっとりと辺りを濡らす、静かで繊細な印象を与えます。
霧雨(きりさめ): 霧のように細かい雨のことです。小糠雨と似ていますが、より空気中に漂っているようなイメージがあります。
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この他に、桜が咲くころの「花時雨(はなつゆ)」、春の長雨の「春霖(しゅんりん)」(=菜種梅雨)などがある。


七十二候
「穀雨」の期間を三つに分ける「七十二候」はつぎの通り。
・初候: 始生(よし はじめて しょうず) 水辺の葭/葦( あし)が芽を吹き始めるころ
・次候: 止出苗(しも やんで なえ いず) 霜が終わり稲の苗が健やかにそだつころ
・末候: 牡丹華(ぼたん はな さく) 牡丹の花が咲きだすころ


葭(ヨシ)と葦(アシ)
・葭/葦:  葭(ヨシ)と葦(アシ)は同じイネ科ヨシ属の多年草(ヨシはアシの音のイメージを避けて名付けられた)。水湿地の地下茎(根茎)の節からひげ根を出して次つぎ生える。葉先は垂れ、茎は中空で節がない(茎を編んで作った簾(すだれ)で、日よけ(葦簀(よしず)張り)にしたりする。また、水の浄化にもつながるため、「吉原」の地名に通じる。(「自然観察会」の会長の解説・資料などより)
・Wikipediaに、「4~5月に採取した若芽」を調理して食用にできると紹介がある。