戦後日本の知られる代表的な「好景気」・「不景気」を Gemini にまとめてもらった。
なかでも、「ドッジライン不況」についてよく知らない。
戦後日本の好景気
| 好景気の名称 | 時期 | ネーミングの由来 | 特徴 |
| 特需景気 | 1950〜1953年 | 通称(自然発生) | 朝鮮戦争にともなう米軍の物資調達(朝鮮特需)に由来。 |
| 神武景気 | 1954〜1957年 | 経済企画庁:経済白書 | 昭和31年版『経済白書』の「もはや戦後ではない」という一節と、「神武天皇以来の好景気」との表現から定着。 |
| 岩戸景気 | 1958〜1961年 | 週刊サンケイ | 1958年、週刊誌『週刊サンケイ』の公募企画により、神武景気を上回る景気として「天の岩戸」伝説から命名。 |
| オリンピック景気 | 1962〜1964年 | マスメディア全般 | 1964年の東京オリンピックに向けたインフラ整備(新幹線・高速道路)やテレビ需要に由来。 |
| いざなぎ景気 | 1965〜1970年 | マスコミ・経済企画庁 | 岩戸景気を超える大景気となったため、岩戸より前の「国生み神話(伊邪那岐命)」に由来して報道され定着。→ 3C生活普及、GNP2位 |
| 列島改造ブーム | 1972〜1973年 | 田中角栄 内閣総理大臣 | 田中角栄著の『日本列島改造論』および内閣の目玉政策名から報道等で定着。 |
| バブル景気 | 1986〜1991年 | 経済学者・マスコミ | 1980年代後半の英『The Economist』誌などの「Bubble Economy」報道や、日本の経済学者・メディアの表現から定着。 |
| いざなみ景気 | 2002〜2008年 | 経済学者(宮崎勇 等) | いざなぎ景気の期間を超えたことから、ペアとなる神(伊邪那美命)の名をとって経済学者やメディアが命名(公式名称は「第14循環」)。 |
戦後日本の不景気
| 不景気の名称 | 時期 | ネーミングの由来 | 主な原因・特徴 |
| ドッジ・ライン不況(ドッジショック) | 1949〜1950年 | ジョゼフ・ドッジ(GHQ顧問)財政金融緊縮政策(ドッジ・ライン)の名に由来。 | インフレ抑制のための強烈な金融引き締めによるデフレ不況(朝鮮特需で回復)。 |
| なべ底不況 | 1957〜1958年 | 経済企画庁・マスコミ景気底打ち後、なべ底を這うような長引く停滞の予想から命名。 | 神武景気の反動と国際収支悪化に伴う金融引き締め。実際には予想より早く脱出した。 |
| 昭和40年不況 (証券不況) | 1964〜1965年 | 発生年(昭和40年)/ マスコミ証券会社の経営危機が相次いだことに由来。 | オリンピック景気後の設備過剰。山一證券への日本銀行による特別融資(日銀特融)を実施。 |
| オイルショック不況 (第1次・第2次) | 1973〜1975年 1979〜1980年 | マスメディア全般中東戦争にともなう原油価格の高騰(石油危機)に由来。 | トイレットペーパー騒動や物価高騰(狂乱物価)が発生し、戦後初の「マイナス成長」を記録。 → 1950年代来の高度経済成長終焉 |
| 円高不況 | 1985〜1986年 | 経済学者・マスコミプラザ合意後の急激な円高に由来。 | 輸出企業が打撃を受けたが、この対策として行われた低金利政策がのちの「バブル景気」を誘発。 |
| バブル崩壊不況 (平成不況) | 1991〜1995年 | マスメディア・経済学者バブル経済の崩壊、および元号(平成)に由来。 | 金融引き締めと地価抑制策により資産価格が急落。不良債権問題が生じ、長期停滞へ突入。 → 日本経済の「成長神話」崩壊 |
| 金融危機 (失われた10年) | 1997〜1998年 | マスメディア・金融業界山一證券や日本長期信用銀行などの相次ぐ破綻・金融危機に由来。 | 消費税増税(3%→5%)と金融機関の破綻が重なり、深刻な貸しはがしと景気後退が発生。 |
| リーマン・ショック | 2008〜2009年 | 米・リーマン・ブラザーズ米投資銀行の経営破綻を端緒とする世界金融危機に由来。 | 世界的な金融危機により日本の輸出需要が蒸発。戦後最悪レベルのGDP落ち込みを記録。 |



