クマ情報(5/23)の続き
先日(6/3)、福島市内で人を襲ったクマが、工場敷地に居すわったにもかかわらず、同夜逃げ出したという。何と麻酔銃・箱わなを試みただけという。しかも、現場近くに小・中学校があるというのに・・・駆除を避け・取り逃がした、自治体(市町村長の判断で発砲指示可能)の緊急感の無さにあきれる。
(本ブログ関連:”クマ”)
■ Youtube(登録: FNNプライムオンライン)
「男女4人襲ったクマ 居座っていた工場から逃げ出す “緊急銃猟態勢”敷かれるなか…」(2026年06月04日)
ー https://www.youtube.com/watch?v=j7ho2iPghjc
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クマはその後、工場内に居すわったため、市が緊急銃猟態勢をとり、麻酔銃を撃ったり箱わなを設置したりするなどして捕獲を試みましたが、きのう午後11時ごろ、建物の窓から逃げ出しました。
このため、近くの小・中学校はきょうも臨時休校としています。
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Googleの検索で、「熊 事件」/ ツール(1時間以内)で調べても、最新の各地のクマ出没情報が次々表示される。ちなみに、東京では、多摩川などの河川敷をたどって都心へ侵入する可能性だってあるのだから・・・。
先日深夜のNHKテレビの特集(再放送だろう:5月31日)で、知床のヒグマの生態が放送された。エゾシカが増大して、ヒグマも食べる野草が競合して減っているという。結果、人里にクマが降りてきている・・・という紹介をしていたが、エゾシカを襲う場面は一切なかった。(他に、ヒグマが食肉化しているという情報もあるのに。)
この様な状況なのに、放送では痩せたクマの姿を強調して、人との新たなかかわりに視点を変えるべきかのような終わり方をしていた。(さすがに、ヒグマとの共生なんて言葉は使ってなかったが)
居住エリアに出没するクマを、駆除できる<緊急銃猟制度>が施行されている。メディアは、以前のいわゆる<共生論>から、生活の<安全・棲み分け論>に舵を切らざる得なくなっているが、まだ共生論から十分抜け出せずにいて、駆除の現実を控えめに報道している。
■ Gemini(抜粋)
Q.現在、居住エリアにクマが出没することに対して、駆除を許容する法律?省令?の変更・新設があったのでしょうか? ニュースで駆除の情報が多いような気がします・・・それにともなってか、共生を主張する声の紹介がメディア上に減っている気もします。
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A.ここ最近、テレビやネットのニュースでクマの駆除に関する話題がかなり増えたと感じられるのは、非常に的確な視点です。
実は、ご推測の通り、法律の大幅な改正と省令の変更が立て続けに行われており、国や自治体の対策は「共生・保護」から「人命最優先の積極的な捕獲・駆除」へと明確に舵を切っています。
なぜニュースが増えたのか、そしてメディアのトーンが変わったのか、背景にある制度の変更を整理しました。
1. 法律や省令の具体的な変更点
主に2つの大きな転換がありました。
① 「指定管理鳥獣」への追加(省令の変更:2024年)
それまで国から集中投資を受けて駆除を進めていた「ニホンジカ」と「イノシシ」に加え、新たにクマ類(ヒグマ・ツキノワグマ※四国を除く)が「指定管理鳥獣」に指定されました。これにより、都道府県がクマを駆除するための対策に国の交付金(予算)が大きく投入されるようになり、全国で捕獲・削減の目標数が引き上げられました。
② 市街地での銃使用の規制緩和(鳥獣保護管理法の改正:2025年9月施行)
これまで日本の法律では、住宅が立ち並ぶ「住居集合地域」での猟銃の使用は原則として固く禁止されていました。しかし、2025年4月に改正鳥獣保護管理法が成立し、同年2025年9月1日より「緊急銃猟制度」が施行されました。
緊急銃猟制度とは
人の日常生活圏にクマが出没し、人身被害の危険が差し迫っている場合、市町村の判断と安全確保(住民の避難など)を前提に、特例として市街地や建物内でも猟銃(麻酔銃含む)を使用した駆除・捕獲が可能になりました。
これまで「目の前にクマがいるのに、法律の壁や後々の責任追及を恐れてハンターが銃を撃てない」という膠着状態が問題になっていましたが、この法改正によって現場が動きやすくなりました。
2. メディアで「共生」の声が減ったように感じる理由
「共生を主張する声の紹介が減った」という肌感覚も、現在の社会情勢を正確に捉えています。これにはいくつか理由があります。
〇 被害の深刻化とステージの変化: かつては「奥山にいるクマを守ろう」「山を荒らさないようにしよう」という共生の議論が主流でした。しかし、ここ数年はクマが市街地、駅前、学校の敷地、さらには家の中にまで日常的に侵入し、凄惨な人身被害が多発しています。メディアも「いま目の前にある命の危機」を報じる必要があるため、情緒的な共生論よりも「どうやって住民の安全を守るか」という現実的な駆除・防衛のニュースに偏らざるを得なくなっています。
〇 過度な抗議(電凸)への批判: 自治体や猟友会がクマを駆除した際、地域外の居住者から「かわいそう」「なぜ殺した」といった激しい抗議電話(いわゆる電凸)が殺到し、行政機能が麻痺する問題がクローズアップされました。これにより、現場の負担を無視した一方的な愛護論や共生論に対して、世論やメディアが以前よりも批判的、あるいは慎重になった背景もあります。
〇 「ゾーニング(すみ分け)」という新しい共生: メディアで言われる「共生」の定義自体が変わってきています。一律に「仲良く暮らす」のではなく、「人間の生活圏(市街地)に一歩でも入ったクマは厳格に駆除する。その代わり、奥山にいるクマは刺激せず、そちらの生息環境は守る」という、徹底した『すみ分け』をベースにした管理政策が進められています。
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