きのうの朝方からの雨は、きょうの朝になって止んだ。久しぶりの長雨だった。
毎日、自然観察(探鳥会)のベテランの方が配信される写真に、(冬には山地から平地に降りてきて群れで生活する)漂鳥の「イカル(鵤)」の姿がある。間近に迫った写真なので、その姿を図鑑で見るように理解しがちだが、フィールドでは近くに見られる訳ではない・・・でも見慣れた気持ちでいる不思議。
(本ブログ関連:”イカル”)
黒い頭上のイカルは、嘴(くちばし)が黄色く太いアトリ科の野鳥で、フィールドで、イカル(体長 23cm)>「シメ」*(19cm)>「カワラヒワ」**(15cm)の仲間をよく目にする。地上で木々の実をついばみ、群れて飛ぶ様子の写真を見て身近に感じているけれど、私ひとりで群れと出会ったら、遠くから即断できる自信はいまだにない。
(*)シメ: イカルに似ているが、体色、翼が異なる。特に頭が薄茶色。(写真・図鑑)
(**)カワラヒワ: 飛翔時、羽の白帯のとびとび模様が目立つ。(写真・図鑑)
ところで、イカルの名から、奈良県(生駒郡 斑鳩町)の「斑鳩(いかるが)の里」が浮かんでくる。実際、イカルの名は、斑鳩の地に由来していると同町サイトに解説がある。
■ 斑鳩町
「町の鳥に「いかる」、町の花に「つばき」を制定」(2022年3月14日)
ー https://www.town.ikaruga.nara.jp/0000000783.html
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斑鳩町では、町制70周年を記念して、町の花に「さざんか」に加えて「つばき」を制定するとともに、町の鳥に「いかる」を制定しました。
斑鳩の地名の由来といわれる鳥です。
斑鳩町の地名の由来はさまざまな説がありますが、この地に「いかる」という鳥が群れをなしていたという説が有名です。また、法隆寺・東大門のそばに大きなケヤキの木があって、そこに「いかる」が住んでいたという伝説も残されています。
さらに、聖徳太子が法隆寺を建てる土地を探しておられると、「いかる」の群れが集まって空に舞い上がり、ここが仏法興隆の地であると教えたためであるという伝説もあります。
今も、秋から冬にかけて、斑鳩の里に飛んできています。
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■「野鳥の名前 ー 名前の由来と語源」(安部直哉、ヤマケイ文庫)
「イカル」の項より抜粋
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・ちなみに古来「いかるが(斑鳩)」は「キジバト」を指し、「イカル」と異なるとの解説。
・鳴き声(さえずり)「キーコーキー」を「イーカールー」と聞いたろう説をとるという。
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■「庭や街で愛でる野鳥の本」(大橋弘一、山と渓谷社)
「イカル ー 大きなくちばし、黄色いペンチ」の項より抜粋
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・イカルの古名に「まめまわし」がある。
・特有の太いくちばしで、木(ヤマザクラ、エノキ)の実などを、回すようにしながら割って食べる。まるでペンチのよな力がある。
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