先日(4/7)、抜歯*した痕(あと)の抜歯窩(ばっしか:傷口)を縫合した。きょう(1週間たって)糸を抜いた。糸が歯茎をスルリと抜ける感触がして、一瞬あわてた。
(*)抜歯: 近ごろは麻酔が効くので驚くほどでないが、昔(戦後のこと)は怖かった・・・。
(本ブログ関連:”歯科治療”)
抜歯後の数日間、傷口を心配して食事に気を付けて、固いものを避けた。きょうの抜糸後、「せんべい」のようなものじゃなければ大丈夫と先生にいわれて、回転寿司屋に寄った。結局、柔らか系のものを選んだのも、まだまだ心配気味と気付いた次第。
そこで、ちょっと気になったのは、江戸時代の抜歯がどんなものだったか。例によって、Googleの生成AI Gemini に問うてみた。
■ Gemini
Q.江戸時代の歯治療で、「抜歯」するのにどんなことをしましたか?
------------------------------------------------
A.江戸時代の歯科治療は、現代のような麻酔や電動ドリルがない時代、専門の <「入れ歯師」や「口科(こうか)」> と呼ばれる医師が担当していました。
その中でも「抜歯」の手法は、現代の感覚からするとかなり独特で、驚くような手順で行われていました。
1. 道具を使わず「素手」で抜く
江戸時代の抜歯の最大の特徴は、ペンチのような金属器具をほとんど使わなかったことです。熟練の抜歯師は、なんと自分の <指先(親指と人差し指)> だけで歯を抜いていました。
もちろん、健康な歯をそのまま抜くのは不可能です。そのため、以下のような「準備」を念入りに行いました。
2. 抜歯前の「揺らし」のプロセス
一気に引き抜くのではなく、歯を支えている周囲の組織をあらかじめ弱らせる手法が取られました。
・木槌と木片: 歯に木片をあてがい、木槌でコンコンと叩いて振動を与えます。これにより歯と歯茎の間に隙間を作り、意図的にグラグラの状態にしました。
・薬の塗布: 腐食剤(塩や特定の植物の成分など)を含んだ綿を歯の根元に詰め、歯茎をわざと腫れさせたり、組織を緩ませたりすることもあったと言われています。
3. 麻酔なしの施術
当時は現代のような局所麻酔薬はありません。
・痛みへの対処: ほとんどの場合、患者は痛みに耐えるしかありませんでした。気休め程度に「梅干し」を頬張らせたり、強い酒を飲ませて感覚を鈍らせたりすることもあったようです。
・出血の処置: 抜いた後は、焼酎(アルコール)で消毒したり、塩水を口に含ませたりして止血を行いました。
4. 抜歯の専門家:入れ歯師
意外なことに、抜歯を最も得意としていたのは「入れ歯師」たちでした。彼らはツゲの木などを削って精巧な木製入れ歯を作る職人でしたが、新しい入れ歯を合わせるために邪魔な残根を抜く必要があり、その過程で抜歯技術が発達しました。
江戸の町中では、見世物小屋の近くなどで <「歯抜き」のパフォーマンス> をして客を集める興行師(有名な人物に長井兵助などがいます)も存在し、一瞬で歯を抜く早業を披露していました。
------------------------------------------------
また別の質問(抗生物質もない環境でどのような薬品=植物を使った?)について、次のような回答を得た。
------------------------------------------------
炎症を抑える・殺菌するための植物
抗生物質がない時代、傷口の化膿を防ぐために使われた、比較的「穏やか」な部類の植物です。
・キハダ(黄柏 / おうばく、落葉高木): 樹皮を乾燥させたもので、ベルベリンという殺菌・抗炎症成分を含んでいます。現代の胃腸薬などにも使われますが、当時はこれを煎じて口をゆすいだり、粉末を傷口に塗ることで「膿(うみ)」を防ごうとしました。
・ドクダミ(十薬 / じゅうやく): 「膿出し」の薬として有名です。抜歯した跡が腫れた際、生の葉を火で炙って柔らかくしたものを頬に貼り、膿を吸い出そうとしました。
・山椒(さんしょ): ピリリとした刺激成分「サンショオール」には局所麻酔に似た効果と殺菌作用があります。歯が痛むときに、実を直接噛んだり、粉を詰めたりして痛みを紛らわせていました。
------------------------------------------------