関東甲信にけかて、すでに「梅雨入り」したと気象庁から発表(9/7)されているが、
雑節できょうが「
入梅」であり、「田植えの日取りを決める」重要な日という。
梅雨にちなんで梅酒作りがある。二十四節気の「
芒種」(6月6日 ~ 6月20日)を3つに分けた七十二侯の「末候」は、<梅> に着目して、「6月中旬〜下旬の
完熟梅を使って、『芳醇でフルーティー、コクのあるまろやかな梅酒』に仕上げる」といわれる。(一般の梅酒作りには青梅を使う)
子どものころに母が作ったのは、梅の実と氷砂糖だけのシロップだった。暑い夏に、氷水に混ぜて飲んだとき、シロップだけを飲んでみたい誘惑にかられたものだ。それは、カルピスの白くて濃いい瓶詰のシロップに対して、あるいはさくらんぼの缶詰のときもそうだった・・・ つまみ食いして悟ったのは、実際はそうでもないということだった。
ちなみに、雑節は次の9つがある。
■ 雑節(Gemini による)
| 雑節(ざっせつ) | 時期(目安) | 内容・意味 |
| 節分(せつぶん) | 2月3日頃 江戸時代以降 (立春の前日) | 季節の変わり目。邪気を払うために豆まきを行い、恵方巻を食べる習慣があります。 |
| 彼岸(ひがん) | 3月・9月の春分・秋分を挟む7日間 | 先祖供養をする期間。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、季節の節目となります。 |
| 社日*(しゃにち) | 春分・秋分に最も近い「戊(つちのえ)の日」 | 生育した土地の神(産土神 うぶすながみ)を祀る日。春は豊作を祈り、秋は収穫に感謝します。 |
八十八夜 (はちじゅうはちや) | 5月2日頃 (立春から88日目) | 本格的な農作業(茶摘みや種まき)の目安となる時期。この頃に摘んだお茶は縁起が良いとされます。 |
| 入梅(にゅうばい) | 6月11日頃 (太陽黄経80度) | 暦の上での梅雨入り。農家にとって田植えの時期を決める重要な節目でした。 |
半夏生 (はんげしょう) | 7月2日頃 (夏至から11日目) | 農作業を終える目安の日。関西ではタコ、福井ではサバなどを食べる風習があります。 |
| 土用(どよう) | 各季節 (立春・立夏・立秋・立冬)の前約18日間 | 季節の変わり目で、体調を崩しやすい時期。特に夏の土用(丑の日)には鰻を食べることで有名です。 |
二百十日 (にひゃくとおか) | 9月1日頃 (立春から210日目) | 台風が襲来しやすい時期とされ、農家が警戒する厄日(やくび)の一つです。 |
二百二十日 (にひゃくはつか) | 9月11日頃 (立春から220日目) | 二百十日と同様に、台風の襲来や強い風に警戒が必要とされる日です。 |
(* )社日: 上表のなかで、「社日(しゃにち)」について、あまり縁がないように思われるのは、郷土(生まれた土地)の守護神への意識が、とりわけ都市部で見られないせいだろう・・・もちろん、地域によって郷土意識が十分残っているところはあると思うが。
雑節は、郷土との絆を持たせる大切な知恵(季節観)と思う。郷土を慕い思い返す歌が、NHK「みんなの歌」から見られなくなりつつあるのは残念。