最近の物価高騰に驚く*。平等なビジネスで社会が成り立っていて、誰もが互いに利害関係にある以上はしょうがないにしても、メディアがこの値上げの風潮について「便乗値上げ」という言葉を使って解説することはほとんどない。民放テレビは、スポンサー(番組提供企業)を敵に回すことができないからだ。
(*)ラジオで、海外暮らしの長い人が久し振りに帰国して、大好きだったコンビニのおにぎりが高騰しているのに驚いていた。
この一年で、物価は驚くほど上昇し、今後も進むだろう。世間は、給料が上がったので納得しているように見えるのだが。一方、歳をとると、むかしの価格で判断してしまう。同時に値上げの口実も見えて(見透かして)しまう。業者(企業)は乗り遅れると、自分も物価上昇の渦に巻き込まれる、防御のためでもあると・・・。
経済基盤が違うとはいえ、欧米の価格帯に至るまでの高騰の言い訳を次つぎ繰り出すことだろう。
テレビで、苦しそうに言い訳をするのを見聞きしていつも思う。一度値上げしたら、将来、原料費、交通費、労働人口・・・いずれが回復しても、あらためて値下げ**するつもりはないだろう。商機とは、いかなるタイミングもチャンスなのだから。
(**)テレビのニュースで、コンビニ各社がおにぎりの値下げを発表しているが、そもそも価格が昔と違う。
モラルはどっちにも転ぶもので、戦中・戦後の食料不足に悩まされた人々は、「買い出し」に農村を巡ったり、「闇市」で物交(物々交換)した。マッチにいたるまで配給制度があり、地元のボスが差配していた。そんな時代があったことも忘れて、呑気なものだと思う。
配給制度について、ネットにいろいろな資料がある。なかには、旧ソ連時代の配給は無償だったと記述しているものがあるが、ロシア革命直後を除いて各時代とも有料だったし、質の悪いギリギリの品だったという話もある(Gemini)。