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2025年3月15日土曜日

柴又帝釈天の木彫

きのう、「満月」(15時55分に迎える)の観察を忘れた。昨年(2024年)の満月は3月25日だったが、お月さまと太陽の巡りは違うため、時期がえらく離れていて、同月同日に重なるわけでない。

昨晩は天気がよくて、満月がよく見えたようだった・・・ 過ぎて惜しみ、忘れたことを後悔する。

(本ブログ関連:”3月の満月(ワーム・ムーン)”)

ところで、深夜にTOKYO MXテレビ(MX2チャンネル)の「ヒーリングタイム&ヘッドラインニュース」(13:55~14:00)を寝つきに何気に見ることがある。毎回いろいろな景観(工業地帯や寺院など)を背景に、画面の下側にニュースを字幕にして横向きに流す*古風な番組だ。
(*)字幕にして横向きに流す:「ロールテロップ」というそうだ。

そのなかに或る寺院が登場する。拝殿の壁面にはめられた木彫が気になる。透かし彫りなのだろうか、大きな木板に奥行きのある表現をして微細に(空間を余すところなく)彫り進んでいる。
他の画面に「矢切の渡し」があったように見えたので、もしかして葛飾の「柴又帝釈天」**で有名な寺院ではないかと想像した。渥美清の「フーテンの寅」***が主人公の映画「男はつらいよ」でお馴染みの舞台だ。
(**)柴又帝釈天: 経栄山題経寺(きょうえいざん だいきょうじ)と号するそうだ。
(***)寅さんのお馴染みのせりふ「私生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します」。


まさに直近、その思いを満たしてくれるYoutubeが登録されている。

■ Youtube(登録: 山田五郎 オトナの教養講座)
「【彫刻の寺!葛飾区・柴又帝釈天ロケ】細密&立体感に感動!超絶技巧の彫刻に込められた震災への思いとは?そして柴又帝釈天の彫刻は日本の...」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=9PyLKeFWlqg

山田氏の代わりに番組アシスタントのウリタニさんが現地を訪問して、当地、葛飾区主査学芸員 谷口栄氏にインタビューしながら、寺院の景観・立地の紹介、および木彫作品の解説を受けた。谷口氏の説明が実に素晴らしい。山田氏も絶賛している。

暖かくなったら、柴又の町を散歩して、団子を食って、その足で帝釈天を参拝したい。もしかしたら、境内で佐藤蛾次郎のひょうきん役の寺男と、笠智衆のおっとり役の御前様に出会えるかもしれない。