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2024年6月4日火曜日

昼の自然観察園

夜の7時過ぎ、遠くで雷鳴がした。山の影のように轟きを変化させ、間をおいて繰り返しながら近づいてきた。小雨を従えていたらしい、雨音が始まった。ときどき雷鳴がゆるりと、そしてだらだら響いた。雨雲の移動に伴う現象だろう。

昼間、おおかた快晴で、日射しがカラッとして過ごしやすかった。そこで、公園併設の「自然観察園」へ出かけた。人影はちらほら、賑わせたのは雑草ばかり。「ドクダミ」が勢力を増している・・・ 観察園を支配するのではないかと気になるほど。

園の入口にある掲示板は、月ごとに推奨の草花写真を地図上にプロットしている。ざっと見渡して、今月は地味なようである。とはいえ、掲示板横に配置の(今月の)「花だより」(見ごろの花一覧と観察順路図を記載)を手に園内(西側)を巡った。

ユキノシタの花(写真左)、ヤブヘビイチゴの実(写真中央)、ムラサキシキブの花(写真右)
・子どものころ、切り傷に効能があると教わった「ユキノシタ」の丸い葉の間から伸びた、細い枝先に白い花を咲かせている。下向きに2つに分かれた花弁は思った以上に小さい。草むらに、葉を見つけるのが先だった。
・観察順路の脇に生えた雑草の影から、「ヤブヘビイチゴ」の赤い実が顔をのぞかせた。そのなかでも、大きな実を見つけ撮ってみた。実に見事なサイズだったので、思わず食べてみたくなるほどだった。
・園内を巡った終り方、掲示板近くに戻って来たとき、落葉低木の「ムラサキシキブ」に淡紅紫色の花が咲いていた。秋の丸い紫の実もそうだが、初夏の花もかわいらしく、紫式部の名を思い出して惹き付けられる。