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2026年3月10日火曜日

雪、冬に逆戻り、 野烏(のがらす)の腹に蹴(け)て行く春の水(稲津祇空)

PCばかり見ていたため、雪が降っていたのに気付かなかった。

朝方、電話があって、きょう予定していた訪問に雪道は大変だろうということで、スケジュールを延期していただくことになった。

いそいで家の前の通りを覗いたところ、雪が積もっているではないか・・・これから振り積もるかもしれないと思った。まさに、寒の戻り・・・冬へ逆戻りだ。
ー きょうの日付にかわってなお、気温は下がり続けた。(3/9:24時 5.4℃ → 3/10:08時 0.6℃

とはいえ、いずれ雪がとけ、崖線の湧水となって公園の小川に注がれるだろう。

ところで、公園には、「カラス」が多くてある意味、傍若無人である。春先の繁殖期には気性もあらあらしくなる。そんなわけで、対策としてトラップが設けられているほど。
そんなカラスは、小川の水が温むと水浴びする。

今度は第十巻、「第十  折々のうた」(大岡信、岩波新書)に、江戸前期の俳人、稲津祇空(いなづ ぎくう、寛文3年:1663年 ~ 享保18年:1733年)の句が載っている。談林派から、やがて其角の門人となり、先師芭蕉の蕉風に傾倒し、作風を固めたとのこと・・・新書「 折々のうた」で、著者は <静かに物象を見つめてその内懐に入る作風を一人追及した>と。まるで、俳諧史をたどるよう。

(本ブログ関連:”折々のうた”)
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野烏(のがらす)の腹に蹴(け)て行く春の水
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ー 雪どけの水かさが増す「春の水」の小川のなか、カラスの腹を蹴るように、キラキラ水しぶきが反射している・・・そんな光景を想像する(公園の小川は、見下ろす位置にあり、水面がいつも輝いて見えるので)


生成AIの ChatGPT は、この句のなかの其角と芭蕉らしさを次のように区分けしている。
      要素                         出所
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・蹴て行く(発想)        | 其角的 |
・写生の情景                 | 芭蕉的 |
・余計な技巧の少なさ     | 芭蕉的 |
・軽い滑稽                  | 其角的 |
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(参考: Google Labs)
時代主な流派・動向特徴・キーワード中心人物
室町時代連歌(575-77の連句) 滑稽・娯楽性を取り入れる飯尾宗祇
江戸前期貞門派和歌・連歌の規律を重視。言葉遊びや滑稽さを追求松永貞徳
江戸中期談林派貞門の制約から自由な発想、軽口、遊戯性へ。日常語西山宗因
江戸中期蕉風談林の軽薄を正し「さび」「しおり」の芸術性確立松尾芭蕉
江戸中期蕉門十哲芭蕉の弟子たち(其角、嵐雪、去来など)芭蕉門下
江戸中期美濃派蕉門十哲の一つ(全国的に最も広まった派)各務支考
江戸後期与謝蕪村・新風芭蕉復帰を掲げ、絵画的な美を追求与謝蕪村
江戸末期小林一茶人間味、生活感、擬人化小林一茶
明治初期明治俳諧(停滞期)形式化し、俗物化-
明治中期俳句改革(子規)「俳諧」から「俳句」へ。写生正岡子規