夕方までと予報された小雨が、昼過ぎ思いのほか早くあがった。気温も穏やかで、早春の厳しさはない。それでもストーブの温もりが、輻射が、赤外線が恋しくて、点けたり消したりする。本当にわがままなことだ。
春の雨には、濡れて寒いようで、それでも構わぬ、そんな気にさせるものがある。雨を忘れさせるものがある。イ・ウンハ(이은하)の「春雨(봄비)」(1979年、作詞:イ・ヒウ、作曲キム・ヒガプ)は、そんな春雨に再会を歌う。心を濡らす深くせつない旋律が、想いを手繰り寄せる、ハスキーボイスがたまりません。
(本ブログ関連:”イ・ウンハ”)
春雨に去ったひと、春雨に濡れて戻ったよ
あのときは、あの日には、笑って別れたが
今日このひととき、今日このひととき
あまりに惜しく
互いに涙で、窓を見るよ (あ~あ~あ)
春雨に戻ったひと、雨に胸濡らすよ
(以上繰り返し)
(Youtubeに登録のsoya iに感謝)