盛夏を過ぎて、秋になると、なぜか急におとなしくなる。風の音に驚き、夏の思い出にふけるというわけだ。
エアコンはまだよい、冷風から暖風に変えれば、一年を通して部屋の中に身の置き場があるのだから。しかし扇風機はどうだ。あれほど節電に寄与して、廻りに持ち上げられ、店頭から姿を消すほどの人気だったのに。役目が終われば、押入か納戸に置かれるのを待つだけだ。秋はさびしいねえ。
ところで、扇風機が風力を発揮するのためには、羽についた汚れ(埃)が大敵である。きちんと取り除く必要がある。
・今年の夏の初めに、しばらく振りに小さなクリップ扇風機を使ってみたところ、風がさっぱり吹いてこないのだ。そこで、羽に付着した汚れをていねいに洗い落としたところ、驚くほど立派に風が吹いた。・・・インターネットのどこかで、流体力学的な説明はないだろうか。船舶のスクリューのメンテナンスも同様なのでは。