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2011年6月28日火曜日

誰かがサズを弾いていた

先々月、先月、NHKの番組「みんなの歌」で放送された「誰かがサズを弾いていた」(歌:ヤドランカ、作詞:友利歩未、作曲:ヤドランカ)は、抑制の効いたヤドランカの歌声が、シルクロードに続く夢の世界を聴かせてくれる不思議な歌だ。
タイトルにあるサズ(Saz)とい金属弦の撥弦楽器の音は、ここでは(実際に使っていると思うのだが)哀愁に満ちた旋律を外側から支えている。
緩やかな歌声に誘われて、次第に遠くあるシルクロードの小国のオアシスで、緑眼の胡姫が舞う宴を抜け出て、ラピスラズリの天空に瞬く黄金色の星々の下、城外にサズの音を聴く幻想に浸ることができる。

でもそれは極東の梅雨の空、勝手に空想しているだけで、実際のサズは、残響や間をとるというより、せわしく奏でるように聞こえる・・・。

(Youtubeに登録のcimbalcinta、tas715ohiraに感謝)


★★★★★ 孫娘が、父親の腕の中で安心して、カメラに向かって眺めている写真が届いた ★★★★★