小金井公園をぐるりと廻りながら、今晩韓国語教室のまとめテストに向けて、ICレコーダー*に収めた会話を聴く。
(*)CD収録の会話をMP3に変換して携帯デジタルプレイヤーに収めればよいのだが、面倒なのでパソコンで再生した音を、ICレコーダー直付け録音した。やってることはアナログである。
公園の木々は、赤・黄色に染まって秋を演じている。手入れの届かない公園奥の木立の下には、枯葉が積もっていた。
太陽が雲に隠れると急に辺りがヒンヤリとしてくる。客もまばらな公園売店前にあるテーブルで、熱々のおでんを食う・・・温まるねえ。まあ、こんなわけだから語学の勉強もはかどらない。
当地は野川崖線がぬっているため当然坂道が随所にあって、教室の往復に利用する。西武多摩川線をはさんだ「二枚橋の坂」は、旧坂の方が傾斜が急であり、帰りに少々しんどい。おまけに、今晩は秋の風も吹き抜けて寒いのだ。そんな坂道を上がっていたら、腰ほどの木立の中から子猫の泣き声がする。この冷え冷えした夜、何かを求めて呼んでいるような気がした。けれど、芭蕉の「野ざらし紀行」にある、あのいたたまれぬ句を想起しながら坂道を上りきってしまった。
ところで、テスト結果は・・・轟沈でした。