KBS WORLD放送の「国楽の世界へ」は、昨年の先週水曜日(12/28)に、人物シリーズ8回目として伽耶琴(カヤグム)散調(サンジョ)および併唱(並唱、ビョンチャン)の芸能保有者として指定されている安淑善(안숙선、1949~)が紹介された。
(PlayDBによると、見た目は小柄で弱い花・・・その小さな体でどうやってあんな力強い声が出るのか不思議なほどだ・・・とのこと。)
安淑善の生い立ちについて、国楽一家に生まれて、自らもその道を極める名人となった一人との紹介から始まった。
▼安淑善による(全羅道地域の)南道民謡「糸車打令(물레타령)」を聴く。明るく元気のよい糸繰りだな。ところで、糸車の回る音は、ピンピンだったり、ウィンウィンだったり、ウェンウェンだったり・・・いろいろバージョンがあるような。
次のように安淑善のプロフィールが紹介された。
・1949年、全羅北道の南原に生まれる。一族に多数の国楽の芸能保有者がいた。
・1986年から、今に伝わる5つのパンソリを順にフルバージョンで舞台で発表。
・以降、パンソリ(歌)から伽耶琴並唱(歌と演奏)へとレパートリーを広げる。
▼安淑善によるパンソリ「フンボカ(흥보가)」をアレンジした曲「フンボカうれしと(흥보가 좋아라고)」を聴く。・・・コラボレーションの魔術といいますか。
▼安淑善による伽耶琴併唱「タンカ、湖南歌(단가 호남가)」を聴く。湖南の景色を姉妹の息の合った活き活きとした歌声で。