肌寒い雨降りが続いたと思ったら、昨日今日と陽射しの強さに驚く。いささかうんざりする。元来寒いのは苦手、だから冬より夏の方がよいといったものの、この暑さには閉口する。
豪雨を「バケツを引っくり返したような」という表現があるが、今日の暑さを何としょう。韓国語教室でおじさん同士で話し合ったが、「じりじりと暑い(熱い)」だろうということになった。
わたしとしては、「いか(烏賊)」をプレスに掛ける「姿焼き」の暑(熱)苦しさ何んてどうだろうかと思った次第。電熱プレス機に、高熱と強圧力で上下から挟まれた様子が浮かんでくる。プレス直後、一瞬にして沸騰し、悲鳴のような音を出しながら蒸気を放ち固まる。この拷問から解放されたとき、いかはあっけない煎餅の形になっている。
暑い夏の陽射しに思いついた、いかの姿焼きに人生を感じてしまう。とはいえ、いかの煎餅は、独特で懐かしい香りがするし、駄菓子風の味わいがなんともいえず楽しい。
陽射しに悩んだ末、猛暑も満更悪くないといった結論に落ち着かせよう。
(Youtubeに登録の透森に感謝)