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2016年3月7日月曜日

(雑談) 過去10年間で韓国人に最も人気のあった小説家

東亜日報の記事、「ベルナール・ウェルベル、10年間韓国で最も愛された小説家」(3/3)は、ソウル大手書店の教保文庫が発表した「私たちが愛した小説家」(2/19)のレポートを次のように要約して報じた。(抜粋・加工)

上位をフランスと日本の作家が占めているのが特徴。フランス作家のB.ウェルベル、G.ミュッソともに日本での人気はいかがだろうか。ジャンルに(日韓読者の)好みの違いがあるのかもしれないが、専門家の評論を聞きたいところだ。
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・フランス作家「ベルナール・ウェルベル」(베르나르 베르베르、Bernard Werber)が、この10年間韓国で最も愛された小説家であることが分かった。

・<教保(キョッポ)文庫>は、2日、2006年から昨年(2015年)まで小説分野の累積販売量を分析した結果、
① 「蟻」、「脳」、「木」などの「ウェルベル」(仏)の本が最も多く売れたと明らかにした。
② 「村上春樹」(日)
③ 「東野圭吾」(日)
④ 「7年後」、「セントラル・パーク」などを書いたフランス作家「ギヨーム・ミュッソ(Guillaume Musso)」(仏)は4位だった。

⑤ 「申京淑(シン・ギョンスク)」(韓)が5位になり、
⑥ 「金辰明(김진명、キム・ジンミョン)」(韓)6位、
⑦ 「孔枝泳(공지영、コン・ジヨン)」(韓)7位が後に続いた。
⑧ 「パウロ・コエーリョ」(ブラジル)、
⑨ 「趙廷來(조정래、チョ・ジョンレ)」(韓)、
⑩ 「ジョアン・ローリング」(英)

・1981年から35年間、年間小説ベストセラー20位を分析した結果、計700の作品がリストに上った。
① 最も多いベストセラーを出した作家は、「李文烈(イ・ムンヨル)」だった。「若き日の肖像」、「ひとの子」、「墜落するのは羽がある」など13作品が23回ベストセラーになった。
② 2位は「村上春樹」で、「ノルウェイの森」、「1Q84」など7作品が21回ベストセラーリストに入った。
③ 3位は「コエーリョ」だった。
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教保文庫発表 <10 年間の累積販売作家の順位/作家名/国籍>


(付記)
ネットで、B.ウェルベルの「蟻」三部作を求めたが、揃うと随分と厚い・・・時間もあることだし。

(追記)
朝鮮日報、「【社説】一冊でも本を読んだ人(成人19歳以上)が65%にしかならないなんて」(3/8
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・文化体育観光部が発表した「2015年国民読書実態調査」で、昨年一冊でも一般的な書籍を読んだ人の割合である成人読書率が65.3%に過ぎなかった。
・現在28.2%に過ぎない大人の公共図書館の利用率・・・
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なお、「2015年国民読書実態調査」に付表の、2013年OECDの「平均読書率」調査(21カ国、15歳以上の国民のうち1年に1冊以上の本を読んだ人の割合<電子書籍と漫画を含む>)では、74.4%となっている。