以前、教室でカラオケが話題になり、イ・ソンヒの「Jへ」を歌うと言った(言ってしまった)。まっ、それも勢いでのことだが。(もちろん、カラオケでの評価を別にして、「冬哀傷」も「五月の陽射し」も歌っている)
歌を楽しむのに、カラオケで歌うのもよいが、聴いてこそ、その美しさにひたれるものがある。イ・ソンヒの「愛が散るこの場所(사랑이 지는 이 자리)」(1988年、作詞・作曲:ソン・シヒョン)は、まさに聴くための曲かもしれない。
(本ブログ関連:”愛が散るこの場所”)
幸いYoutubeで、彼女が若い頃にどう歌っていたかを(観客の女学生の嬌声を含めて)古い映像で知ることができる。そして、人生を重ねることで、それがどう変遷したかも知ることができる。2004年の20周年コンサート、2014年の30周年コンサートと経て、その美しさは深く厚みを増しているのに気付く。観客も自身の人生をもう一度読み返しながら耳を傾けたことだろう。
「愛が散るこの場所」
花びら舞い散るとき、あなた目覚めないで
あれほど美しかった、花びらだったじゃない
愛が遠のくとき、あなた黙って去るのですか
あれほど愛した思い出が、壊れるのか恐わくて
*愛が散るこの場所、思い出だけ悲しくて
あなた目覚めないで、涙見せたくないのよ
私が恋しいとき、あなた帰ってきてもいいわよ
あれほど愛した昔に、戻りたいです
(*以下繰り返し)
(Youtubeに登録のO TWOに感謝)