先日の強風は、春一番になり損ねたようだ。立春以降に吹く、「初めての南寄り(東南東から西南西)の強風」しか春一番に当てはまらないのだから。
二十四節気の第一番目に当たる立春の今日は、春の始まりである。
今日は静かな日だ。風音もしなければ、空にこもる街の騒音も不思議なほどにかすかだ。ときたま地元飛行場の着陸コースをゆるゆるとたどるプロペラ機のエンジン音が聞こえるくらい。
春の陽射しにぬるむご近所の駐車場で、薄茶色の猫が車のタイヤに向かって尻尾をゆらゆらと振っていた。そばを通り過ぎるとき、何事かと車の下側を覗くと、身をくねらせて白い腹を少し見せるように横たわっている猫がいた。春のきざしに誘われて、生き物たちは正直に活動を始めたようだ。
(本ブログ関連:"立春")
ところで、今週の水曜日に雪が降るって・・・今度は、まじめに雪掻きしなくちゃ。