KBS WORLD放送の「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/14)に、人物シリーズ6回目として日本の篳篥(ひちりき)とよく似た管楽器ピリ(觱篥:피리)の名人鄭在國(チョン・ジェグク、정재국:1942年3月10日~)が紹介された。
ピリという楽器については、以前の本番組(6/1)でも紹介されているが、次のように復習した。
・韓国を代表する管楽器で、竹で作られ、本体部分に8つの穴が開けられた縦笛。
▼鄭在國のピリ独奏による(霊山會相)の「上霊山(相霊山、상령산)」を聴く。余韻をもってピリが伸びやかに響く・・・どこかで聞いたような。
次のように鄭在國のプロフィールが紹介された。
・1942年、忠清北道鎮川に生まれる。
・1956年、国立国楽院併設の国楽士養成所に入所。
・1972年、史上初めてピリ独奏会を開く。
ピリの完成につとめておられるようだ。
▼鄭在國による、ピリの音色を人の声で真似て歌う口音(구음)「壽齊天(수제천)」を聴く。元々、宮中の音楽のようで・・・ゆたりとして。
▼鄭在國による、鄭在國流ピリ散調の中から「チ(ジ)ュンジュンモリ」を聴く。アップテンポでピリが奏でられる。やはり、この響きの方が親しみやすいかな。
★ 孫娘-2枚 ★