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2011年12月18日日曜日

東洋文庫ミュージアム

駒込の六義園(旧柳沢吉保の庭園)にほぼ隣接するように、東洋文庫がある。同文庫は、東洋にかかわる和書、漢書、欧文書などの書籍資料を収蔵している。東洋史の専門家にとっては、大切な図書館だろう。また一般のために、教科書などで目にしたことがある史料の実物に対面できる場所として、2011年10月に、東洋文庫ミュージアムが設けられている。今日、東洋文庫ミュージアムを観覧した。

東洋文庫は、1917年に財閥によって設立されたが、太平洋戦争の結果、財閥解体のためしばらく国会図書館、ユネスコ東アジア文化研究センターに併置されていた。2003年に、独立して現在の姿(旧財閥系の支援を受ける)になったようだ。

東洋文庫ミュージアムの薄明かりの2階に、モリソン書庫がある。3階まで吹き抜けの壁一面に、東洋に関する重厚な背表紙の書籍が並んでいて圧倒する。
企画展示では、辛亥革命百周年を記念した「激動の近代東アジア」の展示があり、魯迅、孫文、蒋介石、毛沢東などの自筆の書や文書を見ることができる。

文庫員の方による館内ガイドがあり、30分超の1時間をかけて解説いただき、貴重な知の宝庫を観覧することができた。甲骨文字から、巨大な広開土王碑拓本、マリー・アントワネット所有の東洋に関する小型本など珍しいものを目にした。

ところで、東洋文庫といえば、平凡社の東洋文庫を思い描いてしまう。こちらは、東洋の古典から芸能まで網羅した、良心的な出版社による歴史叢書である。朝鮮(韓国)関連の本も多数見つけることができる。

さて、東洋文庫ミュージアム観覧の終わりに併設のレストランに寄って、SOL!VEスターの流星群観察でお馴染みの、バシ、マドモアゼルアイリーン両氏が飲み干している、(旧財閥系の)「小岩井農場の飲むヨーグルト」をいただく。酸っぱ味がなく、とろりとした濃いミルクといった感じだ。結構ヘビーである。


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孫娘-1枚