YOMIURI ONLINEの記事「NASAの衛星は太平洋に落下か」(9/24、ワシントン=山田哲朗)によれば、NASA上層大気調査衛星「UARS」はようやく地表に落下したと、次のように報じている。
・米航空宇宙局(NASA)は24日未明(日本時間24日午後)、寿命を終えて地球を回っていた大気観測衛星(UARS)が、米東部時間23日午後11時23分から、24日午前1時9分(日本時間24日午後0時23分から午後2時9分)の間に大気圏に再突入したと発表した。
・正確な落下場所は不明。この時間帯の軌道はカナダやアフリカ上空が含まれるが、太平洋上に落下した可能性が高いとみられる。
祈りが通じたのか、UARSは幸い人のいない太平洋に落下した可能性が高いとみられている。これで一安心。ただし、残念なことに、宇宙に漂う多数の宇宙ゴミ(スペースデブリ)の中には、これからも大気圏で燃えきれず地上に落下するものがあるだろう。
後始末を考えない技術は他にもある。技術は、時代と社会の産物で、それを超えることができないのだろうか。