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2011年7月18日月曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 長短(チャンダン) 〔続〕

先週、水曜日(7/13)放送の、KBS WORLD「国楽の世界へ」では、前回に続いて、リズムの長短(チャンダン:장단)のなかでも、<セマチ(세마치)チャンダン>、<クッコリ(굿거리)チャンダン>について解説が加えられた。民謡に使われるリズムということで、興味がますます強くなる。感謝。

<セマチチャンダン>
アリラン아리랑)」に使われているリズムで、「3拍子が3回続く」。(今回、言葉によるリズム表現の口音「ドク」、符号「|」が追加 されたが、打ち方が不明)

(参考)KoWikipediaによれば、少し早い3拍で、(洋楽では)通常”9/8拍”と書く。

▽(解説用の)セマチチャンダンの「アリラン」を聴く。チャングのリズムと「ア~~」・「ァ~リ」・「ラン~」の歌とが一致しているように聞こえるが・・・。
▼イ・チュニによるセマチチャンダンの「アリラン」(京畿民謡)を聴く。ゆったりと穏やかな感じがするものの、セマチチャンダンのリズムを意識して、手拍子を打つと・・・手がもつれて・・・難しい。

▽(解説用の)「珍島アリラン」(南道民謡)を聴く。力強く、踏み固めるように歌う。チャングの音が明瞭で、リズムは聞き取りやすい。
▼チョ・コンレによる「珍島アリラン」を聴く。伴奏のない歌声だけの魅力がある。次第に引き込まれていく。

<クッコリチャンダン>
「クッコリというのは、韓国の民間信仰で様々な占いやお払いなどを行うムーダン(巫堂:무당)という職業的宗教者が行う巫俗(フゾク:무속)儀式のことを指」していて、「この儀式をする際に演奏されたチャンダンがこのクッコリチャンダン」とのこと。民俗的な、宗教的な表現なのだろう、映像で肩を揺らしながら踊るのをよく見るが、そのことなのだろうか。

▼チョン・テリョン名人による「チャンブタリョン」を聴く。いつまでも終わることな縫うように軽快な調子が続く。

(参考)KoWikipediaによれば、セマチチャンダンとともに最もよく使われる12拍で、(洋楽では)”12/8拍”と書く。

(参考)「フォークギター教室(포크기타교실)」のギターによる洋譜解説。感謝。
セマチチャンダン
クッコリチャンダン