2009年の七夕は曇天、2010年の七夕は小雨だった。今年の七夕は、昼間晴れの陽ざしから夕方には雲がたれこめる空に変わった。しかし今年の七夕は、もっと大きな変化がある。誕生して調度4ヶ月目の孫娘が加わったのだ。
今年も、地元農協の経済センターで入手した笹竹と、折り紙で作った短冊を用意して、準備万端、孫たちの家に向かう。夕食をご馳走になって、七夕の飾り付けをする。めいめい、短冊に願い事を書き、笹竹に結わいてもらった。
ところで、天の川をはさんで、牽牛と織女の男女が出会う、ロマンチックな七夕の夜であるが、わが孫たちはせわしい。2歳4ヶ月の孫(兄)は、短冊に次々とサインペンで書き込むし、孫娘(妹)は抱っこするたびなぜか泣かれる。
居心地のよさに、ついつい長居してまい、あわてて帰宅する。帰り際、孫は「グー」とばかりに親指を立てて見せた。いつまでも、バイバイの声が聞こえた。
帰り道、空を見上げると、重い雲が薄く赤ずんでいた。
(本ブログ関連:”七夕”)