龍角散は、仁丹や太田胃散に通じる懐かしい漢方薬だ。小さじですくうと、まるで煙のように薬粉が舞う龍角散のCFに、イ・ソンヒが登場していたことを先日(11/17)記した。
ブログ「日本へ食べに行こう(일본에 먹으러가자.)」では、その龍角散が顆粒(細粒)になって、分包を振ると音がすることを問わず語りしている。当然、イ・ソンヒのCFも載っていて、次のように述べている。
・どことなく奥ゆかしい(有名人モデルによる)証言式広告(증언식광고)ですね... だが、当時の薬広告が大部分こういう感じでした。
ところで、龍角散は同社の沿革によれば、江戸中期に秋田・佐竹藩の家伝薬として伝えられてきたとのこと。関ヶ原の合戦のいきさつから江戸初期に、佐竹氏は常陸から秋田に転封されたが、その際、常陸に抱えていた沢山の金山をつぶしたということを聞いた。また秋田においては、秩父鉱山に関わったとされる平賀源内を通じて、秋田蘭画の勃興がある。どうやら佐竹藩は、伝統的に本草学(博物学)の気風があるように思える。
(追記)
スポーツ韓国の記事「イ・スンギ、3時間にわたって沸きたつ」(11/21)によれば、本日の「2010 イ・スンギ希望コンサート」にて、イ・ソンヒが「僕のガールフレンドは九尾狐」のOST「狐の嫁入り(여우비)」を歌った。