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2024年4月27日土曜日

野鳥観察(66)

早朝、野鳥観察(探鳥会)へ出かける。昨晩の天気予報では、きょう午前中は <折りたたみ傘> のマークで <降水量0> だった。家を出ると、路面が黒く濡れ、顔面に小雨があたった。もしかして、雨天中止になるかもしれないと危惧しながら公園へ向かった。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

集合場所に集まった仲間は、小雨のせいで開催を危ぶんだが、30分もすれば止むはずという幹事さんの一言で開始した。フィールドを進むうち、小雨の中をおして後から三人、一人、一人と順に加わり、集団が膨らんだ。幸い雨は途中で止んだ。

きょうの公園で目についたのは、まず、樹々の葉が繁り緑が深く、そして濃くなっていることだ。一部の木陰は、光を通さぬほど葉が厚くなって、コンスタブルの描く泰西名画のように重い。次に、小川に沿った「ハナミズキ」の並木道を、「ツツジ」が紅紫色の花で飾っている。今が見どころだろう。

今回も会長やベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラ写真で確認・整理したものから、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ジジュウカラ: ベテランは、鳴き声から幼鳥を話題にした
・ヒヨドリ: 林間に入れば、群れの鳴きかわす声が響き渡る
・ツグミ: 小さな広場にある遊具下の砂地を歩き廻っていた(下記写真)
・メジロ: 指摘され耳を傾ければ、チュリリリの声を聴いた
・ドバト: 見上げると、高圧線に間隔を開けてとまっていた
・キジバト: 道ばたにいる姿を撮ったけれど、ぼやけていた
・ウグイス: 見事にホーホケキョの鳴き声を聞かせてくれた
・モズ: 観察会の終わり、原っぱに立つ樹上にいるのを撮影(下記写真)
・ツバメ: 終了場所の、雨の止んだ空を高く2羽が飛翔した
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・アオサギ: アオサギとカルガモのそれぞれ2羽が、前後に編隊して飛んだ
・カルガモ:(同上)
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・クイナ:(観察会終了後)小川の中に1羽いるのを仲間が見つけた


ツグミ(写真左)、モズ(写真右)
・野鳥撮影が全く不作で、いつも馴染みの「ツグミ」ですらブレブレ画像になった。
・終了場所間際、「モズ」が間近に見えた。かろうじてカメラにおさめることができた。


観察の途中、道ばたにいろいろな野草があり、会長から特徴についてヒントをいただいた。下記写真について、ネット情報(Wikipedia 他)などを含めて整理してみた。

カキネガラシ(写真左)、カラスビシャク(写真中央)、ヘラオオバコ(写真右)
●「カキネガラシ(垣根芥子)」(アブラナ科、欧州原産、明治期外来)は、総状*に黄色の花を咲かす。名前の通りマスタードの香りがする、葉野菜(未確認)。
(*)総状花序(そうじょうかじょ):花柄をもつ花が軸の周りに「らせん状」につく。
(資料)野田市「草花図鑑」:
 https://www.city.noda.chiba.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/025/578/plantcard_1903-1_C.pdf
●「カラスビシャク」(サトイモ科)と同じ科に属するものに「ミズバショウ」、「ザゼンソウ」がある。独特な苞(ほう)**をしている・・・花は苞の中にいる。
(**)苞:1個の花または花の集まり(花序)の基部にある特殊化した葉のこと。
●「ヘラオオバコ」(オオバコ科、欧州原産)の穂に白い小さな花が密生しており、下から上へと次々に咲き上がっていく。上部の花に雌しべ***が出る。
(***)雌しべ先熟: 上部の花では雌しべが出るのに対し、下部の花で雄しべが出る。