秋も深まり、寒さが気になる。肘のあたりに冷えを感じる。昔はそうでもなかったのに、年々歳々敏感になる。といって、長袖服を着るのは暑苦しい。
風の音に秋の気配を感じるより、肘の冷えで秋を納得するとは自分らしい。寒さより、まだ暑さの方がましといって、春と秋を好んだが、秋について覚束なくなった。このまま冬に進んでしまうようで、秋を楽しむ知恵を取り戻さないと少々心配。
イ・ソンヒの2集に収録の、「秋の風(カルパラム、갈바람)」(1985年、作詞チョン・ウニ、作曲ナム・クギン)は、初期作品とは思えない風格を感じる。若さに力いっぱい叫ぶでもなく、秋をじっと見据えるように歌う。ところで、<四季>をテーマにした今回9月のコンサートで、この歌が歌われなかったのは不思議。
(本ブログ関連:”秋の風(カルパラム)”)
小さな胸にこんなに、しみじみ恋しさ残して
去ったあなたは 風、寂しさくれた 「カルパラム」
今も目元を巡る、あなたの暖かかったあのまなざし
こころ、何度も何度も、恋しい翼を広げさせるよ
ああ、あなたは 「カルパラム」、雲を作る 「カルパラム」
ああ、あなたは 「カルパラム」、こころ奪った 「カルパラム」
小さな胸にこんなに、しみじみ寂しさ残して
消えたあなたは 風、寂しさくれた 「カルパラム」
寂しさくれた 「カルパラム」
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