韓国歌謡を聞くとき、女性歌手の大ベテランとして、トロットならイ・ミジャ(李美子:이미자、1938年2月28日~)があるように、洋楽からパティ・キム(패티김、1938年2月28日~)があげられるだろう。昔、私にとっては、パティ・キムの名はどこからともなく聞こえていたが、あるとき秋葉原での仕事帰りに購入した彼女のアルバムを聴いて驚いてしまった・・・大袈裟にいえば驚天動地した。帰宅して、その夜はパティ・キム漬けになってしまった。
ブログで何度か触れたが、彼女は日本でいえば、雪村いづみ(1937年3月20日~)のような気がしてならない。その歌唱力は、圧倒的で衰えを知らなかった。先日、パティ・キムは引退発表したけれど。
(本ブログ関連:”パティ・キム”)
彼女のアルバムの中で、ずっと耳の底に残った(韓国風にいうと”中毒性のある”)のは、「愛するマリア(사랑하는 마리아)」(作詞・作曲吉屋潤:길옥윤、1969年)だった。彼女とこの歌の作家との関係については、とても大きな物語があった・・・しかし、ネットでは忘れられようとしている、時代は無情だ。
心の痛手と違って、軽快なリズムとリフレインが明るさを盛り上げる、楽しい曲だ。
「愛するマリア」
マリア、マリア、愛するマリア
マリア、マリア、愛するマリア
君と別れてから、花を植えたよ
悲しい心に、花を植えたよ
マリア、マリア、愛するマリア
マリア、マリア、愛するマリア
春が再び戻って、花が咲いたよ
懐かしいように、花が咲いたよ
マリア、マリア、愛するマリア
マリア、マリア、愛するマリア
君を思いながら、花を見たよ
この胸に戻ってこいよと、花を見たよ
マリア、マリア、愛するマリア
マリア、マリア、愛するマリア
忘れるためにと、花を折ったよ
涙を流しながら、花を折ったよ
マリア、マリア、愛するマリア
マリア、マリア、愛するマリア
マリア、マリア、マリア、マリア
マリ~~ア~
(Youtubeに登録のJohn Nohに感謝)