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2015年5月15日金曜日

(雑談) いつの間にか自分のものとしていること

生命って何?

水平的なダイナミクスでいえば、自己複製できるものだろう。更にいえば、生命体である自身と、外部(<自然<環境)との間で、物質・エネルギー的な出入り(調整・平衡)することだろう。内部に恒常性を持っているともいえる。

時間的なダイナミクスでいえば、進化である。

進化は偶然の産物といわれる。ただし、どうやら進化の枝分かれは、それを単純に繰り返すだけでなくて、ときとして、進化の枝が絡み合うこともあったようだ。

細胞の中でエネルギー発生に有効な器官ミトコンドリアは、外部から細胞に混入したもののようだ。それが、ごく自然に(重要な役割を持って)共存していることになる。

先日、NHKのドキュメンタリー番組「生命大躍進」で、動物の「目」の誕生が紹介された。その起源は、植物性の光反応を担う細胞がプランクトンによって、クラゲに取り込まれたことに始まるそうだ。無脊椎動物(節足動物)の複眼へ、脊椎動物のカメラ眼へと進化したというのだ。

細胞内レベルの器官として、あるいは体レベルの器官として、いつの間にか自分のものとしているが、気付いてないものが、まだまだ他にあるかもしれない。

考えてみれば、人間の思考もそうかもしれない。進歩につながるものならいいのだが。