イ・ソンヒの「分かりたいです」は、聞くたび、様々にイメージが広がる。聴く側の人生によって受け止め方が変わるからこそ、思わぬ伝説も生まれた。ひとは伝説に身を寄せて、そこへ想いを同化させるのだろう。この曲が聞き継がれるのは、そのような普遍性を持っているからかもしれない。
(本ブログ関連:”分かりたいです”)
昨年、世宗文化会館での30周年コンサートで、この曲を歌うイ・ソンヒは、人生を表現しているようにも見える。夢路の切なさに想いをつのらせる若い心を、あたかも抱擁するように、月夜がまるで長い人生でもあるように聞かせる。
「分かりたいです(알고 싶어요)」
月明りの夜、あなたは、誰を想いますか
夢路で、あなたは、何を見ますか
深い夜、一人醒めて、涙流しませんか
時に日記に、私のことも、記しませんか
私と逢って幸せでしたか、私の愛を信じますか
あなたを想えば、全て気掛かりです
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一日中、私の想い、どれほど重ねますか
私本当に、あなたの、心に入りますか
雀のように、騒いでも、今でもかわいいですか
忙しいとき、電話しても、私の声嬉しいですか
私はとても綺麗ですか、心から私を愛してますか
本当に分かりたいです、話ししてください
(Youtubeに登録のBolMaeRaina님의 채널に感謝)