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2011年9月30日金曜日

どうしよう、今度はドイツの人工衛星が落下だって

天から落ちるのはNASAのUARSだけではない。なにしろ、昔はイカロスも落下したのだから。

Jiji.comの記事「今度はドイツの衛星落下へ=10月下旬~11月上旬」(9/28、16:03)によれば、ドイツの人工衛星ROSATが落ちてくるという。
・ドイツ航空宇宙センターの人工衛星(エックス線観測衛星)「ROSAT」(重さ約2.4トン)が10月下旬から11月上旬にも大気圏に突入し、地球に落下する見通しであることが28日、分かった。米主要メディアが報じた。
・大気圏突入後も燃え尽きずに地上に落下する可能性があるROSATの破片は最大30個(計約1.6トン)。今月24日(日本時間)に太平洋に落下したとみられる米航空宇宙局(NASA)の大気観測衛星「UARS」の破片26個(計約540キロ)より多い。

Yomiuri onlineの記事「今度はドイツの衛星が落下へ…10月下旬から」(9/29、14時01分)によれば、人に当たる確率は次の通り。(ワシントン=山田哲朗)
・燃え尽きずに地表へ到達する破片は30個と予想され、地球上の人間の誰かに当たる確率は2000分の1という。一人一人にとっては、当たる確率は14兆分の1と非常に低くなる。24日に南太平洋に落ちた米国の大気観測衛星(UARS)は、人間に当たる確率が3200分の1だった。(かつ、一人一人にとっては、20兆分の1)

ROSATは、NASAのUARSよりも落下時に人に当たる確率が高くなっている。14兆分の1って、人が地面に等間隔で存在しているとでもいうのだろうか・・・よくわからない。隕石が落ちてくる程度の確率と鼻で笑っていたのは、一体いつのことだったろう。もう、確率で恐怖を希釈されたくないけれど、防ぎようもないし・・・。
わたしたちは何分の1までの確率なら、恐怖に耐えられるのだろうか。そう、確率数値じゃないことは知っている。一人でも当れば、確率ではなんて呑気なことをいっていられない。誰だって、自動車事故を確率で語ることはないのだから。
栗林で、栗のイガが落ちてくるなんてもんじゃない。いきなりドスンと落ちてくるのはご免だ。
それにしても、UARSから"yours"、つまり「あなたの落下物」を、そしてROSATにはレントゲンというよりも、赤い火の玉のRosa Lをイメージしてしまう。

(本ブログ関連:"UARS")