久し振りに強烈な台風に襲われた。子どものころ、北九州の台風襲来に、父親が雨戸に釘を打って準備していた記憶がある。当時の台風が強烈だったのか、それとも家の造りが悪かったのか。さすがに今回、そんな必要性を感じなかったが、うなるように吹き荒ぶ強風とガラス窓を叩きつける豪雨に、子どものころの台風を思い出した。
土砂降りのなか出かけるのに躊躇して、いつも通っている地元公園にある健康運動センターの健康体操コースを休ませてもらう。
夕方までの強い風雨に、孫たちの様子が気になりメールしてみると、休みのとれた父親と母親に囲まれて安心との返信があった。ストローコップを抱えてニッコリ微笑む孫娘(妹)と、スプーンをくわえて食事姿の孫(お兄ちゃん)の可愛い写真が添付されていた。
孫たちにとって、今回の台風はどんな記憶が残るのだろう。風の音、雨の音、それとも両親が暖かく護ってくれたこと。