ソ連が、初の人口衛星「スプートニク1号」(1957年10月4日)を、アメリカに先んじて宇宙に飛ばした、わずか4年後、すなわち50年前の今日(1961年4月12日)、人類史上初の地球周回が同じくソ連の宇宙飛行士「ユーリイ・ガガーリン(Юрий Гагарин)」によって達成された。
宇宙競争相手のアメリカはたてつづけに、ソ連の後塵を拝したことになる。人工衛星の結果、「スプートニックショック」がキーワードになって、アメリカでは科学教育が振興されるようになった。しかし、当時の子どもにとっては、そんなことは関係ない。球形の人工衛星本体に流れるように付いたアンテナの姿は、とにかく格好良かった。
そのとき、子どもたちにとって、宇宙はすでに漫画に、映画に、テレビの中にあった。だから、人類が宇宙を飛ぶのは別段不思議ではなかった。ガガーリンは、ぼくらの思い通り、宇宙を周回してくれた。おまけに「地球は青かった」という平和の言葉を人類に贈ってくれたのだ。
もちろん、それが決死的な挑戦であり、偉業であったことを、もう少し大人になって理解できたのだが。
さて、50年後の今日、ぼくらは彼の遺志をついで平和な時代にいるのだろうか。
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(本ブログ関連:”ガガーリン”、”スプートニク”)
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