夕方、息子家族に待望の第二子が誕生した。昨日までお嫁さんには、その兆しがなかったけれど、今日幸いに出産を迎えた。赤ちゃん誕生との連絡を受けて、いそいで西武線高野台にある病院に駆けつけた。
産科のナースセンター受付けで看護師さんから、「可愛い赤ちゃんですよ」と教えられた通り、産後の控え室にそれはそれは愛らしい女の子が眠っていた。お嫁さん、つまり母親は気が張っているのだろうか、元気にそして穏やかに振舞ってくれた。本当にお疲れ様でした。
毎日、赤ちゃんに会いたいと口にしたとき、息子からたしなめられた。母体に負担になることに気遣いが足りないというのだ。ごめん、ごめん。お嫁さんにはごめんなさい。
赤ちゃん、親子、そして若夫婦の姿を写真やムービーに収めた。ときに、真っ赤にして泣く赤ちゃんの様子に見入った。帰り際、足の裏と頬をちょっと触らせてもらった。何と清潔で柔らかなことだろう。また、後日会いに来るよ。
銀(しろがね)も 金(くがね)も玉も 何せむに 勝れる宝 子にしかめやも (山上憶良)