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2010年12月9日木曜日

雪はまだ降らないけれど

雪はまだ降らないけれど、降ればアダモ(Adamo)の「雪が降る(Tombe la neige)」を口にする。すると武蔵野がシャンソンの世界になる、なんてことはないけれど。さて、「雪降る あなたはこない」、あれっ、「雪降る あなたは来ない」、どっちだったかな。まあ気にしないで口ずさんでいたが、歌詞の舞台で、雪の降りつづく夜に、枝にとまった鳥が呪文のように鳴くとは、気が滅入るな。
(Youtubeには、悪乗りが過ぎるパロディ画像(clip parodique)もあるけれど・・・)

それに、名曲「雪の降る街を」にしても、全体を通じて鬱々としている。各番の最後に「あたたかき幸福の ほほえみ」、「緑なす春の日の そよかぜ」、「新しき光ふる 鐘の音」でしめてくれるので、ようやく雪の降る街が、闇から浮かび上がってくるのだが。
この曲をレコード化したときに吹き込んだのは、シャンソン歌手の高英男だったのですね。

確かに、苦悩の黒に対する雪の白はコントラストとして有効なんでしょうが・・・。

ところで、イ・ソンヒがカバーする「雪が降る(눈이 내리네)」は、Youtubeに登録されていないが、ブログ「ピア212の名画と詩の出会い」で聞くことができる。彼女の情感あふれる歌は、別れに傷心の孤独な少女と白く降り積もる雪を歌っているようで、明りの射す舞台情景に救いがある。

(Youtubeに登録のtherapydude、lebooonjipquoi、sabusan678に感謝)

(参考)
ブログ「‘もう頑張らない’ばばぁの覚書」()に、アダモの「雪が降る」について詳しい解説がある。感謝。

(追記)
本日Youtubeに、イ・ソンヒが子どもたちとともに歌う「캐롤(Carol Song)」、クリスマス・ソング・メドレーが登録された。(登録者526apolloに感謝:タイムマシンをお持ちに違いない)