冬の夜、しんしんと寒さが深まれば、イ・ソンヒの透き通った声の「冬哀傷(겨울애상)」(歌詞)に耳を傾けたくなる。この歌には、情景を深く彫ることで、情を浮かび上がらせるような、どこか漢詩的な世界を想像したくなる。
Youtubeに、2つのバージョンがある。1990年のモントリオール室内管弦楽団の演奏とともに歌った元気さに溢れるバージョンと、しっとりと情感を漂わせる2002年のコンサートのバージョンである。
来年2011年2月にカーネギーホールで開かれる彼女のコンサートは、まだまだ寒い(2月平均気温:最低-2.2℃、最高5℃)頃なので、この「冬哀傷」が曲目に入るだろうか。
ニューヨークへ行きたしと思えども、ニューヨークはあまりに遠し。(いろいろな意味で)
(本ブログ関連:”冬哀傷”、”モントリオール”)
(Youtubeに登録のKnightmareSM、dove2727に感謝)