本ブログに先日(5/31、6/8、6/22)紹介した、「角川 日本地名大辞典 8 茨城県」(昭和58年12月8日発行)に記載の錫高野、高取鉱山につづき、仏国寺について次に記す。
なお仏国寺は、錫高野への入り口のひとつである。(本ブログ関連:3/28)
「仏国寺<七会(ななかい)村>
西茨城郡七会村塩子にある寺。真言宗豊山派、岩谷山清浄院と号す。本尊は十一面観音で、岩谷観音として信仰を集める。寺伝によれば行基の開創という。古くから関東の高野山、女人高野山として広く信仰されていたといわれる。慶長年間に教導上人が中興してから寺勢が盛んになった。幕府からの朱印寺領は10石とも25石ともいわれる。本尊の十一面観音は室町末期~江戸初期の作(県文化財)。水戸藩家老が奉納したと伝える貞亨元年在銘の銅造梵鐘(県文化財)などがある。」
(参考)西茨城郡七会村は合併により2005.02.01から東茨城郡城里町になりました。(日本郵便)