今日の昼間は、大変蒸し暑かったものの天気は良かった。久し振りに息子と一緒に、有楽町マリオンにある丸の内ピカデリーに映画「ザ・ウォーカー(The Book of Eli)」を見た。
主人公のイーライ(デンゼル・ワシントン)は自らを使命として、一瞬の光に廃墟となった世紀末後のアメリカ大陸を、ある<書物>を背に西海岸へと横断する。途中、荒廃した町の支配者カーネギー(ゲイリー・オールドマン)はその<書物>の価値(効用)を感知して、多数の部下を死に至らしめてまで、その奪取を試みる。結果、支配者はその<書物>を手に入れるのだが。
果たして、<書物>は何を語っているのか。支配者は、それを読むことができるのか。そして、主人公イーライは、使命を果たすことができるのか。
イーライは、彼を慕う娘ソラーラ(ミラ・クニス)と伴に、その聖なる<書物>が復活すべき場所にたどり着くことができる。彼こそは、稗田阿礼であった。
映画の物語は、「マッド・マックス」+「ポストマン」+アルファをイメージする世界にあるものの、題材の<書物>の意義を重視するなら暴力場面はどう理解すれば良いのだろうか。あっ、それからソラーラの母親クラウディア役のジェニファー・ビールスが美しく印象に残った。
ところで帰宅途中に、雷鳴をともなう土砂降りに遭い、駅前の喫茶店で長時間過ごして、ようやく帰宅することができた。
★★★★★ 孫が、激しい雷鳴と雨音に驚いて父親のふところに飛び込んでいる動画が届いた ★★★★★