思いのほか晴天に恵まれて、西立川にある「国営昭和記念公園」の「コスモスまつり」にямадзаки氏と行く。<ハッピーリング>という品種のコスモス(80万本)が、「原っぱ東花畑」(5,000㎡)一面に、秋の日差しを受けてのんびりと咲いていた。家族連れで賑わっていたが、その子どもたちはもっぱら、中央にある「みんなの原っぱ」での遊びに夢中のようだった。
(公園奥には「原っぱ東花畑」の3倍の面積がある「コスモスの丘」(16,500㎡)があって、10月中旬になると400万本のコスモス(品種<ドワーフセンセーションピノキオ>)が咲くそうだが、今日のところポツリポツリと咲いていた)
公園内の「日本庭園」の池の周りを巡り、蓮の葉や水連の花が浮かんでいるさまを鑑賞する。つい、庭園の維持に関心がいってしまう。
また、「盆栽苑」 では慣れぬまま盆栽を鑑賞する。盆栽は、その姿に自然の風雪を映す作品のような気がした。展示品はハングルの表示もあるが必ずしも直訳ではない。返って詳細な表示もあった。作品名ではなく、「노간주나무」(ネズ:ヒノキ科の常緑低木)と表示されていたので、電子辞書で確認していたら、後ろの親子が韓国語で「노간주나무」について会話していた。
結局、「国営昭和記念公園」をほぼ全周したと思う。広大な公園を歩くと、結構な日差しで喉は渇くし、腹は減るしで何度か座り場所を探した。全歩数15,498歩の健康によい一日だった。
ところで去年、高麗の巾着田に曼珠沙華(彼岸花)とコスモスを見に行った。彼岸花は木立の陰にあやしく群生していたが、それ以上にコスモス畑の規模に驚かされた。何と33,000㎡一面、空のもとにコスモスが咲き誇っていた。まるで天国の花畑で、クレパス色にあふれていた。