きょうの最高気温(23.7℃、13:42)になったころ、JR武蔵小金井駅の西南西にある「滄浪泉園(そうろうせんえん)」に行った。「国分寺崖線」の崖地を利用した(大正時代に構えられた)旧別荘地で、現在小金井市が管理する、「アカマツ」、「スギ」などの樹々に覆われた自然緑地である。
(本ブログ関連:”滄浪泉園”)
同園斜面の石段を伝って崖下に降りると池がある。その水は「ハケ」と呼ばれる地形から湧き出る水*で補われている。池を周遊して、別の石段で上がる一周の順路に、30分弱の時間がかかった。
(*)「東京の名湧水57選」に選ばれている。
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/water/conservation/spring_water/tokyo/
石段は、(いってみれば古道の石畳のごとき)石塊を組み合わせてでできている。石段の脇に手摺が用意されている・・・この設備がなかったら不安だ。結果、脚力が弱まったことに気付かされた。以前(12年ほど前に)来園したとき、短時間で廻り、少々物足りなさを感じたが・・・きょうは違った。
木立の隙間から射し込む陽光は穏やかで、池の表面にゆったりと反射した。順路上に「キジバト」が1羽、散策者を気にもせずいたし、樹上では「シジュウカラ」が <ツィピー・ツィピー・ツィピー> と鳴き続けていた。どうやら足腰の按配が、私に園内の自然と親しむ時間を延ばしてくれたようだ。
崖の中腹から崖下の池をのぞむ |