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2017年1月31日火曜日

公園の梅

近くの公園に梅林があって、例年2月に「梅祭り」が開かれる。その賑わいとともに本格的な春を予感する。今年は、2月18日(土)~19日(日)開催なので先のこと、少々早いが下見に行ってきた。

(本ブログ関連:”梅林”)

梅林の梅と合わせて確認するものがある。ロウバイ(蝋梅)の木は初々しい黄金色の花を咲かせ、甘い香気を漂わせていたし、ミツマタの枝には白く小さな花弁が密集した花を咲かす一歩手前だった。両者は梅林の端にあって、何だか日陰に咲く花。

お互いさまに気の早い者たちが集い、梅林を巡っていた。梅の木々にはそれぞれ風流な名が付けられている(園芸品種名か?)。梅林の約一割ほどが花を咲かせていた。白梅もあれば紅梅もある。早咲きだろうか、来月後半の梅祭りにも観梅できるだろうか気掛かりだ。

全て見たわけでないが、早咲きの梅は次の通り。(ところで都心の最高気温、昨日19.5℃、今日10.0℃)
・紅色:紅千鳥
・薄紅色:鴛鴦(えんおう)
・薄桃色:曙(あけぼの)
・白色:古城の春に似る、八重冬至

2017年1月30日月曜日

ちょいと隣町へ

今朝方、テレビの天気予報で、今日の都心の最高気温を20℃位いといっていたが、昼前に今年最高の19.5℃になった。天気もよく、きらきらした陽射しに誘われてちょいと隣町へ出かけた。

近くの公民館で、フィンランドの紹介イベントがあって、そのひとこまにフィンランド語の話題があるという。そこで入門書はないかと探しに出かけた次第。(先日、図書館で語学書のはじめの数章をコピーしたが・・・)

ショッピングセンターにある書店に行く。エスカレーターで上がると、リニューアル中の案内があちこちにあって、数々の店が入れ替わるようだ。年度の代わりもあってか、ファッション業界の店舗は維持継続が大変のようだ。

書店で目移りして、結局、地学コーナーに足が向いてしまう。「採集ロマン物語 少年Aの採集記」(ペンネーム:夢の又三郎)という小冊子を入手。京都にある益富地学館の館報に掲載された、昔(昭和30-40年代)の鉱物採集の思い出を綴ったもの。”娯楽短編小説”とのことで、面白おかしくされているようだが、鉱山が生き生きした時代、美しい結晶をざくざく手にした時代、そんな夢幻のごとき醍醐味を活字で賞味してみたい。ああ、うらやましい。

2017年1月29日日曜日

調布飛行場

寒さが少し緩んだと思ったのに、今日の陽射しはどんよりして、風のせいもあってか思いの他寒々しい。都内の最高気温は、12℃だった。私の寒暖の境界である10℃を超えているので、穏やかなはずだが・・・。

さえない天気のせいか、街は日曜日らしい活気もない。気を取り直すべく(空を見ようと?)「調布飛行場」へ遠出した。飛行場の隅で、ドルニエ228がエンジン整備のためか思いっきりターボプロップエンジンを吹かせていた。飛び立つことはなかったが、飛行場端の土手の上からたくさんの家族連れが眺めていた。

(本ブログ関連:”調布飛行場”)

さて、飛行機の傍にもっと寄ってみたい。飛行場南側にある「プロペラカフェ」で、隣接の格納庫にある飛行機とヘリコプターを見ながらお茶をする。客でたいそう混んでいたが、ガラス窓越しに眺めることのできる席に幸い座ることができた。

格納庫には単発機2機とヘリコプター1機が駐機していた。
・単発:JA72XL   /   Liberty_XL2 (US、クルー1人、乗客1人)
・単発:JA4187   /   Socata TB-9 Tampico (FR、クルー1人、乗客3人)
・ヘリ:JA9664   /   Agusta A109A Mk2 (IT、クルー1-2人、乗客6-7人)

帰り道、小一時間ほどの飛行機鑑賞のおかげ、心がすっかり落ち着いているのに気付いた。私にとって飛行機は、どうやら精神安定剤のようで、中学時代に戻らせてくれる。

2017年1月28日土曜日

(資料)旧正月

先日の天気予報で、今日の都心の最高気温は10℃をきると聞いていたが、穏やかな陽射しの12.59℃で、10℃の境界を超えた。気持ちは冬でも、体感は春の兆しだ。

今日は旧暦1月1日、「旧正月」だ。といって、普通の土曜日。近隣の図書館に併設の読書室で、眠気に誘われて長居できず退散してしまった。街の様子も平凡、旧正月の気配はない。

(本ブログ関連:”旧正月”)

ところで「旧正月」の呼称について、J-Wikipediaを参照すると、中国文化圏の各国で次のように紹介されている(含む英語呼称)。(抜粋)
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・日本語 - 旧正月
・中国語 - 春節、新年、新春、大年、農暦年、農暦新年、旧暦年、元旦
・朝鮮語 - ソルラル(설날)、ソル(설)、クジョン(旧正、구정)
・ベトナム語 - テト(Tết、漢字では節)、テトグェンダン(Tết Nguyên Đán、節元旦)
・英語 - Chinese New Year、Lunar New Year、Chinese Lunar New Year、Spring Festival
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韓国のソルラル(설날)について、K-Wikipediaに次のような説明(出典:新聞記事)がある。(抜粋)・・・できたてほやほやのようだ。(ソルラル(설날)の「날(ナル)」は「日」)
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「ソル(설)」は、「半熟である(설다)」、「見慣れない(낯설다)」、「慣れない(익숙하지 못하다)」、「謹(つつし)む(삼가다)」などの意味に由来したものと推測される。
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2017年1月27日金曜日

「Google Chrome」最新安定版「56.0.2924.76」

今日から「Google Chrome」が、最新安定版「56.0.2924.76」に更新された。
・HTML5のデフォルト化。
・ウェブページのリロード(再読み込み)速度が28%高速化。

それより、結果、このBloggerの書体が変わってしまった。「等倍角」になって、まるでマニュアルでも読んでいるよう。なんだかサバサバして味気ない。慣れればいいのかもしれないが・・・いや、やっぱり何とかして欲しい。

⇒ 「Blogger テンプレート デザイナー」で、フォントを少し手直ししたが

2017年1月26日木曜日

少し温んだような

今朝、検診に出かけた。バリウムを飲んでぐるぐる回るやつだ。何度やっても体がもたつく。力がないのか、重過ぎるのか自由がきかない。

それはさておき、「大寒」(1/20)を過ぎて、気温が反転したのだろう、少し温んできたような気がする。検診に出かけるときもそうだった。完全防寒のはずが、隙間から入る風がいつもと違っていたのだ。

今日の都心の最高気温は 10.7℃で、10℃超えしている。我流の寒気の境界は、10℃前後のようだ。天気予報を見ると、土曜日を除いて、これから一週間 10℃超えらしい。

ようやく、春へ舵を切ったのだろう。ただし、小学校の生垣にある沈丁花は、赤い蕾を膨らませているが、まだ香りを漂わせていない。寒い夜道を負かすような、少し重げな、あの香気が待ち遠しい。

2017年1月25日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 林芳蔚

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(1/18)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、西便制のパンソリ名唱/作詞・作曲家であった林芳蔚임방울、1904年~1961年)に関連した3曲を紹介した。

(参考) ブログ「キム・ミョンゴンの世界の話」に、林芳蔚について詳細な話題がある。感謝。

始めに、1925年9月、毎日新報社主催の「朝鮮名唱コンサート」でデビューした 「林芳蔚」について次のように紹介された。
・1925年、新聞社主催の演奏会が開かれ、当時、最高の歌い手が出演した。そんな中、一人の見知らぬ男が舞台に上がった。背は低く、デコボコな皮膚の若い男で、服装も田舎風だった。そんな姿を見てあざ笑ったり、休み時間と思って立ち上がる観客もいた。しかし、その青年が歌いだすと、雰囲気は一変する。罪なくて投獄された女性の悔しさを歌に表現した「春香歌(춘향가)」が終わると人々は熱狂した。青年は、この日以来、最高の歌い手となる 「林芳蔚」だ。彼の歌を録音したレコードは、コロンビアレコードやビクターレコードなどから100万枚以上売れたという。

▼ 獄中の春香が恋人を恋しく想う「スクテモリ(쑥대머리、髪が乱れた様子を指す)」(歌林芳蔚)を聴く。悲しみに暮れる・・・。

次に、林芳蔚と妓生の「金珊瑚珠(김산호주)」とのラブストーリーについて次のように紹介された。
・春香の絶望感を鋭く歌った林芳蔚は、パンソリ界で最高のロマンチストでもあった。林芳蔚と妓生の金珊瑚珠にはラブストーリーがある。二人は出会った瞬間から恋に落ち、林芳蔚は歌うことを止めて、彼女の家で過ごした。毎日練習せねばならぬのに、何年間も無為に過ごした結果、彼は喉を傷め、きれいな声を出せなくなる。彼はふと気を取り戻し、山中に入った。彼女に何も言わず、山中で歌にまい進した。その間、彼女は彼を捜し歩いて病になり、亡くなってしまう。その知らせを聞き山を下りた林芳蔚は、彼女の亡骸を抱いて歌を歌った。それは、時間を取り戻すことのできない、残念な気持ちが表れた曲 「思い出(추억)」だった。

▼ 短歌 「思い出」(歌林芳蔚)を聴く。己が空しさを嘆くが、珊瑚珠への直接の言葉は・・・。

最後に、林芳蔚が庶民の友として長く記憶されることについて次のように紹介された。
・林芳蔚は、当時最高の歌い手と言われたが、貧しく力のない人々のそばにいつもいた。後に、彼がこの世を去ると、葬儀に本当にたくさんの人々が参列したという。長蛇の列の最後には、100人以上の乞食もいて注目を浴びた。林芳蔚が、公演を無料で観覧できるようにしたという。そこで彼らは、その心に報いる気持ちで、葬列に加わった。林芳蔚は、歌で人々の悲しい心を慰めた。今も庶民の友として記憶されている。

▼ 林芳蔚作曲 「八道遊覽歌(팔도유람가)」を、コムンゴ演奏と歌で聴く。朝鮮八道、全国遊覧・・・

2017年1月24日火曜日

「青い海の伝説」OST予約

イ・ソンヒが参加したSBSドラマ 「青い海の伝説」のOST全曲(イ・ソンヒの「風花」を含めて)アルバムが、本日(1/24)正式販売される。日本での販売はいつだろう・・・。

(本ブログ関連:”青い海の伝説”、”「青い海の伝説」 OST販売”)

ソウル経済の1/20付け情報では、35曲とされていたが、1/24付け情報で、34トラックになっている。アルバム(2CD)の内容は、サイトHOTTRACKSの音盤情報に記載されていて、トラック・リストに、13+21=34トラックの詳細一覧がある。

ともあれ、早速今晩、Amazonに予約した。

2017年1月23日月曜日

イ・ソンヒの「この歌をかりて」

今日で、平成28年度の教室の終りとなる。夜道を行くとその寒さに驚く。防寒着の襟首を締め、マスクまでしても、顔が強張り何と涙目になる。咳込みも完治しておらず厳しい外出になった。暖かい交通手段を利用すればよかったと後悔しきり、なかなか思い通りにいかないものだ。

若者は積み重ねて塔を作ることができる。おじさんは、積んでは崩す鬼のため少しも上達しない。それでもあきらめないのが、おじさんのいいところ。

イ・ソンヒのアルバム12集に所収の 「この歌をかりて(이 노래를 빌려서)」(2001年、作詞カン・ウンギョン、作曲ユ・ヨンソク)は、実話に基づく内容で、投稿サイトの 「トゥデイ・ユーモア」 によれば、「この歌は、・・・聴覚障害のある方が障害のために、愛する人を去り、別れるしかなかった痛みを表現した」ものという。

若者は積み重ねて塔を作ることができる。何としても成就してほしい。

(本ブログ関連:”この歌をかりて”)


分かってよ、多分私もそうしたわ
私に反対の家族は もう許してくれたの
あなたもおそらく親になれば、その心分かるわ
あなたを惜しんで そういうのを

幸せでなければならない、私の掌(てのひら)に書かいて
走って行ったあなたに 電話しようとしたの
そんなにも あなたのために練習した言葉
あなたを愛してる、私の声で

この歌をかりて、ほかの人をかりて
こんなにも あなたに 伝えたいひとこと

この歌を聞いたら、いつか聞いたら
あなたを愛していた心を分かってよ

私は祈って、またこの世に来るなら
その時は このようにどうか生まれないように
誰かをただ愛することさえ
罪にならねばならぬ自分が嫌いです

この歌をかりて、ほかの人をかりて
こんなにも あなたに 伝えたいひとこと
*
この歌を聞いたら、いつか聞いたら
あなたを愛していた心を分かってよ

(*以下繰り返し)


(Youtubeに登録のwallace6813に感謝)

2017年1月22日日曜日

試合

大相撲千秋楽の今日、大関稀勢の里は、横綱白鵬を土俵際で「掬い投げ」して優勝を飾った。稀勢の里は、北の海に似て無愛想ながら重量感を感じる。横綱への期待があふれる。

卓球の日本選手権、女子シングルス決勝戦で、石川佳純選手が平野美宇選手に敗れた。石川選手がニュース番組に登場するたび、「あっ、佳純ちゃんだ」と思いながら見ていたが、平野選手は史上最年少(16歳)のチャンピオンになるという。こんなに幼い子が優勝するとは感心するばかり。

次々と若者が躍進する。スポーツはそれを見せてくれる。

それに、昔、誰が想像したろうか。大リーグで活躍する(鈴木)イチロー選手。テニスの世界でトップに限りなく近い錦織圭選手。私の世代にとって、彼らは全く新しい超人だ。そして、次の世代のお手本になり、すぐそばに見える乗り越えるべきマイルストーンだ。

2017年1月21日土曜日

(資料) トランプ大統領就任演説全文 (日本語訳)

日本経済新聞に掲載の 「『米国民に権力戻す』 トランプ大統領就任演説全文」(1/21、米州総局)の日本語訳に感謝。

(資料) トランプ大統領就任演説全文 (英文)

産経新聞に掲載の 「就任演説・英文全文 『We Will Make America Great Again』」(1/21)に感謝。

トランプ大統領の就任演説
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Chief Justice Roberts, President Carter, President Clinton, President Bush, President Obama, fellow Americans, and people of the world:

thank you.

We, the citizens of America, are now joined in a great national effort to rebuild our country and to restore its promise for all of our people.

Together, we will determine the course of America and the world for years to come.

We will face challenges. We will confront hardships. But we will get the job done.Every four years, we gather on these steps to carry out the orderly and peaceful transfer of power, and we are grateful to President Obama and First Lady Michelle Obama for their gracious aid throughout this transition. They have been magnificent.

Today's ceremony, however, has very special meaning. Because today we are not merely transferring power from one Administration to another,or from one party to another - but we are transferring power from Washington, D.C. and giving it back to you, the American People.

For too long, a small group in our nation's Capital has reaped the rewards of government while the people have borne the cost.

Washington flourished-but the people did not share in its wealth.Politicians prospered - but the jobs left, and the factories closed.The establishment protected itself, but not the citizens of our country.

Their victories have not been your victories; their triumphs have notbeen your triumphs; and while they celebrated in our nation's Capital,there was little to celebrate for struggling families all across our land.

That all changes - starting right here, and right now, because this moment is your moment: it belongs to you.

It belongs to everyone gathered here today and everyone watching all across America.This is your day. This is your celebration.

And this, the United States of America, is your country. What truly matters is not which party controls our government, but whether our government is controlled by the people.

January 20th 2017, will be remembered as the day the people became the rulers of this nation again.The forgotten men and women of our country will be forgotten no longer.

Everyone is listening to you now.You came by the tens of millions to become part of a historic movement the likes of which the world has never seen before. At the center of this movement is a crucial conviction: that a nation exists to serve its citizens.

Americans want great schools for their children, safe neighborhoods for their families, and good jobs for themselves.These are the just and reasonable demands of a righteous public.

But for too many of our citizens, a different reality exists: Mothers and children trapped in poverty in our inner cities; rusted-out factories scattered like tombstones across the landscape of our nation; an education system, flush with cash, but which leaves our young and beautiful students deprived of knowledge; and the crime and gangs and drugs that have stolen too many lives and robbed our country of so much unrealized potential.

This American carnage stops right here and stops right now. We are one nation - and their pain is our pain. Their dreams are our dreams; and their success will be our success. We share one heart,one home, and one glorious destiny.

The oath of office I take today is an oath of allegiance to all Americans. For many decades, we've enriched foreign industry at the expense of American industry; Subsidized the armies of other countries while allowing for the very sad depletion of our military; We've defended other nation's borders while refusing to defend our own; And spent trillions of dollars overseas while America's infrastructure has fallen into disrepair and decay.

We've made other countries rich while the wealth, strength, and confidence of our country has disappeared over the horizon. One by one, the factories shuttered and left our shores, with not even a thought about the millions upon millions of American workers left behind.

The wealth of our middle class has been ripped from their homes and then redistributed across the entire world. But that is the past. And now we are looking only to the future. We assembled here today are issuing a new decree to be heard in every city, in every foreign capital, and in every hall of power. From this day forward, a new vision will govern our land.

From this moment on, it's going to be America First. Every decision on trade, on taxes, on immigration, on foreign affairs, will be made to benefit American workers and American families.We must protect our borders from the ravages of other countries making our products, stealing our companies, and destroying our jobs. Protection will lead to great prosperity and strength. I will fight for you with every breath in my body - and I will never,ever let you down.

America will start winning again, winning like never before.We will bring back our jobs. We will bring back our borders. We will bring back our wealth. And we will bring back our dreams.We will build new roads, and highways, and bridges, and airports, and tunnels, and railways all across our wonderful nation.

We will get our people off of welfare and back to work - rebuilding our country with American hands and American labor. We will follow two simple rules: Buy American and Hire American.We will seek friendship and goodwill with the nations of the world -but we do so with the understanding that it is the right of all nations to put their own interests first.

We do not seek to impose our way of life on anyone, but rather to let it shine as an example for everyone to follow.

We will reinforce old alliances and form new ones - and unite the civilized world against Radical Islamic Terrorism, which we will eradicate completely from the face of the Earth.

At the bedrock of our politics will be a total allegiance to the United States of America, and through our loyalty to our country, we will rediscover our loyalty to each other. When you open your heart to patriotism, there is no room for prejudice.

The Bible tells us, “how good and pleasant it is when God's people

live together in unity." We must speak our minds openly, debate our disagreements honestly, but always pursue solidarity. When America is united, America is totally unstoppable.

There should be no fear - we are protected, and we will always be protected. We will be protected by the great men and women of our military and law enforcement and, most importantly, we are protected by God.

Finally, we must think big and dream even bigger. In America, we understand that a nation is only living as long as it is striving. We will no longer accept politicians who are all talk and no action -constantly complaining but never doing anything about it. The time for empty talk is over.

Now arrives the hour of action. Do not let anyone tell you it cannot be done. No challenge can match the heart and fight and spirit of America. We will not fail. Our country will thrive and prosper again.We stand at the birth of a new millennium, ready to unlock the mysteries of space, to free the Earth from the miseries of disease,and to harness the energies, industries and technologies of tomorrow. A new national pride will stir our souls, lift our sights, and heal our divisions.

It is time to remember that old wisdom our soldiers will never forget: that whether we are black or brown or white, we all bleed the same red blood of patriots, we all enjoy the same glorious freedoms, and we all salute the same great American Flag.And whether a child is born in the urban sprawl of Detroit or the windswept plains of Nebraska, they look up at the same night sky, they fill their heart with the same dreams, and they are infused with the breath of life by the same almighty Creator.

So to all Americans, in every city near and far, small and large, from mountain to mountain, and from ocean to ocean, hear these words: You will never be ignored again.Your voice, your hopes, and your dreams, will define our American destiny. And your courage and goodness and love will forever guide us along the way.

Together, We Will Make America Strong Again.We Will Make America Wealthy Again.We Will Make America Proud Again.We Will Make America Safe Again. And, Yes, Together, We Will Make America Great Again. Thank you, God Bless You, And God Bless America.

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(Youtubeに登録のC-SPANに感謝)

2017年1月20日金曜日

大寒2017

今日は二十四節気の「大寒」。一年で最も寒いといわれ、まさに一日深々と冷えた。都心では、この冬3回目の雪が降ったそうだ。家の周りを、ときどき観察するもいまだ降雪の気配はない。

都心の最高気温は、3.7℃だそうで、地元は 2.7℃位いか。この寒さに、外出の意欲もなく部屋にこもったまま。

(本ブログ関連:”大寒”)

ところで、イ・ソンヒが参加した、SBSドラマ「青い海の伝説」のOST全曲(イ・ンヒの「風花」を含めて全35曲)が、「来る24日には、アルバムとして発売され、全国の売り場で出会うことができる」との報道(ソウル経済、1/20)がある。何とか入手できる方法を考えなければ・・・。

(本ブログ関連:”青い海の伝説”、”風花”)

2017年1月19日木曜日

雪の風花

先日、イ・ソンヒのOST曲 「風花(바람꽃)」をブログに記したとき、日本語の「風花(かざはな、かざばな)」について、Wikipediaから孫引きした。「風花は、晴天時に雪が風に舞うようにちらちらと降ること。あるいは山などに降り積もった雪が風によって飛ばされ、小雪がちらつく現象のこと。」という。

そこで、雪が風に舞う光景をYoutubeに探したところ、次のような映像があった。音楽「風花」は日本のミュージシャン・ユニット「姫神星吉昭)」のアルバム 「譜」に所収のようだ。おもしろいことに、この動画を提供しているのは、中国の「姫神ファンクラブ」だそうで、日本語の字義通り、雪が風に舞う様子を撮っている。

風花は、中国語でも同様の意かと思い、ネット辞書 「weblio」 に探したところ、「雪花(北風が吹きすさび、雪が飛び舞う)」の言葉が近いよう・・・確信ないが。

ところで、シンセサイザーが魔法のような時代、作曲家冨田勲は最大の先駆者だった。私のような凡人、素人でも知るくらいの金字塔だった。シンセサイザーが普及すると、作曲家喜多郎のNHK特集「シルクロード」のテーマ曲でだいぶ身近になった。その意味で、姫神の作品は身近で聞こえた。


(Youtubeに登録の姬神中国后援会に感謝)

2017年1月18日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 雪

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(1月11日)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、春雪に関連した3曲を紹介した。

始めに、雪原に残す足跡にも、後から来る人への気配りをするという言い伝えについて、次のように紹介された。
・冬といえば、雪景色が浮かぶ。白い積雪の朝、まだ誰も踏まぬ雪面に足跡を残せば、不思議と胸がわくわくして雪原を走り回りたくなる。昔、西山大師(서산대사、1520年~1604年)の詩に、雪が積もった野原を走り回るなということばがある。野原の足跡が、後から来る人に道しるべにもなり得る(踏雪野中去/不須胡亂行/今日我行跡/遂作後人程)からだ。足跡ひとつが、他の人を正しい道に導くことも、迷わせることもある。さりげない普段の行為を考え直すきっかけになる詩だ。

▼ カヤグム演奏の「春雪」から、第2楽章「平和に」を聴く。雪面に陽光が反射する穏やかさ。今様に。

次に、<雪だるま>も、その始めは小さな塊りから、物事の成就も同様と次のように紹介された。
・雪が降ると渋滞を心配することもある。だが、冬といえば<ぼたん雪>。子供たちにとって<雪だるま>作りは、冬の宿題のようなもの。人の大きさの雪だるまも、始めは小さな塊りだ。こぶし大から始まり、人の大きさまでにする。小さい塊をどれだけ長く、心を込めて転がすかによって、雪だるまの大きさが変わる。私たちの世も同じ。どんなに大きなことも、その始まりは小さい。それがいつか大きな塊になって戻ってくる。

▼ 南道(全羅道を中心に慶尚道と忠淸道の一部)地域の民謡 「雪だるま(눈사람)」を聴く。積極的な雪だるまの雰囲気する。

最後に、雪と麦の生育の関係を、「雪は麦の布団」や肥料の役割などについて次のように紹介された。
・雪がたくさん降れば、豊作になるという。「雪は麦の布団」という言葉もある。麦は、晩秋に種を植えて、芽が出した状態で冬を迎える。地面が凍ったり融けたり繰り返す内、麦は根っこが浮きやすくなる。冬の農村では、麦踏みを行なう。今も、南部地域では麦の農作業することが多い。白い雪の上に緑の小さい新芽が育つ風景は、いつ見ても不思議だ。冷たい風が吹く原で、麦も耐えるのは簡単でないはず。そんなとき、雪が降ってその上を覆うと、雪が布団の役をする。また、雪には、大気から吸収した窒素の化合物が混じっている。雪が肥料の役割をする。雪がたくさん降ることは、田畑に肥料を撒くのと同じ効果がある。今年の冬も雪のおかげで豊作になることを祈願する。

▼ 演奏曲 「Snow(雪)」を聴く。おしゃれに雪が降るよう。今様ののり。

2017年1月17日火曜日

冬の土用入りと咳薬

ここ数年、2月~3月に咳き込んでいる。それが今回、昨年12月~今年1月と早まった。おまけに、喉が痛む。そんなわけで通院して薬をいただく。

咳薬を服用後、ストーブの前でのんびり暖まりまどろんでいたら、まさに転寝してしまった。風邪を呼び込むような無用心、なんということだ。それにしても、薬は眠気を誘う。

冬が終われば、普段に戻るわけで、春が待ち遠しい。今日は、「大寒」の3日前、「立春」の18日前である。ますます寒くなる 1/20の「大寒」に雪が降るという気象予報士のはなしがあった。先日の1/14に見た、寒風に舞う一粒二粒の雪粒とは異なる、本降りになるかもしれない。

同時に、暦の春の始まりである 2/4の「立春」に近づく冬の「土用入り」でもある。ところで、夏の「土用入り」の場合、鰻を食うが、冬の「土用入り」には何を? とまあ言ってみたものの、「節句」に「春の七草粥」を食べたわけでなく、「小正月」に「小豆粥」を食べたわけでもなかった。気にするも野暮かもしれない。

2017年1月16日月曜日

イ・ソンヒの日本語曲

イ・ソンヒには日本語曲がある。1993年5月21日にポニーキャニオンからリリースされた「空がくれたもの」、「見せたいけしき」だ。アイドル一本槍の日本の歌謡界に進出する一歩だったが、具体的な成果につながっていない。ちなみに、スージー・カンの日本登場は1995年。

(本ブログ関連:”(資料)イ・ソンヒの日本語曲「空がくれたもの」、「見せたいけしき」”、”見せたいけしき”、”スージー・カン”)

もうひとつ話題がある。イ・ソンヒがソウル市議会議員(1991年~1994年)に在職するにあたって、「イ・ソンヒは、『当時、マイケル・ジャクソンの両親がアメリカ進出のラブコールをした(受けた)し、日本では安全地帯(안전지대)が曲を書いたアルバムの作業が完成された時であった』として、海外進出を目前にして、市会議員に出馬することになったことを明らかにした。」という情報がある。「当時」がいつなのか不明なので、上記の「空がくれたもの」、「見せたいけしき」と重なるのかどうか不明。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒの思い出(政界進出、安全地帯の作曲)”)

当初から、アイドル路線にいなかったイ・ソンヒを、「空がくれたもの」、「見せたいけしき」を聴いての通り無理やり合わせようとしたのではなかったか気になってしょうがない。とはいえ、イ・ソンヒは1990年の「大阪花博覧会」(5月22日開催の「韓国の日記念行事」に出演)、1999年のチャリティショー「韓国大衆文化芸能祭@1999」(その中の5月28日・29日に出演)のため来日している。

(本ブログ関連:”(資料)イ・ソンヒの過去の日本公演と日本語曲”)

いずれ、イ・ソンヒのままに歌い聞かせるため、来日されんことを待ち望んでいる。


(Youtubeに登録のjenny.kimに感謝)

2017年1月15日日曜日

小正月

先日、体操教室で 「もう10日、(ますます時の過ぎるのが)早い」と話題になった。正月は、「三が日(1/3)」を区切りに、翌日から仕事を再開する。本来、1月7日を「松の内」として区切りにしている。また伝統として、1月15日に「門松」を片付ける。

わが家の門前に門松を飾ったことはない。むしろ、商業ビルの入り口に目にすることが多い。竹を斜めに切って束ね、松の枝を添え、足元を藁で縛り包む。建物入り口の両側に置く。正月に、緑が眩しい。

この1月15日は、「小正月」とも呼ばれる。昔の正月は、女性、特に主婦に負担が掛かった。師走からおせち料理、大掃除など準備し、かつ正月の来客へ馳走をもてなしたりした。だからだろう、正月の真の終わりに、ねぎらう意味から「女正月」という。
小正月に、「小豆粥」を食べるそうだが、私にしてみれば、先日の「七草粥」同様忘れてしまった。とはいえ、先人たちが伝えた習慣、けじめを今更ながら大切なことと思う。

ところで今日は寒すぎた。南関東側は雪の影響はないけれど、それでも外出を躊躇した。つまり、家にこもってしまったのだ。これから一週間、最高気温は10℃±、最低気温は0℃±と続く。

2017年1月14日土曜日

もしかしたら初雪

さすがに寒い一日だった。陽射しを感じて外に出たものの、寒風は圧倒的で、防寒着の襟をしっかりと閉めたのはいうまでもない。日なたも何の役も立たぬほどの寒さだった。

南の空は明けわたり、太陽光がまぶしく降り注いだ。一方、北の空は鈍色の雲が空を覆い、寒風を溜め込んでいた。昨日と同じ空模様だが、今日はいっそう厳しい。

玄関先で、一瞬、斜めに漂う白いものに気付いた。まるで、たきび(焚き火)に舞う小さなススのようだが、ひとつだけ吹かれていたのだ。目を凝らしてしばし歩くと、またして気付く。初雪だなと、それなり自信を持った。

近所の栗林で、栗の木が次々切り倒されているのを見た。栗の実が熟した時、枯れ枝を数多く目にしていた。害虫か病気のせいだったのだろうか。枝を切り落とされ幹だけ残した姿を見ると切ない気がした。

2017年1月13日金曜日

イ・ソンヒ ”美熱狂ボーカル” SBSドラマOST熱

SBSの平日ドラマは合わせて高い視聴率を獲得している。その中に、「浪漫ドクターキム・サブ」と「青い海の伝説」があって大いに貢献しているようだ。「青い海の伝説」では、イ・ソンヒがOST「風花」を歌っている。

(本ブログ関連:”青い海の伝説”)

Dispatch掲載の「TVリポート」の記事、「”美熱狂(美친)ボーカル”・・・イ・ソンヒからキム・セジョンまで、SBSドラマOST 熱戦」(1/13、イ・ウイン記者)は、SBS平日ドラマのOSTに参加した歌手たちを紹介している。本ブログは、特にイ・ソンヒに関連した部分のみ次のように抜粋した。

(釈明) イ・ソンヒ以外の歌手たちの活躍も触れられているので、関心ある方は<記事本文>を参照ください。

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イ・ソンヒからキム・セジョンまで、SBS人気ドラマ満たした美熱狂ボーカルたち

・SBS平日ドラマの人気の先頭に立った二頭立て馬車、「浪漫ドクターキム・サブ(낭만닥터 김사부 )」と「青い海の伝説」が、合わせて視聴率 40%(ニールセン・コリア基準)を超える強力な記録を見せるように、平日ドラマ市場を完全に掌握したといっても過言ない。それぞれ、20回以上という長い互いの息も合って、月曜日から木曜日まで隙を与えず、鉄壁の守備で人気の王座を強固に守っている状況。2016年の終わりを閉じ、2017年の初めを開き、SBSドラマの全盛時代を導くヒット作品になった。

・・・

・(色々な歌手に加えて) 女性ボーカリストの最強者といえるイ・ソンヒまでが、「青い海の伝説」の OSTに合流して目を引いた。全国ツアーで忙しい毎日を送るイ・ソンヒは、ドラマの作品性と歌の完成度に魅せられて「風花」を歌唱した。チョン・ジヒョンとイ・ミンホの切ない場面に重ねられて、逸品ボーカリストであることを立証した。 ・・・

・「青い海の伝説」のOST制作会社側は、「国内最高の作家、演出、そしてトップ俳優との出会いという点で、OSTが何より重要だった。名場面の繊細さを歌で生かすために、実力を持つボーカリストの キャスティングに精魂を込め、おかげで視聴者とリスナー全てに満足した結果が出せたようだ」と説明した。
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2017年1月12日木曜日

イ・ソンヒの「風花」

イ・ソンヒがそのOST「風花(바람꽃)」(作詞:ハナ、トムとジェリー、作曲・編曲:トムとジェリー)を歌った、SBSドラマ「青い海の伝説(푸른 바다의 전설)」を、有料放送など契約をしてないので未見のまま。ネット(Q&A)で見る限り、今のところレンタルは開始されていないようだし。

(本ブログ関連:”風花”)

ファンとしては、歌があって、ドラマがあってという逆立ちだが、必ずや念願を果したいと思っている。今年最初の、イ・ソンヒの歌う「風花」を再び楽しんでみよう。これを聴けば、もうドラマを見てしまったような気になるから不思議だ。

ちなみに、「風花」についてWikipediaによれば、「風花(かざはな、かざばな)は、晴天時に雪が風に舞うようにちらちらと降ること。あるいは山などに降り積もった雪が風によって飛ばされ、小雪がちらつく現象のこと。」とのこと。


まだ、夢を見るのです
夜空に霞んだ月明りのように
まばゆい思い出の中で、その人は
ぼんやりと浮かんできます

風に舞う花びらに
暖かいあなたの香りを感じて
過ぎ去ったような
わずかだった因縁は、もう
私の全てなのに

同じ空の下あなたと
一緒にいるということを
掻き消されるのじゃないか恐いのです
青い海水平線まで
歩けるなら
あなたの 手を離したくないのよ
            ___

空に彩る星明かりに
暖かいあなたの息遣い感じて
運命のようにあなたと
このままそんな風に、残って
息することができるなら

*同じ空の下あなたと
一緒にいるということを
掻き消されるのじゃないか恐いのです
青い海水平線まで
歩けるなら
あなたの 手を離したくないのよ

(*以下繰り返し)


(Youtubeに登録のKpop Music _に感謝)

2017年1月11日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 酒

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(1月4日)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、酒に関連した3曲を紹介した。放送未聴のため英語版より抜粋した。

⇒ キム・ボエさんの解説が登録されましたので、[  ] で追記しました。

始めに、朝鮮中期の官吏「盧禛(노진、1518年~1578年)」と王宣祖(선조)にまつわる詩について次のように紹介された。
・朝鮮中期に清廉潔白な官吏だった盧禛が、高齢な母のため都を去ったとき、王宣祖は失望し詩に表わした[御製歌(어제가)]。また、盧禛の定型詞調 「平時調 万寿山(평시조 만수산)」には、王の長寿へ願いを込めた献杯に、王への心からの忠誠心を見ることができる。

▼ 平時調 「万寿山」を聴く。厳かにそして高貴に歌う。

・この「万寿山」を作詞した詩人は、慶尚道咸陽から来た盧禛に他ならない。その地には、2つの詩碑がある。ひとつは盧禛への宣祖の詩であり、もうひとつは盧禛の「万寿山」の詩である。酒は王への忠誠心を示すといわれる。

次に、若い頃に人生を楽しむことを奨める「四季歌(단가 사철가)」について次のように紹介された。
・人生は束の間である、若いときに人生を楽しめと奨めることから、短歌の「四季歌」はインスピレーションを得た。生きて飲む酒は死後の祝祭で飲むよりもっとよい。

▼ 「短歌 四季歌」を聴く。こちらは地の声がしてたくましい。

最後に、朝鮮中期の学者「鄭澈(정철、1536年~1594年)」の「将進酒辞(장진주사)」について次のように紹介された。
・昔、旧正月の後に、薬草で作られた「屠蘇酒(도소주)」を飲み、年初に悪鬼払いして、家族全員の健康と幸せを願った。朝鮮中期の学者「鄭澈」が書いた「将進酒辞」がある。

▼ 鄭澈の辭說時調「将進酒辞」にもとづいた「将進酒(장진주)」を聴く。長々と伸びる言葉に酔う?

2017年1月10日火曜日

それでも春よ来い

今日の都内の最高気温は 12.7℃で、3月並みという。近所を歩けば、気を許すまでもないが、ほどほどの余裕だ。明日から寒波襲来、最高気温が一桁になるそうだ。当分、厳寒が続きそうで気が重い。こんなとき、どこやら春の兆しがないかと気になる。

近所を探せば、小学校の生垣におさまっている沈丁花が、小さな赤い芽を膨らませ始めているし、民家の庭先の白木蓮は枝先にあちこち白い芽を見せて揺れている。

(本ブログ関連:”沈丁花”、”白木蓮”)

新しい経験をひとつひとつするたび、幼子は喜びを満面の笑みにあらわす。そのはしゃぎ声は、遠くに置き忘れたものを呼び覚ましてくれる。童謡「春よ来い」(1923年、作詞相馬御風、作曲弘田龍太郎)の「みいちゃん」の期待に共鳴し心躍る。

「唱歌・童謡ものがたり」(岩波現代文庫、読売新聞文化部)の「春よこい」の項目には、作詞者相馬御風についてこんな一節が書かれている。
「(郷里)糸魚川に戻った御風は良寛の研究に没頭した。『大愚』と号し、一切の欲を捨てて村の子供らと無心に交わった希代の思想家・芸術家。今では知らぬ人のいない良寛さんだが、その足跡を発掘して世に紹介した最大の功労者が、ほかならぬ御風である。
『春よこい』では 『じょじょ』 『おんも』など、当時の童謡としては珍しく幼児語が使われた。雪深い越後の遅い春を待つ幼子の心が伝わってくるのは、言葉の技巧ゆえではなく、作者自身が子どもになりきっているからだろう。あの良寛さんのように。」


(Youtubeに登録のキッズボンボンに感謝)

2017年1月9日月曜日

成人式

祝日「成人の日」が、「ハッピーマンデー制度」で、2000年から第2月曜日になったなんて知っているようで、そうでもないようで・・・とりあえず納得しているが。

(本ブログ関連:”成人式”)

日曜日と祝日がだぶらぬようにした「ハッピーマンデー制度」は、休日を増やすいいアイデアだが、カレンダーの赤文字(休日)があちこち動いて少々とまどう。とはいえ、今年の成人の日は、土曜日を含めて3連休にしてくれた。

ところで、成人への通過儀礼である「元服」は、15歳で行なうことから、「成人の日」を1月15日にしていたと思う。それが、今年のように9日になると、本来の意味合いがどう捉えられるか杞憂する。

私の場合、学生時代のこと、単純に儀式に対する抵抗感だけで、地元の公会堂で行なわれる「成人式」に出かけようなんて思いもよらなかった。まして、先祖たちが「元服」で促した大人の覚悟を理解すらしていなかった。若さとは、そんな薄っぺらいものでもあるよ。

2017年1月8日日曜日

イ・ソンヒの「悲しい愛」

昔のレコード盤も、その後登場したカセットテープもそうだったが、A面・B面という両サイドがあった。レコード盤の場合、プレスするのが両面だったこと、カセットテープの場合、巻き戻しの方向にも録音したことから生まれた。(CDは片面だけで息抜きもない)

EPレコード盤のA面・B面は、位置付けがはっきりしていて、A面には流行らせたいタイトル曲が入っていた。LPレコード盤になると、それまでの作品の総集編の意味合いもあり、聴く側に位置づけを任されたようだ。カセットテープは、LPレコード盤と同様にテープに収録させた。少し安価にして、たやすく聴きたい若者向けだったといえる。ウォークマンで聴くためでもある。

B面で、おやっと思わせる作品を見つけたとき、珠玉に巡りあったような幸運を感じるものだ。イ・ソンヒの9集所収の 「悲しい愛(슬픈 사랑)」(1994年、作詞・作曲ヤン・ムンスン)を、YoutubeのカセットテープB面映像で聴くことができる。レコード店か、それとも屋台に並んだのだろうか想像したくなる。

ジョージ・ウィンストン風の出だしから(編曲の妙味か)一転して、イ・ソンヒは柔らかく歌い聞かせる。彼女らしい発声を響かせながらも、いろいろな味わいする洒落た雰囲気がいい。

(本ブログ関連:”悲しい愛 ”)


ひとたび去った 愛の束の間は 二度と 戻らなくて
街に 雨降るように、私の心に 涙降る

*あちらこちら さまよい ながら 歩いても
見えない あなたの姿、あらゆることが 夢だったのか

ひとり野辺に 咲く花のように、私いつも ここにいるけれど
なぜ 暗い思い出の中に 遠ざかって行くのですか

わたしの悲しい 愛よ

(*以下繰り返し)


(Youtubeに登録の이원호に感謝)

2017年1月7日土曜日

七草粥

昨日、近所のスーパーで、七草粥用の「春の七草」が売られていた。一つは、生(野菜)のかたちで透明なラップにパッケージされたもの。もう一つは、乾燥(フリーズドライ)したのだろうか、印刷して中身の見えない袋にパッケージされたものだった。

(本ブログ関連:”七草粥”)

そのとき、ああ七草粥かと合点しながら、実は今日それを食することを気付いていなかった。テレビのニュースで、七草粥にして朝に食べる風習を紹介しているのを見て気付いたわけ。

目の前に事実が並んでいても、何となく風景のまま見過ごしてしまうことって多い。ブログに、後付けして書き足すのもいい訳じみて戸惑う。かといって、何から何まで風習に合わせて生活するわけにもいかない、しんどいものだ。

七草粥にして食して始めて身につくのかもしれないが、春の七草 <セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ>を、この時期何度も復唱し、忘れてきた。そして、今日も忘れていたよ。

2017年1月6日金曜日

(参考) イ・ソンヒ出演のTVコマーシャル企業の事件

昨年、イ・ソンヒが22年振りにTVコマーシャルに出演したとして新聞記事に採りあげられたが、その商品の発売元である健康食品企業、チョンホ食品が偽原料を使用したとして摘発された。

(本ブログ関連:”チョンホ(泉湖、천호)食品”)

①  朝鮮日報(日本語版)の記事
朝鮮日報(日本語版)の記事、「『中国産の偽紅参エキスを販売』 韓国健康食品メーカーが謝罪」(1/4、イ・スルビ記者)は、企業の責任問題として、次のように報じている。
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・韓国健康食品メーカーのチョンホ食品が3日、「中国産の偽の紅参(高麗人参を蒸して乾燥させたもの)」を原料にした紅参製品を販売していた事実を公表して謝罪*し、波紋を呼んでいる。

(*)謝罪文は、同社ホームページ > お客様センター > お知らせ に掲載

・同社は自社ホームページに載せた謝罪文で「韓国人参製品協会の会長と副会長が経営する企業が紅参濃縮液の原産地を偽り、色素を混ぜ込むなど不道徳な行為をしていたことが検察の捜査で判明した」とし「この企業から購入した原料を用いた本社の一部製品でも問題が見つかったため、原料をすぐに廃棄し、該当の商品を全量回収する措置を取った」と伝えた。

・問題となった同社の紅参製品は「6年根紅参エキス」など4商品。同社は該当商品の購入者に対し、全量交換および払い戻しを実施するとしている。

・これに先立ち、韓国人参製品協会の会長(73)を含む紅参製品メーカーの代表7人は昨年12月29日、中国産人参濃縮液に水あめやキャラメル色素などを混ぜ込み、「韓国産紅参100%」とうたって販売したとして検察に起訴された。被告らの納品先の中にチョンホ食品も含まれていた。

・これを受け、消費者の間ではチョンホ食品製品の不買運動が起きている。インターネット上では「『6年根紅参濃縮液と精製水のほかは何も加えていない』という広告を信じて買っていたのに、裏切られた」、「食べ物で悪さをするとは、二度と買わない」といった批判のコメントが書き込まれている。一方で、「チョンホ食品はわざと偽の原料を使用したわけではないのに、犯罪者扱いするのはよくない」、「チョンホ食品も被害者だ」と擁護する声もある。
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②  ハンギョレ新聞の記事
この件について、ハンギョレ新聞の記事、「チョンホ食品、『偽紅参エキス』の謝罪文掲載も議論拡散」(1/4、カン・ミンジン記者)は、同紙の特性もあって、思わぬところへ飛び火しそうな気配を暗示している。(抜粋)
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・・・
・チョンホ食品は、先に11月、(同社)キム・ヨンシク会長が、自身の運営するインターネット・カフェで、「キャンドルデモ(蝋燭示威)・デモ・昔のことを暴くマスコミなど、なぜこうなのか分からない。国政が揺れれば国が危険になる」として、キャンドル集会を非難する文と一緒に、保守団体が、「大規模集会を起こしたり、集会に加担した者は暴徒」という内容で製作した動画を上げて、世論の激しい非難を受けていた。
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③  済民日報の記事
また、今回のテレビ広告モデルとなったイ・ソンヒにも、クレームが及ぶ可能性が出てきた。済民日報の記事、「『泉湖(チョンホ)食品食品』謝罪文掲載、歌手イ・ソンヒに向かった飛び火 『イ・ソンヒも被害者だ』・・・なぜ?」(1/3、キム・ユジン記者)は、次のように報じている。(抜粋)
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・このような、泉湖食品の悪行(蛮行)が明らかになって、一部では「泉湖食品」の広告モデルとして活動している歌手イ・ソンヒに向けても具合の悪い注意を引いている。

・あるインターネットユーザーは、「清潔なイメージのイ・ソンヒさんが、泉湖食品を広報するとは不快だ」と、「今からでも、イ・ソンヒさんのイメージのため、広告契約を解約すれば良い」と主張した。 他のインターネットユーザーは、「泉湖食品の悪行を思い出すと、イ・ソンヒさんに対するイメージも好転しないだろうと思っている」と指摘した。

・これを聞いたインターネットユーザーたちは、「広告モデルが何の罪か」、「イ・ソンヒも被害者だ」、「このようなごり押しがどこある」など多様な反応を見せている。

・一方、泉湖食品側が謝罪文を掲載したにもかかわらず、相変らず世論は冷たい反応を続けていて、不買運動の動きまで見せている。
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ネット時代、情報はいち早く拡散し、かつ半永久的に残る。しかも検索は容易。ネット情報は、1度のミスを閲覧者の手で、10倍にも100倍にも膨らますことができる時代だ。

2017年1月5日木曜日

小寒2017

寒い寒いと言っていたが、今日の寒さは本格的。防寒着の襟元ボタンまでしっかり留めるも、頬をよぎる風はことのほか冷たい。これで二十四節気の「小寒」というのなら、後の、寒さ甚だしい「大寒」はいかばかり。ここしばらく、この冬寒に難儀することだろう。何度もいうが寒いのは苦手だ。だが、何度いっても寒さは変わらない。冬真っ最中じゃ無理か。

(本ブログ関連:”小寒”)

近所にある読書室の窓辺で、ガラス戸越しに陽に当たりながら読書した。ぽかぽかして心地よい。そんなとき、巨大な温室を作って日がな一日ぼんやり暖まったらなんて空想したりする。それに溜め込んだ鉱物標本を小さく割ってみたいし・・・。

以前、ビニール温室の作り方をYoutubeで見たことがある。農家が使う規模になると、とても一人でできるものでない。かといって、趣味の園芸用のものは小さすぎる。

読書室が冷え始める頃、街通りの冷気を潜り抜けて帰宅する。寒暖の差は、やっぱり体にきついようだ。部屋の暖気にまた咳き込んだ。

2017年1月4日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 山々

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2016年12月28日)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、山々に関連した3曲を紹介した。

始めに、朝鮮時代の王座の後ろに置かれた屏風絵の「日月五峰図일월오봉도)」について次のように紹介された。
・宮廷の王座の背後に屏風があり、青い空のもとに緑山の五つの峰が並ぶ。峰の合間に、白い月と赤い太陽が浮んでいる。この屏風絵を、太陽と月と五峰の意から「日月五峰図」といいい、王を象徴した。五峰は、「金剛(금강)山」、「白頭(백두)山」、「智異(지리)山」、「妙香(묘향)」、「三角(삼각)山」などを指す。昔から、山神に祭祀を捧げた五山であり、国土を象徴的に表したものといえる。

▼ 五峰山での楽しい一日、「五峰山打令(오봉산타령)」をカヤグムの演奏で聴く。今様な、軽くステップを踏みたくなる。

次に、「檀君神話」や仏教の信仰で、神聖な場所としての山について次のように紹介された。
・昔、山は地形的な意味だけでなく、山中に神が棲むとされ、神聖な場所だった。「太白(태백)山」は、「檀君神話」の背景となっている。神話中の「桓雄(환웅)」は、天から太白山の「神壇樹(신단 수)」の樹下に降りた。ここを「神市(신시)」と呼ぶ。桓雄の息子が檀君である。檀君は、民族の始祖であり、最初の山神である。山神は、山を守るだけでなく、国を守る役割もした。後に仏教が伝来すると、歴史を持つ山に、仏と菩薩が住むと信じられた。金剛山を始め、山や峰の名は、仏教由来が多くある。ある伝によると、地形が美しい金剛山は、何人でも一度は見てみたくなるほどの山だった。

▼ 金剛山の美しさを歌う、「金剛山打令(금강산타령)」を聴く。仏教版観光ガイドのようで、素朴な繰り返しが耳に馴染む。

最後に、初日の出を迎える場所として「雪嶽(설악)山」が有名と、次のように紹介された。
・あと数日で(12/28放送)、2017年の新年を迎える。初日の出に出かける人も多いだろう。韓国でも、「雪嶽山」など有名な場所に、初日の出を迎えるため多くの人々が集まる。早朝から並んで登らなければならないほどだ。海でも陽が昇るのを見られるが、山に出かける人が多いようだ。登山のためでもあるが、新年を迎え、山の良い気運をもらうためでもあるようだ。

▼ 雪景色が美しい山、「德裕山(덕유산)で」を聴く。標高1614m、真っ白な雪山は魅力的。今様の旋律に色付けされて。

キム・ボエさんのことば。「世事、様々な出来事で慌ただしい様子です。でも、2016年もあと数日で終わりなので、気持ちを切り替えなければと思います。みなさんも、より健康で明るい2017年をお迎えください。」 とのこと。今年も、番組の拝聴を楽しみしています。

(德裕山の雪景色)

(Youtubeに登録の김선호に感謝)

2017年1月3日火曜日

正月三が日

冬の寒さは、日向も日影も寒い。東京の(平均最高・最低)気温は1月が一番低く、反転してこれから徐々に暖かさを取り戻す。そう思えば、外出の足も軽くなる。(そうそう、夏は日向も日影も暑いもの)

隣り町にある、割合大きな境内を持つ神社に参拝する。参道には、拝殿までの長蛇の列ができていた。今年の初詣はこれで3社目になる。みなの平安と健康を祈った分、「お守り袋」が増えてしまったが。

今日で「正月三が日」はおしまい。それを惜しんでか街にけっこうな人出。驚いたことに、以前、家族連れから離反されたファストフード店でも、レジ前に客が大勢並んでいた。

明日から世間は日常に戻る。

2017年1月2日月曜日

(資料) ”文化の黄金期” 1980年代

イ・ソンヒがデビューした1984年は、いわゆる「386世代」に代表される激動の1980年代に置かれる。その状況で、彼女も大きな振幅を経験することになる。1980年代の音楽文化について、様々な大衆歌謡の評論家が寄稿した新聞記事を、拾い読みしては、本ブログに抜粋・掲載した。

(本ブログ関連:”386世代”、”1980年代”、”イ・ソンヒと政治”)

昨年末の記事であるが、京郷新聞<オピニオン>欄に掲載の 「【文化批評】 ”文化の黄金期” 1980年代」(2016年12月27日、イ・ドンヨン|韓国芸術総合学校教授)は、1980年代の韓国の<青春文化>について次のように記している。(抜粋、段落内改行)

(少々重々しい表現が多いが)
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・私に1980年代の青年文化は、学生運動圏(参加者)の文化、デモ文化、理念の文化に深く刻印されている。いわゆる、運動圏が支配した時代であった。大学キャンパスで、デモは日常的であったし、催涙弾とペッパーフォグの臭いは消えなかった。デモ隊のスローガンと「民衆歌謡」は、キャンパスのサウンドを支配した。
歌バンド、農楽隊、社会科学研究会、校誌編集会が大学サークルの主軸を成して、祭りのときに、一般学友がミーティングして酒を飲み自分勝手に遊ぶのが虫が好かず、有名大衆歌手の学内コンサートを物理力に取り潰して、私たちはお前らと違うという意識で集会を開いた運動圏の文化は、1980年代の大学文化の後日談の郷愁を刺激する

・しかし、果たして、1980年代の青年文化を全て運動圏の文化に一瞥することができるだろうか? とても皮肉にも、1980年代は大学街の運動圏の文化に同一視するには、大衆文化の環境文化産業の市場の変化が、非常に躍動的な時代であった。

⇒ 1980年代の青年文化には、学生運動などの文化だけでなく、多様な大衆文化も存在した。

特に1980年代は、韓国大衆音楽史において、音楽的力量と産業的発展が最も優れたていた。1980年代は、チョー・ヨンピル、ユ・ジェハ、キム・ヒョンシク、イ・ムンセ、ピョン・ジンソプ、イ・ソンヒ、ユン・シネ、ハン・ヨンエなど大型ボーカル型のミュージシャンだけでなく、「野菊」、「分かれてまた一緒に(따로또같이)」、「春夏秋冬」、「新村ブルース」、「シナウィ」、「隼」、「ブラックホール」などのフォークからロックまでバンドも最高の全盛期を謳歌した時代であった。ソラボル・レコード、シンチョン・ミュージック、東亜企画などの企業型レコード・レーベル会社が産業体系を整え始めた。2007年8月、「京郷新聞」と音楽専門ウェブマガジンのガズムネットワークが共同で企画した「韓国大衆音楽100名盤」には、1980年代に発売されたレコードが31枚も選ばれて、時代別で最も多かった。1位は1985年製作された「野菊」の1集「行進」だった。

・1980年代の韓国映画産業には、ハイティーン映画と性愛映画があふれ出たが、これは単に検閲と統制に対する反応にのみ見ることができない大衆文化の消費欲望を表象するものでもある。
第5共和国は、言論統廃合、報道指針、「国風81」のような統制的、管制的文化政策を露骨に遂行したが、一方でプロスポーツの全面化、カラーTVの早期普及など、文化的な自由化措置を積極的に断行した。韓国の大衆文化産業の新自由主義化が逆説的にも、第5共和国の文化の自由化措置から始まったわけだ。

・1980年代は、理念的に見ようとするなら、文化的解放と弾圧が衝突した時代だと見ることができるが、社会文化的には文化産業の量的な膨張、「3低(ドル安・原油安・低金利)好況」にともなう経済成長の頂点に立っていた時代であった。
青年世代の消費文化を刺激させたアメリカの新保守主義文化と帝国主義文化を軽べつした運動圏の文化が非常に内密に交差した時期だった。

・1980年代の大学文化、あるいは青年文化を運動圏の文化で代表して言うことができるが、それでも当時の大衆文化の多様な欲望と差が、個人の立場を揺さぶった跡を消すことはできないだろう。自分でも、私が体得したほぼすべての文化的感受性は、1980年代の大衆文化から出たということができる。私は、1980年代のポップとロック歌謡を聞いて、エロ映画とプロスポーツを楽しんで文化的感受性を育ててきた。意識化された青年時期には、そういう感受性を革命のために捨てるべきであるとしばらく考えたことがあったが、今はそう思わない。

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2017年1月1日日曜日

2017年 あけましておめでとうございます

2017年、あけましておめでとうございます

早朝のテレビで、富士山上空の雲海に浮かぶ「御来光」の様子が生中継され、

初日の出」を目にすることができました ・・・ まずは縁起が良いこと!

それでは初詣に、地元の神社に参拝しましょう

今年が良い年でありますように


(本ブログ関連:”あけましておめでとうございます”)