ヘラルド経済の記事「イ・ソンヒ、活動なくてもファン層がしっかりしている」(5/13)は、イ・ソンヒの歌謡界における変わらぬ位置づけについて、次のように記している。(ソ・ビョンギ記者)
・イ・ソンヒ(47)は、特異な歌手だ。主流歌手としての放送活動を特にしていないのに、ファン層がしっかりしている。最近、(KBS2の)「遊びにおいで」や「HAPPY TOGETHER」などの番組にしばしば登場して、新世代たちもイ・ソンヒの音楽に反応を見せている。
・イ・ソンヒに対する相変わらずの人気は、「私は歌手だ」のブームのような、”聴く音楽”の発生にも原因があるが、ありふれたイベントに出演することなく、徹底して公演を中心に大衆と通じてきた節制が一役買った。それとともに映画「王の男」、(テレビドラマ)「僕のガールフレンドは九尾狐」や「大物」のOSTを企画したり歌い、映像と結合した音楽などトレンドを逃さなかった。
・イ・ソンヒは、90年代初めからシンガーソングライターに挑戦して、多くの音楽的実験をしてきた。 (デビュー後)初期、中期使用したシャウティング唱法は、解き放し口ずさむ節制と観照のかたちに変わった。それに年輪と彼女の音楽スタイルが調和を作り出して、相変らず絶妙の叙情性を発揮する。これはアイドル歌手たちがとうてい真似ることのできない大きい力だ。
記事タイトルの「ファン層がしっかりしている」は、イ・ソンヒの確固たる存在を裏打ちする意味である。彼女は、常にファン層の合わせ鏡として、ファンと共にあったといえるだろうし、これからもそうに違いない。彼女の活動を見れば、それは確かなことといえる。