晴れた空に天気雨(狐の嫁入り)が降った後、空気中の水滴が太陽の光を屈折、反射して「虹」が現れる。光の屈折と反射については、必ずガラスの「プリズム」を使って光の特性(スペクトル)が説明されるものだ。
子どものころ、空に架かる虹の根元には、あのガラスの三角形のプリズムがあると信じていた。だから雨上がりに何度か、虹が発生したところを求めて自転車で探したことがある。行けども行けども虹の誕生した場所は見つからず、そして空の虹も見失った。
光を反射するものに、光を透過するガラス製のプリズムや透明な鉱物結晶(水晶、緑柱石、それに金属鉱物ながら閃亜鉛鉱など)もあるが、閉じた空間内で光を交錯する万華鏡もあって、みな美しい。それらを覗くと、想像もできない世界が見える。
虹は、雨降り後に、天がくれたいっときの光の賜物だ。そういえば、この夏地元で、まだ虹を見ていない。狐の嫁入りにも会っていない。
★★★★★ 孫が、従兄弟と一緒に裸ん坊になり、とても嬉そうに遊んで(もらって)いる動画が届いた ★★★★★