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2018年2月28日水曜日

2018年度春期間イディッシュ語講座の紹介

今年度の「イディッシュ語講座」について紹介します。

イディッシュ語を身近に聞き、楽しく学ぶことができます!

東京外国語大学の社会人向け「オープンカレッジ・アカでミー」で、一昨年(2016年)の<夏期講習>に始まった「イディッシュ語講座」が、昨年から、<通年(春期+秋期)コース>として開催されています。

授業は、東京外国語大学非常勤講師の鴨志田聡子先生が担当されます。(⇒ 先生のブログ
---(先生の自己紹介)------------
東京大学でユダヤ人の言語について研究しながら、東京外国語大学で非常勤講師としてイディッシュ語を教えています。ヘブライ語の児童文学も翻訳しています。博士論文はイスラエルのイディッシュ語の歴史と現状について現地での調査をもとに書きました。今はイスラーム世界出身のユダヤ人の言語とコミュニティについてエジプトやトルコなどでも調査しています。
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2018年度は、新旧順送りに進むため、通年コースが初級と中級クラスになりました。初めての方も最初から学ぶことができます。講座概要とクラスの詳細については、次のリンク先をご覧ください。

■講座概要
     https://tufsoa.jp/course/list/

■クラス詳細
【A1804010】 イデッシュ語初級Ⅰ: ヘブライ文字で書くユダヤのことば
     https://tufsoa.jp/course/detail/11/

【A1804011】 イディッシュ語初中級: 本気で学ぶユダヤのことば
     https://tufsoa.jp/course/detail/12/


熱心で向学の若者もいれば、私のように一知半解、年寄りの冷や水のようなおじさんも迎えてくれる、暖かくて楽しいクラスです。

(参考)昨年の受講記録: ”春期イディッシュ語 2017”、”秋期イディッシュ語 2017

2018年2月27日火曜日

イ・ソンヒの本歌取り

ファンながら、イ・ソンヒのコンサートで、観客の気質が日本とだいぶ違うことを意識することがある。韓国らしい、地から押し出すように彼女が歌うときだ。

イ・ソンヒのコンサート後半に歌われる曲がある。そのとき、会場は熱狂し沸騰する。(最近にいたり)四、五十代中心の観客にもかかわらず、彼らは席を立ち、ペンライトを振って一緒に歌う。そんな光景が毎回見られる。

彼女の第1集所収の「あ! 昔よ(아! 옛날이여)」(1985年)、第4集所収の「美しい江山(아름다운 강산)」(1988年)がそれだ。面白いことに、これらには原曲があって、彼女に < 本歌取り > されたといってよい。今では彼女の持ち歌となり、国民歌謡的な存在でもある。

(”あ! 昔よ”、”美しい江山”)


<あ! 昔よ>
以前、ブログに紹介した一部を抜粋する。(大衆音楽評論家・ジャーナリストのパク・ソンソによる、第1集リマスター版「アルバム紹介」より)
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・「あ! 昔よ」も他の歌手によって先に発表されたが、埋れていた歌であった。歌手チン・ピレによって1年余り前の83年5月に発表された当時、歌の題名は「その時と今」(パク・ゴンホ作詞、ソン・ジュホ作曲)」。この歌もまた、イ・ソンヒによって始めて光を見た歌だ。このようなエピソードは単に偶然な幸運でなく、多少運命的だと見なされる。はじめて歌が主人に会ったことと解釈される部分でもある。
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(原曲)

(Youtubeに登録のUnInvited Guestに感謝)


(Youtubeに登録のAlejandro Kimに感謝)


<美しい江山>
ある意味、時の政権への反抗を秘めたといわれる、原曲作者シン・ジュンヒョン(申重鉉、신중현、1938年1月4日~)を象徴的な存在にした「美しい江山」は、思いっきり官能的に仕上げられた。
これも以前、ブログに紹介したことだが、1973年「NOW」に収録されている官能的なキム・ジョンミ(김정미)の歌をサイケデリック ロックの観点から、大衆音楽評論家カンホン(강헌)は、次のように解説している。(一部抜粋)
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・「美しい江山」のオリジナルボーカルがキム・ジョンミということは、大衆的にあまり知られていない。(バンドThe Men(더멘)と共による版とソロの版がある )
・キム・ジョンミの「美しい江山」を聞けば、今までの「健全歌謡」のサウンドが完全にひっくり返る破格的な響きに聞こえてくると記している。
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それが、イ・ソンヒの手にかかると、彼女の特徴である健全さ、清潔さと融合して、国民に浸透する歌謡になる。

(原曲)

(Youtubeに登録のSeoul GigCamに感謝)


(Youtubeに登録のwallace6813に感謝)

2018年2月26日月曜日

(雑談)春は眠い眠い

春が近づくと、花粉症が気掛かりだ。ある日を境にそれは始まる。でも、何となく予感するときがある。妙に眠くなるのだ。

春に合わせて体が緩むためか、もわっとした感がする。暁を気付かぬほど深い眠りに落ちることはないが、軽い転寝をしたりする。多分、気温が温んできたにもかかわらず、ストーブをそのままにしているせいか。猫が炬燵で丸くなるように、おじさんもうつらうつらする。

以前、遅くまでつい起きてしまい眠りが浅いもので・・・と、医者に診察の後気になることはないかと尋ねられて、思いつくまま言った。すると、転寝はするかと問われたので、昼寝することもあると応えた。大丈夫、大丈夫、昼寝や転寝の時間を加えて、合計が7、8時間あれば十分とのこと。

ただし、どんなに眠くても、午後3時以降、夜の就寝までの間に転寝は禁物。本格睡眠を邪魔するからだそうだ。

昔の親のように、そうはいっても、テレビを見ながらいつのまにか転寝してしまう。

2018年2月25日日曜日

イ・ソンヒ「あなたの香り」

二十四節気の「立春」を過ぎ、カレンダーの3月までもう少し。春が待ち遠しい。イ・ソンヒの14集所収「あなたの香り(그대 향기)」(作詞クォン・ジンヨン、イ・ソンヒ、作曲イ・ソンヒ、編曲チェ・テワン、2009年)は、春の香りを予感させる。

そんな春に軽やかに輪舞する光景、ボッティチェッリの「春(プリマヴェーラ)」の絵が浮かんでくる。神話の図像に全くの不案内なのに、イメージするなんておかしな話だが・・・。

イタリアルネッサンスと北方ルネッサンスに交流があった。この絵に、フランドルのタペストリーと似た構成があるという。そういえば、女性像が小太りなのも、北方ルネッサンスの女性体型を思い出させる(ちょっとした偶然だろうけれど)。「ラファエロ展」で知った、<肖像画技法>にもそんな交流話があったという。

(本ブログ関連:”ルネッサンス”)


*あなたはなつかしい愛でしょう
なつかしさは 愛と同じ

重さに耐え切れなかったなつかしさ
風に乗せてみます

聞こえますか 私の心の声
届くように差しあげる祈り

**陽射しあふれる ある春に
私たちのまた会える日を
忘れずに覚えます
あなたを待つでしょう

踊る春風に乗った
あなたの香り思い出します
なつかしさは愛になって
あなたに届くでしょう

(*以下すべて繰り返し)

(**以下繰り返し)

あなたに届くでしょう


(Youtubeに登録のlys2187に感謝)

2018年2月24日土曜日

冬季オリンピック女子新種目マススタート 金

冬季オリンピックも最終に迫り、俄かファンの宿命、移り気になりかけていた。そんな粗忽な気分をシャキリとさせる素晴らしいニュースを、今朝(2/25)のテレビ報道で知った。

そこで、ブログのタイムスタンプを、実際の月日である 2月24日に設定して、本文を登録した。

オリンピック女子新種目の「マススタート」で高木菜那選手が優勝して、金メダルを獲得したのだ。2月25日付けスポーツ報知の記事「高木菜那、1大会女子初2つ目の金 マススタート初代女王」は、「女子団体パシュート」(2/21)で金メダルを手にした高木菜那選手が、2度目の金メダルに輝いたと次のように報じた。(抜粋)
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 女子マススタートが行われ、高木菜那(25)=日本電産サンキョー=が金メダルに輝いた。1回戦で佐藤綾乃(1)))=高崎健康福祉大=が転倒に巻き込まれ、1人で臨んだ決勝。駆け引きとラストのスプリント勝負を制し、今大会から実施の新種目で初代五輪女王となった。高木菜は団体追い抜きに続く優勝で、夏冬含めた五輪で日本女子初となる同一大会2個目の金メダル獲得となった。25日に閉会式が行われ、17日間にわたった大会は幕を閉じる。
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高木菜那選手は、女子団体パシュートで妹の高木美帆選手と一緒に金メダルを胸にしている。帰国後、金メダルを量産した娘たちに家族は一体どう反応するんだろう。こんな凄い体験をできる家庭なんてないのだから。

(雑談)2月の月末に思うこと

今日の都内の最高気温は、14.4℃。通りで暖かい。今、足元のストーブを消したりつけたりしている。

24日が土曜日、25日が日曜日。というわけで、23日の金曜日に、給料をおろすためだろう、銀行のATM前に行列ができていた。

2月は、通常28日。閏年(うるうどし)の月でも29日。つまり、30日でも31日にもならない月だ。だから(通常月の)2月は、他の月と比べて、最大 31-28=3、 3日足りない。3日のロスは大きい。けれど、請負仕事のとき、お客にしたら、2月だって、1/12年とカウントする。本当は、分かっていてもね。

2月は、二八(にっぱち)といって、8月と同様に消費が落ちる月だ。2月は他の月より日数が足りないのが原因じゃないのか・・・。

2018年2月23日金曜日

(資料)ショーレム・アレイヘムの短編「番い」

ショーレム・アレイヘム(Sholem Aleichem 1859-1916年:שלום עליכם)の短編「番(つが)い(דאָס פּאָרפֿאָלק)」のイディッシュ語原文が、スティーブン・スピルバーグの <デジタル・イディッシュ・ライブラリー>にアーカイブされている。

pdf参照先: https://archive.org/details/nybc200079

・タイトル:「Ale verk」(אלע ווערק:All work)Vol.5 ・・・ 1917
・作品: 7.「דאָס פּאָרפֿאָלק」(p.127 - 154)・・・(番い、夫婦、カップル)

岩波文庫の「世界イディッシュ短編選」(西成彦編訳)にイディッシュ語から訳された「番い」が掲載されている。

(本ブログ関連:”番い”、”ショーレム・アレイヘム”)

この作品の発表時期がいつなのか分からないが、上記のように「Ale verk(全作品)」が出た1917年より前になるだろう。
⇒ 1909年頃か?


(追記)
上記pdfの書式が旧いようで、次のネット資料イディッシュ語の世界が参考になる。
・  http://yiddish.haifa.ac.il/tmr/tmr01/porfolk.pdf
・  ラテン文字変換  (  http://yiddish.haifa.ac.il/tmr/tmr01/tmr01.020.txt  )

2018年2月22日木曜日

(イディッシュの民話)全世界を喜ばすなど・・・・

「イディッシュの民話」(秦剛平訳、青土社)は、本当はいたって教訓めいた話が収められていて、わたしの好きな「ヘルムの住人」たちが仕出かす、落語に似たお馬鹿な話は少ないかもしれない。なるほど、長い生活の中で、笑いだけでは安寧も続かない。

(本ブログ関連;”イディッシュの民話”、”ヘルム”)

「全世界を喜ばすなど・・・・」の小話は、滑稽な世界に身を置いて悟らせる。
・この世に同じ人間がいないように、同じ考えはない。そして絶対的に正しいものも(多分)。
・だからといって、世間を読み解く力ばかり増やしても、選択肢に溺れ、結局は自分を失うことになると戯画風に描いている。(どこかに教訓の香りがするが)

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砂漠を、歳老いた父親と十歳の息子とがラクダを連れて旅していた。
・途中、出合った男に「ラクダは人間を乗せるために創造されたのですよ。」と言われた。
そこで、父親がラクダに乗って、息子がその後を付いて歩いた。
・途中、出合った別の男に「息子さんをかわいそうだと思わないんですか?」と言われた。
そこで、息子がラクダに乗って、その後を父親が付いて歩いた。
・途中、出合ったまた別の男にいわれた。「歳老いた父親を歩かせて、子どもがラクダに乗る権利などありゃしませんで。」
そこで、父親と息子の二人がラクダに乗って進んだ。
・途中、出合った更に別の男に言われた。「あなたがたはもの言わぬ動物を虐待している。」
そこで、父親と息子の二人は手でラクダを運んだ。

父親が言った。「多分、道中で誰かに会ったら、何て馬鹿なことと言ってくれるだろう。何をしようと、全世界を喜ばすなどできはしないのだから。」
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長い昔から語り継がれた民話はおもしろい。

2018年2月21日水曜日

冬季オリンピック女子団体パシュート 金

まさに、その日その場限りの俄かファンにとって、今回の勝利がなければ身近に聞くことも無かったかもしれないオリンピックのスケート競技がある。

チームで追い抜きする種目を「団体パシュート」と呼ぶそうだ。そんな女子スピードスケート種目で日本チーム(4名)が、オリンピック新記録で「金」メダルを獲得した。めでたいことが続く。

共同通信の記事「スピード女子団体追い抜き『金』」(2/21)は次のように報じている。
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・平昌冬季五輪第13日の21日、スピードスケート女子団体追い抜きで高木美帆*(23)=日体大助手、高木菜那*(25)=日本電産サンキョー、佐藤綾乃*(21)=高崎健康福祉大、菊池彩花(30)=富士急=の日本が金メダルに輝いた。今大会の日本のメダルは11個となり、1998年長野五輪を上回り冬季大会最多となった。

・高木美は1500メートルの銀、1000メートルの銅に続くメダル獲得。長野五輪で金2個、銀1個を手にしたスキー・ジャンプの船木和喜に次いで、冬季五輪の1大会で三つのメダルを獲得した2人目の日本選手となった。今大会の日本の「金」は3個目で通算では13個目。
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(*)決勝に参加した選手3名、また高木両選手は姉妹

(追記)
高木両選手の姉妹関係について、日刊スポーツの記事「高木姉妹8年の五輪金メダル物語、ケンカしたことも」(2/22)は、金メダルにいたるまでの、互いにライバル視し、研鑽しあった経緯を紹介している。

Twitterのハッシュタグ

「Twitterのハッシュタグって、知ってる?」なんて聞いたら、鼻で笑われるだろう。Twitterのユーザー登録はしたものの、何も書き込みもせず、覗くだけだった。そんなとき、ある話題が気になりハッシュタグをやってみようと思った。

「Twitter」や「FaceBook」で、ある話題が盛り上がっているという。そこで、Twitterの世界でどんな風になっているのか知りたくて、初めてハッシュタグしたのだが・・・ちなみに、「FaceBook」のユーザー登録はしていない。

まして、「インスタ映え」なんて全く無縁。「スマホ」も「タブレット」も使ったことがない。ガラ携なので「Line」だって知らない。

今となっては、到着点が「東京でベコ飼うだ」といった勘違いがおかしい、吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」(1984年)と同じ世界にいるのかもしれない・・・だんだん、そんな気がしてきた。


(Youtubeに登録のhironameko09に感謝)

KBS WORLD「国楽の世界へ」 御馳走

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2/14)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、パンソリ「興甫歌(흥보가)」、「春香歌(춘향가)」にまつわる馳走の話を紹介した。

始めに、韓国の正月は旧正月「ソルナル(설날、元日)」を採用していることについて次のように紹介された。
・韓国の日常生活はほとんど陽暦基準だが、正月は旧正月(陰暦)の「ソルナル」を採用している。ソルナルは一年の始めであり、民族精神を継承する日でもあるが、最近は、遠くにいる家族が集まる日の意味合いが強いようだ。正月を控えるころ、祭祀やもてなし料理を作る家庭も多い。パンソリ「興甫歌」にも馳走を準備する場面がある。

▼ 「興甫歌」から「ノルボが興甫の家を訪ねる場面(놀보가 흥보집 찾아가는 대목)」。(兄弟もままならず)

次に、パンソリ「興甫歌」で、善人の弟「興甫」の妻への、兄「ノルボ」が嫌がらせについて次のように紹介された。
・パンソリ「興甫歌」で、意地悪な兄「ノルボ」は、寒い真冬に、善人な弟「興甫」家族を追い出し、食糧が尽き訪ねて来た興甫を、殴って追い返す。そんな兄が、弟が金持ちになった噂を聞き駆け付ける。興甫の妻はノルボを招くが不満だが、家族なので馳走の準備をした。それも溢れるほど豪勢に・・・見返したかったのだろう。ノルボもそれに気づき嫌がらせして、興甫の妻に、酒を勧める妓生が歌う「勧酒歌(권주가)」を歌わせようとした。興甫の妻の怒りはいかばかりだったか。

▼ 「勧酒歌」として「萬壽山(만수산)」の曲を聞く。(王の長寿を願うか)

最後に、パンソリ「春香歌」で「李夢龍(이몽룡)」への勅命と春香との別れについて次のように紹介された。
・パンソリ「春香歌」にも「勧酒歌」の場がある。王の勅命で地方に遣わされた「李夢龍」は、物乞いの姿をして地方官の宴を訪ね、飲食で、妓生の勧酒歌がないと飲めぬと言う。妓生は仕方なく酒を注ぐが、彼が王の勅命を受けてのこととは知らず、<一生物乞いをするように> と歌い呪った。李夢龍が科挙の準備に都漢陽へ向かうとき、春香は彼のため食事を用意した。その中身が、京畿雑歌「出引歌(출인가)」で歌われる。青唐辛子、塩漬けのキムチ、たこ、アワビなど、心を込めた数々の膳だ。愛する春香を置いて、漢陽へ向かう李夢龍の足も重かったろう。

▼ 京畿地域の雑歌「出引歌」を聴く。(心を込めて料理が次々と並ぶ)

2018年2月20日火曜日

(雑談)うらやましい話

粒が大きく美晶なら宝石「ガーネット」、粒が小さく砂状なら研磨剤「金剛砂」、そしてどちらでもないが結晶が十二面体の鉱物標本にピッタリなら「柘榴石」。(みな同じものだが)

鉱物趣味の原点は、だれでもが水晶から始まるだろう。釣りの原点がヘラブナ(箆鮒)釣りで、「箆鮒に始まり、箆鮒に終わる」に例えて、鉱物採集では「水晶に始まり。水晶に終わる」といったかどうだか。

身近な結晶で、自然物というより、中学の化学実験で出会った「硫酸銅」の青色結晶は衝撃的で、薬瓶から一粒取り出してポケットにしまった。そして授業中に取り出しては眺めさすった。思わずやってしまったことだが、重金属の毒性があるなんて知らずに。いつのまにか、ポケットから消えた。

以前、ブログに記したが、自然石で採集可能な鉱物として、なぜか興味を持ったのは「柘榴石」だったかもしれない。
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鉱物(染料)のトークイベントがあって、美大の助教授が幼いころに育った福島県の石川町の思い出に、あぜ道に落ちている大きな正十二面体の柘榴石を拾っては遠くに投げていたという話をしていた。贅沢なこととうらやましかった覚えがある。
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茨城県の真壁町「山の尾」は、柘榴石の有名な産地だったそうだが、とっくの昔に入山禁止(つまり鉱物採集禁止)になっている。ああ、遅すぎたねえといいながら探したが見つからない(つまり行ってしまった)・・・時代は遅すぎた。拾って投げたなんて夢のまた夢。うらやましい限りだ。

年寄りの繰り言、なんど話したことか。

2018年2月19日月曜日

雨水 2018

今日は、二十四節気の「雨水(うすい)」、降る雪も雨に変わるという。この地は、すでに雪は降りそうにもない。ただ、住宅街の北側塀の下にまだ雪の塊りが一部残っており、雨水の候に溶けるのを見てみたい。

(本ブログ関連:”雨水”)

映画「怪しい彼女(수상한 그녀)」(2014年/韓国)の中で、シム・ウンギョン演じる主人公が、 チェ・ウンオク(채은옥)のデビュー曲「雨水(빗물)」(1976年)を歌う場面がある。二十四節気の「雨水」というよりは、静かに降る雨に離別した人を思い返す歌であり、ついついこの時期に、ブログで触れてしまう。(チェ・ウンオクの歌った韓国歌謡独特の歌いに比べて、次のYoutubeのシム・ウンギョンは馴染みやすいかもしれない)

(本ブログ関連:”怪しい彼女”)


(Youtubeに登録の원근이に感謝)

2018年2月18日日曜日

冬季オリンピック女子スピードスケート500m 金

その日その場限りの俄かファンとしては、昨日の男子フィギュアスケート(シングル)での羽生選手の金メダルにつづいて、今日の小平選手の金メダルについて記さねばならない。

(冬季オリンピック)
平昌オリンピックの女子スピードスケート500mで初の金メダルを獲得した。
日刊スポーツの記事「小平奈緒が金メダル『全てが報われたような気持ち』」(2/18)は、(余りにも大きな)期待に応え最高の活躍(オリンピックレコード)をした小平奈緒選手について次のように報じた。(抜粋)

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スピードスケート短距離のエース小平奈緒(31=相沢病院)が36秒94の五輪新記録で金メダルを獲得した。1000メートル銀に続く今大会2個目のメダル。日本のスピードスケート界では98年長野五輪男子500メートル清水宏保以来、女子では初の金メダル獲得となった。
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ところで、小学生のころ同じクラスに、目鼻立ちが少し欧風な雰囲気の女の子がいた。クォーターで、祖父だったかがノルウェー人だそうだ。何となく北欧という風貌がある。小平選手を見て、ふとそんなことを空想したりする。寒いスポーツのせいからかもしれない。

後天性の才能があれば

以前、大音響セットによる映画「フラッシュバックメモリーズ 3D」を見たことがある。オーストラリア原住民のアボリジニの民族楽器「ディジュリドゥ」奏者である、日本人のGOMA氏が、「演奏」と「記憶喪失」の狭間で苦悩する日常をあつかったドキュメンタリーだ。

(本ブログ関連:”フラッシュバックメモリーズ 3D”)

記憶喪失の原因になった交通事故をきっかけに、GOMA氏に、ある能力が突然現れたことを触れられるが、映画全編、圧倒的な「ディジュリドゥ」が響き、客席を振るわせる。主題は、爆音ともいうべき音響効果にゆだねられたようだった。

その、もうひとつの能力とは、緻密な点描画作成の才能だ。昨晩、NHKのETV特集「Reborn ~ 再生を描く ~ (ディジュリドゥ奏者・画家GOMAが新たな表現に挑む!」(2/17)は、この点に目が向けられた。

生来の脳障害に、特定分野の才能を発揮する「サヴァン症候群」がある。一方、普通に生活していた人が、事故などで脳障害を起した際に発生する「後天性サヴァン症候群」がある。GOMA氏は、交通事故後、点描画に執着することになったが、他の(海外の)ケースでは、作曲や数学など文化的な(いってみれば脳内で活性化するであろう)才能が突然花開くことがある。

後天性サヴァン症候群は、うらやましいほどの才能を見せるが、その背景に脳に関わる事故があったわけで、記憶の問題を抱えているようだ。今回、その症候群について現代医学状況を紹介した。

さて、私にしたら、生活に困らない程度であれば、後天性サヴァン症候群を体験したい誘惑にかられる。不謹慎かもしれないが、後天性サヴァン症候群は、結局は、その人だけ特有の症状であって、才能が決して猿真似でないのだから。うらやましいと思わぬでもないではないか。

ただ、私は転んで膝をすりむく程度。今の生き方も、考えてみれば、同じくらい偶然に支えられているのかもしれない。

2018年2月17日土曜日

冬季オリンピック男子フィギュア 金・銀 と 観梅(うめまつり)

思いっきり外気に触れようと、近くの公園へ「観梅」に近でかけた。昼過ぎの南の空に白い雲が輝いていたのに比べて、北の空はねずみ色に染まっていて、梅林に着く頃には、すっかり陰っていた。風も吹き、急に冷えた感がした。

(本ブログ関連:”うめまつり”)

せっかくの「うめまつり」(2/17,18)だったが、最近の寒さのせいか開花が遅れ、数本の梅の木に花を咲かせるにとどまっていた。

人々が集う梅林には、ボランティアが用意したテントがあって、解説の準備をしていたけれど、出鼻をくじかれたようだった。来週来ても大丈夫といった、お墨付きをもらった次第。

今を盛りと咲く梅があって、品種名を「こじょうのはるににる」とあるが、<古城の春に似る> だろうか。そんな孤高感もいいが、ブリューゲルの絵に描かれた(群集図の)ように、梅の木を取り囲む写真のひとびとと共に春を手にした。


(冬季オリンピック)
平昌オリンピックの男子フィギュアスケート(シングル)で、日本選手の層の厚さを示した。
羽生結弦(23歳)選手が金メダルを、宇野昌磨(20歳)選手が銀メダルを獲得した。若さのなせるスポーツ種目だが、その若さで頂点を極める強靭な意志にあらためて驚嘆、感服する。(23歳だよ! 20歳だよ!)

昨年11月、練習中に負傷して完治癒でない中、羽生選手のオリンピック2連続金メダルは、同種目66年ぶりの成果であり、冬季オリンピックの100個目の金メダルに当たるという。また、羽生選手を目標に励んできた宇野選手は、初出場にしての快挙であるのだから、こちらも凄い!

・・・その日、その場限りの俄かファンとしては、ただただ若者への期待だけだ。

2018年2月16日金曜日

旧正月

昨日と比べて風向きが変わり、「旧正月」の今日、冷えが戻ったようだ。それでも、一日一日、陽が伸びるのを感じる。冬と春の境を感じさせる「うめまつり」が、明日・明後日、近所の公園にある梅林で催されるという。

(本ブログ関連:”旧正月”、”うめまつり”)

これから3月いっぱい、語学教室が休みのため、この間をどう過ごすべきか考えるのが大変。予習して積み重ねが大切なのは分かるが、賽の河原の石積みの如く、夜な夜な鬼が出てきては、憶えるべきことを蹴散らしてしまう。こうなったら、しばらく鬼と仲良くするほかにない。

一時の休戦、明日にでも観梅に行こう。

2018年2月15日木曜日

秋期イディッシュ語 2017-17th (終業)

昨年秋から続いた「2017年度秋期間イディッシュ語」クラスが、今日で終業した。授業にいろいろ工夫いただいたにもかかわらず、わが知識は積んどく状態。回りにさぞや迷惑をかけているだろうが、それにもめげず、今年4月からの「春期間クラス」にも参加したいと願っている。

(本ブログ関連:”イディッシュ語”、”秋期イディッシュ語”)

先生のイディッシュ語体験談、才能豊かなクラスメイトの話(音楽、アート)など聞けるのも参加する意義がある。

さて、授業は最終回ながらいつも通り進められた。
・(復習):「(名詞)+(形容詞)+(定冠詞)」を「対格」にしたときの練習問題
・(時計):時計の表示を元に、時刻の読み方、および、朝・昼・夕方・夜・夜中を付した表現
                 - 時刻が30分を過ぎると、時間(hr.)は先付けになるという意見があった。成程!
・(読み):イディッシュ民話と思われる「7と7は11」の話を読む。


(余談)
2月も半ば過ぎて、3月もあっという間に終わるだろう。その間、イディッシュ語に触れるのに如何にしようと考えた。そうだ、「イディッシュ料理」がいい。先週、「シャベス(安息日)」の料理(名)を学んだし、上記読み物にも出てたし・・・。ということで、ネットでイディッシュ料理を検索したが、専門店が見つからない。「イズラエル料理」なら数店あったが。
そこで、Youtubeで「Yiddish cooking」と検索すると、(過ぎ越しの)「ポテトのパンケーキ(Potato Latkes)」が紹介されていた。それも有名なヴァイオリニスト「イツァーク・パールマン」の「母の味」の思い出語り(イディッシュ語交じりの英語?)を添えて、イディッシュ語(英語字幕)で紹介されている。まずは、食べ物に釣られることから始めよう。


(Youtubeに登録のForvertsに感謝)

2018年2月14日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 歌客

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2/7)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、愛の歌「歌客(가객)」にまつわる話を紹介した。

始めに、学識のある学者ソンビである「林悌」(임제、1549年~1587年)と、妓生(기생)の「黄真伊(황진이)」、「寒雨(한우)」との関わりについて次のように紹介された。
・朝鮮時代の文人「林悌」は、幼い頃から自由奔放に育つ。官吏として北の任地へ向かうとき、最高の妓生とされた「黄真伊」の墓の傍を通った際、墓前に酒を一杯注ぎ、哀悼する詩を謳った。ソンビが妓生の祭祀を行ったと騒がれ、着任前に罷免となる。また、妓生「寒雨」の名にかけて <天気が良いので傘も持たず出かけたところ、山に雪が降り、野原に冷たい雨が降って体が凍えてしまった> と謳うと、寒雨は <冷たい雨に当たったので、温かくして泊っていってください> と応えた。

▼ 二人の詩を基に、新しく作曲した「歌客」の歌を聴く。アカペラ風に今様に。

次に、妓生の「梅窓(매창)」と詩人「劉希慶」(유희경, 1545年~1636年)との関係について次のように紹介された。
・全羅北道扶安地方にいた、妓生「梅窓」は、玄琴演奏や詩に才があった。彼女が亡くなると、同地で、彼女の詩を自費本に作られた。本作りが簡単でない時代、しかも身分が一番低いとされた妓生の詩を本にするのは普通でなかった。梅窓は、詩人「劉希慶」とのラブストーリーでも知られる。劉希慶は賎民だが親孝行で、葬儀に詳しく、国葬の諮問をした。46歳で扶安を訪れた彼は、噂に聞く梅窓と出会い、28歳の差ながら互いに惹かれた。やがて離別後、梅窓が恋しい想いで作った詩が、梨の花が雨のように秋風に落葉する様を表す「梨花雨(이화우)」だ。

▼ 「梨花雨」の歌を聴く。(常々気になること、妓生の詩にヒギンズ教授のありやなしや)

最後に、両班階層の女性詩人「金三宜堂」(김삼의당、1769年~1823年)と夫との関係について次のように紹介された。
・朝鮮時代の女性詩人に妓生が取り上げられるが、両班階層にも、有名な女性詩人「金三宜堂」がいる。代表作に、夫と愛を語り合った詩がある。彼女の夫は、同じ村で同じ日に生まれたが、没落両班の家柄で、科挙に合格することだけが二人の一生の願いだった。妻は懸命に支えたが叶わず、貧しい生活を送るも、その中でも仲が良かった。

▼ 金三宜堂と夫が取り交わした詩を基にした曲「月の下の恋歌(달 아래 연가)」を聴く。(作曲時期はいつ)

・キム・ボエさんの言葉。バレンタインデーに「高価なプレゼントも良いですが、心を込めた詩を分け合うのも意味深いことだと思います。」とのこと。

2018年2月13日火曜日

(雑談)あとがき

書店であれ図書館であれ、念願の書籍を見つけて一安心すると、無意識なほどにしてしまうことがある。手にするや、「あとがき」にすぐ目を通すことだ。何となく、全体像をおさえておきたいと、ついやってしまう。

以前ネットで、「エセーニン詩集」(内村剛介訳、1968年)を手にしたときもそうだった。巻末にある内村氏の「あとがき」を開いた。するとこんな書き出しで始まった。
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この「あとがき」はおそらく「目次」のつぎにすぐに読まれることになるだろう。つまりエセーニンの詩そのものがまず目に触れるのではなくて、「目次」「あとがき」が眺められたのちにはじめてテキストが読まれるというのが、現代日本の読者のおおかたの接し方であろうと思うのである。”ダイジェスト”文化が病巣をそこまで張ってしまったのかといまさら歎いてみてもはじまらない。ダイジェストなしには、----”噛んで含めること”なしにはーーーーどうしょうもないほど、わがくにの読者の前歯は退化してしまっているらしいのだから。
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(本ブログ関連:”内村剛介”)

この「あとがき」に、わたしは前歯をへし折られた感がした。ずいぶん昔から、日本の読者状況は見透かされていたものだ。今も変わらないだろう。

更に今、テキストに入る前、だれもが目を通すものが新たに加わったとすれば、例えば、Amazonの「カスタマーレビュー」かもしれない。ときたま閲覧することがある。ただし、求める気のない、けれど世間で騒がせているような書籍の場合だけだが。これも、一種の <ダイジェスト文化の病巣> かもしれない。しかも、かなり毒性が強い。

2018年2月12日月曜日

モード・アダムズ

鉱物趣味は、造化の妙というか、時を経て変わらぬものへの畏敬というか、心に置いて絶対的なものを求めるというか、だから、等軸晶系の黄鉄鉱は不思議だし、六方晶系の水晶は始まりであり終わりとなる。

人智を超越した憧れに、宗教的なものがあるかもしれない。でも、人の心に降りてときめかせるものがあれば、その方が和むだろう。だから、古い絵画に描かれた女神像に心を傾けたり、あるいは、時代が過ぎて古めかしい写真に残った舞台女優に心奪われたりする。

今の街をカラー写真におさめて見るよりも、それをセピア色に加工したとき、全く別な感慨が湧いてくることがある。何かを絞ってこそ共鳴するものがあるようだ。

以前、このブログに記した舞台女優「モード・アダムズ」(Maude Adams、1872年~1953年)の、幼いころの、そして活躍した女優時代の貴重な写真がYoutubeに登録されている。繊細で、研ぎ澄まされた透明感あふれる若い彼女の写真から目が離せない。代表的なピーターパン役のころに、少々ぽっちゃりしたのはご愛嬌だが。

(本ブログ関連:”モード・アダムズ”)

ちなみに、彼女の写真との出会いをドラマ化した、「ある日どこかで」(Somewhere In Time)のDVDとCDを、本日Amazonに頼みました。


(Youtubeに登録のbunnychan22に感謝)


(追記)
モード・アダムズの写真集(THE NEW YORK PUBLIC LIBRARY: DIGITAL COLLECTIONS)
https://digitalcollections.nypl.org/search/index?keywords=Maude+Adams#/?scroll=92

2018年2月11日日曜日

建国記念の日 2018

建国記念の日」の今日、久し振りに暖かく過ごした。昼間、ストーブなしでも充分で、都心では、今月に入って最高気温の14.9℃だった。ここまで三寒四温を繰り返してきたので、この温もりは貴重だ。(とはいえ、1月の最高気温は、1月9日に16℃に達した)

(本ブログ関連:”建国記念の日”)

といって、することもなく平穏に、一日うつらうつらしながら過ごした。

さてさて、一日の終わりにイ・ソンヒの美しく可愛らしい歌を聴いてみよう。彼女の8集所収の 「いつも愛してる(언제나 사랑해)」(1992年、作詞・作曲キム・ヨンドン)は優しい気分になる。


愛してる、私の愛する人
あなたは、日ごとまぶしい光で私へ近づいてるのね

愛してる、う~ん~
永遠(とわ)に、一緒に私たちの幸せな人生の夢見るのね
貴方の、愛の香りが私にいっぱい飛んでくるのね

(トゥル~ル~、トゥルットゥ ルルットゥ ルルットゥ ルル~ル~ル~)

私の魂、私の愛する人
貴方は、私にいつも新しい光で現れるのね
その光は、いつも虹の色をして私に近づくのね

愛してる、私の愛する人
愛してる、私の人生


(Youtubeに登録の도미정に感謝)

2018年2月10日土曜日

(雑談)硫黄

昔のこと、電線柱工事の後の地面に破損した「碍子(がいし)」が散らばっていて、中身を見ると黄色の塊りがあった。子ども心に、それが硫黄ということは直ぐに理解できた。絶縁体として用いられていたのだ。新鮮な硫黄がむき出しになっていて、その光沢にすっかり魅了された。直接関係するかどうか、私は黄色が好きだ。

硫黄といえば、鉱物趣味で、硫黄と名の付くところに行ってみたいと考え、その第一に選んだのが北海道の知床にある「知床硫黄山」だった。ちょうど < 千歳-女満別線のYS-11ラストフライトの前日だったこともあり搭乗(まさに便乗)して、知床硫黄山に硫黄を採りに行くことができた >。

同山は、明治期に海岸線まで大量の硫黄を噴出したという。それは過去のこと、面影だけでも見られればと妄想して出かけた。真夏の時期をはずしたため、山麓までタクシーを借りて至り、ヒグマとの遭遇を恐れ、ハンマーで空き缶を打ち鳴らしながら登った。
岩だらけの頂上に至る前の場所で硫黄を採集した。思ったほど残ってはいなかったが、小片をけっこう手に入れた。鉱物趣味のベテランからみれば、本流じゃないかもしれないが満足できる採集だった。

あれれ、話が長くなる。(箱根の大涌谷で、柵を乗り越えて硫黄を採取したことも・・・)

ところで、九州南部の巨大カルデラ爆発を予測試行した小説「死都日本」(石黒耀)は、科学者参加のシンポジウムを開催するまで関心を呼んだ。頭の中に硫黄が再び浮かんだ。

鹿児島沖に「薩摩硫黄島」がある。「鬼界カルデラ」の一部をなすもので、海底に巨大なカルデラが存在する。北の知床硫黄山に行ったのだから、今度は南だと単純な発想からだった。

ネット情報をもとに色々な装備を想像したが、硫黄岳はずっと手前から眺めるしかできない・・・当り前のことなのだが。火山に行きたい、硫黄を見たい・・・思いだけを残したまま。

(本ブログ関連:”噴火”)

その「鬼界カルデラ」について、毎日新聞の記事「溶岩ドーム 世界最大級、鬼界カルデラで神戸大確認 直径10キロ マグマだまり成長か」(2/10)が最新情報を紹介している。
⇒ 神戸大学プレスリリース「鬼界海底カルデラ内に巨大溶岩ドームの存在を確認」(2/9)
⇒ オンライン英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載。(2/9 公開
⇒ ニフティニュース「滝沢秀明、英科学誌論文に名を連ねる 海底火山研究チームの一員に」(2/10
    滝沢秀明さんは、NHKのBSプレミア「火山探検紀行 巨大カルデラの謎に迫る」に参加とのこと。

2018年2月9日金曜日

イ・ソンヒの「Jへ」が歌われる

聯合ニュースの記事「[平昌五輪]北朝鮮芸術団 15年半ぶり韓国公演=歌謡曲など披露」(2/8)は、8日夜、北朝鮮の「三池淵管弦楽団」が、五輪競技場がある韓国北東部・江陵の江陵アートセンターで公演したと報じている。

(参考) Youtubeに公演映像がある:聯合ニュースTV登録

その公演で、イ・ソンヒのデビュー曲である「Jへ」(1984年)の他に、シム・スボンの「男は船、女は港」(1984年)、チェ・ジンヒの「愛の迷路」(1984年)など、’80年代韓国の大衆歌謡が歌われたようだ。(3曲とも1984年の曲 / Youtube登録者に感謝)

JTBCのニュース(2/9)で、「イ・ソンヒさんは、2002年と2003年に平壌公演のとき、「Jへ」、「美しい江山」など熱唱して、北朝鮮の観客の呼応を導きだしたことがある。」と紹介された。

ところで、イ・ソンヒは、1991年に初の地方市議会選挙で、保守系候補としてソウル市議会議員に当選。その後、大きく舵をきって金大中を支持するなど振れた。2015年の「光復70年」記念イベントでは、朴槿恵をはさんで両側にキム・ヨナと共にステージに立ったりした。

(追記)
2/13のスターニュースの記事「イ・ソンヒ『北芸術団の「J」に感謝。平昌オリンピック ファイティング』」に、イ・ソンヒの次のような感謝対応が報じられた。(抜粋)
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・イ・ソンヒは、13日のスターニュースに「今回の北朝鮮芸術団の公演で、『Jへ』を聞くことができてうれしかった」と、「私の歌がそのような席で歌われてうれしく良かった」と語った。
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⇒ イ・ソンヒの反応に照らして、例えば、シム・スボンはどう反応したか、しなかったかに関心がもたれるだろう。

イディッシュの阿呆酒場 7+7=11

イディッシュ語のテキストに、毎度馴染みの「ヘルム(כעלעם)」の村(町)らしき舞台があって、そこでありそうな阿呆酒場の話がある。7+7=11 となる、例によってイディッシュらしい、視点を混乱させるひねくりジョークだ。

(本ブログ関連:”ヘルム”)

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・男が酒場で飲食して、「お勘定!」と頼んだ。
・女将(おかみ)がいうには、「肉ジャガが7グロシュ、パンも7グロシュ、合わせて11グロシュ」
・横の客(פֿרעמדער)が「そりゃ違う」、「7と7で14だろ」といった。
・女将がいうには、「いいや、これでいい。知ってるでしょ。わたしゃ、前の旦那との間に4人子どもがいる。今の旦那は4人の連れ子がいて、私との間で3人産んだ。だから、わたしゃ7人の子を産んだし、今の旦那にも7人の子がいる。けれど、わが家にゃ子が、11人いて、14人じゃない。」
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何が間違いかって?
本当は、前の旦那との間に4人、今の旦那との間に連れ子を含めて7人、合わせて11人でしかない。ところが、今の旦那との間にできた3人の子どもを、女将と今の旦那の両方の視点で見て、二重に計上していることになる。ユダヤ人はこんなだまし絵のようなジョークが好きなんだろうか。

(追記)
女将の計算を「違う」といった客は、生真面目にそういったに違いない・・・けれど、客=פֿרעמדער(foreigner)が、この酒場を知らぬ一見のよそ者だったとしたら、ちょっと面白いことになる。地元客は、女将の勘違いを以前から知っていて、知らぬ顔を決めていたのかもしれないからだ。女将、よそ者、そして地元客との関係が見えてくる。
そういえば、どこかで聞いたような勘定違い・・・落語の「時そば」を思い出す。

2018年2月8日木曜日

秋期イディッシュ語 2017-16th

イディッシュ語ひいきだけで、昨年10月以来やっとたどり着いた「秋期イディッシュ語 2017」も、今日で最後から2番目になった。今、冬なのに「秋期」とは・・・年度を二分して行なうため、後半開始のコースを「秋期」と呼ぶので・・・。

(本ブログ関連:”イディッシュ語”、”秋期イディッシュ語”)

授業で使用のテキスト「Colloquial YIDDISH」(Lily Kahn)に登場するキャラクターがおもしろくて、ダイアログ(会話練習)はひねりが効いていて、ざっくばらんな人間関係が描かれている。(これが果たしてユダヤ人らしいというか、あるいは著者のセンスなのか・・・)

授業では、次について解説された。
① 主格(Nominative:~は)と対格(Accusative:~を[直接目的])の違いにより、定冠詞と形容詞(接尾辞)は、名詞の性に基づいて変化することを説明・練習された。
(語順はイディッシュ語に即して右から左へ)
・主格: (名詞ברודער)+(形容詞קלוגער)+(定冠詞דער) ⇒ 賢い兄(弟)は   
・対格: (名詞ברודער)+(形容詞  קלוגן)+(定冠詞דעם) ⇒ 賢い兄(弟)を 
② 「安息日(Shabaath:שבת)」について紹介された。何度聞いても未知の領域。(リンク先の日本語の解説とヘブライ語の写真が参考になる)

(素晴らしい話)
クラスメイトが、先生の助言により、イスラエル政府の招待を受けてイスラエルへ研修に行くそうだ。若くて能力ある人に、好機は待ち受けている。

2018年2月7日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 並唱

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(1/31)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、「並唱(병창)」にまつわる話を紹介した。(ネットで未聴のため韓国語版を参照しました)

始めに、伽耶琴(カヤグム)の弾き語りによる並唱「燕路程記(제비노정기)」について次のように紹介された。
・楽器の伴奏で歌う「並唱」がある。 伽椰琴(가야금)並唱は、以前、パンソリ唱者が、喉が傷つきこれ以上声を出しにくい時、次善に選択するジャンルとされた。パンソリ「興甫歌(흥보가)」中の「燕路程記」は、(弟の)興甫が手当てした燕が江南との往来旅程を盛り込んだ歌だ。

▼ 「燕路程記」: 伽耶琴との並唱

次に、玄琴(コムンゴ)演奏による「鳥打令(새타령)」について次のように紹介された。
・玄琴(거문고)は「百楽之丈(백악지장)」、「ソンビが修養のため演奏した楽器」と見なされたため、民俗楽器の演奏をタブー視したが、朝鮮末期に玄琴散調が作られて以来、さまざまな音楽を演奏している。パンソリ「赤壁歌(적벽가 )」中の「鳥打令」は、<赤壁の戦い>で大敗した曹操が兵士たちと共に逃げて、森の中から聞こえてくる鳥の声を聞き、戦闘で死んだ兵士たちを悼む心を込めた内容だ。

▼ 「赤壁歌」中の「鳥打令」: 玄琴との並唱

最後に、最近の創作の伽椰琴並唱について次のように紹介された。
・伽椰琴は、朝鮮時代までは正楽を演奏する正楽伽椰琴を使用し、朝鮮末期に達しては、もう少し速く変化の多い音楽を演奏できるように、幅の狭い散調伽椰琴が作られた。以後、多様な改良伽椰琴が作られたが、最近の創作音楽に主に使用するものは25弦の伽椰琴だ。

▼ 「冬(겨울)」:(25弦の伽椰琴を演奏して歌えるように作られた音楽)

2018年2月6日火曜日

よくやってるよ

暖房の目盛りを上げると眠くなる。一瞬のつもりだったが、ふと我に返ってPCを見れば、いつのまにかYoutubeに見知らぬ映像があった。ここにたどり着くまでの記憶がない。

タイトルが長いが「観覧していた男子高校生が舞台に上がって即興でベース(BASS)を演奏したら...[日本語字幕]」というものだ。ソウルの街角の路上ライブのよう。バンド名は、ヒーリング流浪団「분리수거(分別 [収集])」(BLSG)という、ひねりを効かせたようなネーミング。(Youtubeで、いきなり出合ったわけで、バンドについて詳細はこれから・・・)

その即興バンドに、15歳のベース弾きの少年が加わって、歌と演奏が始まる。少年の演奏に対してボーカルは、「よくやってるよ(잘하고 있어)」と誉めると同時に、冬の路上でバンドを囲む観客・若者たちとの<応援>の共有といった風でもある。一方的なメッセージでない、観客も自然に加わる・・・いってみれば、都市生活者の合いの手といった掛け合いとなる。

冬の学生街、そこだけ暖まる気がする、<即興>のういういしいイメージがする。まさにライブ。


(Youtubeに登録の路上ライブTV (Daily Busking)に感謝)

2018年2月5日月曜日

(中古LP)会賢地下商店街

市民参加型新聞といわれる韓国のオーマイニュースの記事「[イシュー] 昔の友に会ったように嬉しいLP」(1/29)に、中古LPレコードの宝庫ともいうべきソウルの”会賢地下商店街(회현 지하상가)”について以下のように紹介している。

なお、同地下街には、イ・ソンヒのLPレコードの発掘に3回ほど出かけたことがある。2回ほどで大方収集できた・・・というか、彼女のLPが容易に入手できたことに驚いた。LPレコード中心であるため、中古CDの品揃えは少ない。(CDはネット頼みかもしれない)

(本ブログ関連:”会賢(フェヒョン)地下商店街”)

本記事には、中古LPの話題以外に、1970年代に行なわれた「禁止曲」について若干触れられており、若者に浸透を始めたロックやフォークに及んだことが分かる。独裁国に見られる締め付けだが、「退廃芸術」や「社会主義リアリズム」ほど大々的には至らなかったようだ。
⇒ (参考)「1970 年代以降の韓国禁止歌と韓国社会」(金珉廷)
                 禁止理由分類に年度に偏りあるものとコンスタントのものとがある。

(本ブログ関連:”禁止曲”)

イ・ソンヒは、1984年にデビューしており、その後の世代にあたるが、禁止曲に該当したシン・ジュンヒョン(申重鉉、신중현)作詞・作曲の「美しい江山(아름다운 강산)」(1972年)を、カバーというか国民歌謡にまで再生している。

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・真昼でも息が暖かく感じる氷点下の天気のため、屋内や地下路だけ通うことになる。ソウルの明洞と南大門市場をつなぐ「会賢地下商店街」には(中古)LP店が多い。イ・ソンヒ、ヤン・ヒウン、山びこ、新村(シンチョン)ブルースなどの歌が、ターンテーブルから聞こえてくる。

・LP(ジャケット)にある写真を見ると、古くからの友に会ったようでうれしい。当時の歌の言葉は、歌詞が美しくて詩的なのでいい。歌を吟味することができる。(また)1970年代には、多くのLPが禁止曲だった。

・LP店のおやじさんが教えてくれた、一番記憶に残る禁止曲は、キム・セファンが歌った「道端に座って(길가에 앉아서)」(1973年)だ。
その理由は「勤労意欲低下」だったと。
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(参考)Youtube登録「道端に座って」(歌詞も記載: 登録者に感謝)

以前の「テレビレポート」の記事「ユン・ヒョンジュ ”道端に座って” 禁止曲、なぜやることなく眺めているのか」(2012年9月22日)だが、「道端に座って」が禁止になった訳を作者の口を通じて次のように紹介している。
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・(「道端に座って」の曲について)MCのシン・ドンヨプは「このようにさわやかな歌が(どうして)禁止曲だったんですか?」と聞き、これに対して(同曲を作詞・作曲した)ユン・ヒョンジュは、「やることなく、通り過ぎる人をどうして眺めているのかと禁止曲になった」と言って、大きな笑いをとった。
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何でこの曲が・・・。(当時、禁止対象となった曲の関係者に、大麻が仕込まれて事件化したようだ・・・真偽はどうだったのか?)

2018年2月4日日曜日

立春 2018

昨日は<豆まき>の「節分」。そして、今日は「立春」。いずれも「二十四節気」に従う。旧暦(太陰暦)時代の暦ながら、四季に合わせた太陽暦なので、二十四節気を「太陰太陽暦」と呼ぶそうだ。

ブログでは、何かにつけて二十四節気を話題にしている。古い暦にもかかわらず、太陽の運動に沿っているため、生活実感に合うのがいい。春は始まったのだろうか?

(本ブログ関連:”立春”)

気象庁の「時に関する用語」は、季節区分を次のように月間で設定している。
   春:3月から5月までの期間。
   夏:6月から8月までの期間。
   秋:9月から11月までの期間。
   冬:12月から2月までの期間。  ← まだ冬!

今日は、(陽射しだけ見れば)ちょっとした緩みがあるが、外に出れば相当寒い。天気予報によれば、来週からまた冷え込むという。やっぱり、体感はまだ冬である。

2018年2月3日土曜日

節分 2018

季節の変わり目の前日を「節分」という。春になる「立春」(1/4)前日の今日が節分にあたる。慌ただしい日常、気付かないかもしれないが、スーパー店頭に、鬼の仮面を付した<煎り豆>パックが積まれてる。

(本ブログ関連:”節分”)

節分の思い出は「豆撒き」だ。夕方、縁側のガラス戸を開け放ち、庭に降りて明るい室内に向かって「福は内~」、逆に縁側に立ち暗い庭先に向かって「鬼は外~」と叫びながら煎った豆を撒く。途中、目を盗んでは豆を頬張る。家族で行なう、親から子に伝わる、楽しい風習だ。
(「恵方巻き」いまだ馴染めず・・・本当に関西で確立・普及した風習なのだろうか?)

今日は病院をはしごして、いろいろ安心のお墨付きをもらった。ほっとしたのか、帰宅して、テレビをつけたまま転寝してしまう。散々気をつけたインフルエンザが忍び寄りそう。くわばら、くわばら。

ちなみに、インフルエンザ予防のため、外出時には①マスク着用、②あちこち商品や電車の吊り輪などを触らないこと、そして、帰宅時には、①手洗い、②顔まで(目から感染の可能性があるので)洗うことが大事と指導いただいた。当分の間、気をつけた方がよさそう。
(インフルエンザ患者が、洟(はな)をかんだ後、手にウィルスが残っていて、その手で色々なものを触る場合がある・・・ウィルスが町中にウヨウヨしていると考えたほうがよさそう)

(本ブログ関連:”インフルエンザ”)

2018年2月2日金曜日

イ・ソンヒのルックス

子どものころ、両親が女優の山本富士子について、いつまでも綺麗だねと話題にしていた記憶がある。いまの私ら世代にいえば、吉永小百合にあてはまるか。

若さの象徴は、銀幕に輝いた俳優やブラウン管の中で活躍した歌手を通して形作られたものかもしれない。だから、ファンはスターとともに世代を共有する。吉永小百合が永遠の<マドンナ>なら、スクリーンの中でいつも彼女のそばにいた浜田光夫は永遠の<ライバル>となる。

イ・ソンヒも、いつまでも美貌を保つといわれて久しい。韓国の新聞記事に、少し前の芸能ネタを繰り返すくせがあるようで、よく知られた話がまたとりあげられている。ただタイトルが刺激的で、国際ニュース(gukjenews)の記事「イ・ソンヒ、時間が止まったよう・・・ ヴァンパイア・ルックス(外貌)『驚くべき』」(1/31、オ・ナウン記者)は次のように紹介している。(抜粋)
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・イ・ソンヒは、15集「セレンディピティ(SERENDIPITY)」(2014年)の発売記念の記者懇談会に参加した当時、童顔の容貌の秘訣について「皮膚管理のマッサージ店で他の人々が受ける程度の管理を受けている・・・」と説明した。
・イ・ソンヒは、去る2011年MBCの「遊びにおいでよ」に出演して、MCのキム・ウォンヒから「中学校の時、イ・ソンヒさんの歌を聞いたけれど、(当時と)なんと寸分違わぬままだろう、私よりもっと若く見える」と、童顔の容貌の秘訣を尋ねる質問を受けたことがある。
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といった具合である。ちなみに、「童顔」は、若々しさを象徴する。そして、彼女は、清雅さをしばしば形容される。

若さを羨望されるのはありがたい。イ・ソンヒは、若さをつなぐ健康食品のコマーシャルに出たこともある。ところが、その企業が食品成分に問題を起して、しばらく騒がせたりした。

(本ブログ関連:”健康食品”、”健康飲料”)

イ・ソンヒは、若いころに美が完成してしまうタイプというより、日本でいえば、ジャンルが異なるが(どちらかといえば)歌手「aiko」に通じる趣があるのかもしれない。

2018年2月1日木曜日

秋期イディッシュ語 2017-15th

またしても降雪の予報が出ている。今晩遅くから雪になるというのだ。そのつもりでイディッシュ語教室に通ったところ、地下鉄の改札口を行き交う人々が傘を持っているではないか。昼過ぎから、すでに小雨が始まった。

結局、帰り道も小雨が止まず、このまま遅く雪に変わるのだろう。ところで、南北の道から、先日の雪はすっかり溶けているが、東西の道の一部には、まだ凍りついて残っており、この上に雪が積もったりしたら、滑りやすく心配だ。

心配ごともあるが、まず教室で学んだことをしっかり<定着>せよと声が聞こえる。

(本ブログ関連:”2017年度秋期「イディッシュ語」”)

今回、全員が揃って授業となり、一部前回と重複する形で行なわれた。
・親族名称: テキスト主人公の家族構成の絵解き。(クラスメイトのアーチストのイラストの素晴らしいこと!)
・所有代名詞: 単数、複数名詞に沿って覚える。
・数詞: ① 上記家族の年齢のQA、② 足し算のQA。

(付記)
歳をとると・・・
・(個人ごとテキストを所有しているが)テキストの拡大コピーをいただくことがある。字が大きくて見やすい!
・授業のために予習をするが、余り以前にやってしまうと忘れてしまう。