パリ・オリンピックで、日本人選手が金メダルを獲得したニュースをフォローするのを小休止するといいながら、今朝のテレビで、オリンピック第6日に、岡慎之助選手が、体操男子個人総合で優勝したことを知った。岡選手にとって、第4日の体操男子団体(橋本大輝、萱和磨、谷川航、杉野正尭、岡慎之助の各選手たち)総合と合わせて、2つ目の金メダルになる。凄い。
体操(本ブログ関連:”オリンピック”)
しかも、岡選手の年齢は20歳。これは、東京オリンピックで、体操男子個人総合で優勝した橋本大輝選手(当時19歳)につづくものだそうだ。日本体操チームの層の厚さが知られる。
オリンピックのフォローを小休止するといいながら、体操競技について記したのは、高校時代に”幽霊部員”として、弱小の体操部に紛れ込んだ経験からだ。歯を食いしばって基礎体力をつける頑張りはなく、ただ真似事ばかりしていた。ただし、学内の体操クラス対抗イベントに出られるくらいはできたが・・・。
あるとき、他校の体操部の練習に参加する機会があったが、唖然とした。他校部員の、床運動での回転の高さがまるっきり違うのだ(正直怖気づいた)。真っ白な体操着姿で、呆然と見つめるしかなかった。
とはいえ、体操部に曲がりながら属していたおかげで、東京オリンピック大会の体操選手の練習風景*を見学するチャンスがあった。
(*)日本の女子選手たちのものだったけれど、遠目にも小野清子選手の姿が華やいで見えた。
オリンピックで、各国の観衆が互いに対抗心を湧かせるのは自然だ。けれど、私なりに経験した体操競技は別で、素晴らしい演技をした選手に対して、いずれの国の代表だろうと関係なく納得するし拍手する。オリンピック出場の選手となれば、極めて高い次元で互いに尊敬と友情をもって競い合っているだろうと推測できる。
(本ブログ関連:”スポーツ”、”オリンピックの思い出”)