一月前、来月初頭に「砂金採り」の計画を立てていたところ、トリプル台風(9、10、11号)が襲来した。とりあえず様子を見ようということになったが心配だ。昼過ぎ、千葉県館山市に上陸した台風9号は、11年振りの関東直撃という。11年前のことなのですっかり忘れている。
地元でも昼過ぎに、土砂災害が予想され、一部地域に避難情報が出た。この地に来て以来、初めてのこと、幸い3時間後には解除されたが。
ところで、大雨の後、山中にあるズリ斜面はいい按配に表面が剥がれて幸運があるという。残念ながら今までに、鉱物採集で幸運に巡りあったことはない。産地の惨状の例として、腰ほどの深さや、樹木の根元まで掘り込む環境破壊がある。まさに人為的、変化が大きい。大雨の効果は、ズリ斜面に積もった枯葉をせいぜい洗い流してくれるといったところだ。
川岸で採集(パンニング)する砂金採りの場合、大雨の後だからといって油断ならない。水かさが増して近寄れないことがある。昔、大勢で採集に行った川は、茶色の濁流となっていた。そこで、近くにある金山の資料館に立ち寄って、観光用の砂金採集をした。自然の川ではさっぱりの私でも、ここでは採れたけど・・・。
そんわけで、砂金採集の予定日まで、てるてる坊主を吊るしておこうかと思う。