最近、自転車の動きが重くなっていた。長年乗り回したので、そろそろ買い替え時かなと思った。見ると、前輪のタイヤの空気が抜けているように見えた。パンクでもしたのか気になり、空気入れで充填して、とりあえず自転車屋に持っていくことにした。
開店早々の店に着いた。自転車の陳列準備に忙しいところを見てもらった。どうやら、空気入れ口のバルブナットに付いた虫ゴムが劣化していたようだ。すぐに新しい虫ゴムに取り換えてくれた。工賃は申し訳ないような額だった。
自転車屋のおやじさんは、笑顔を見せないひとで、いつも小言をいう。今回も、車輪のリムを綺麗にしていないとブレーキのゴムが削れてしまうと・・・。
ところで、補修された自転車は、ウソのように軽快に走った。
帰り道、100円ショップに寄って、自転車の虫ゴムセットを購入した。そういえば、むかし買ったことがあるけれど、どこかへいってしまったのを思い出した。準備したからといって、それを使う機会があるのか、いつになるやら。
それから、おやじさんに言われた通り、リムを綺麗にしようと清掃道具(小型のバケツ、ブラシ、スポイトボトルなど)をもとめた。
子どものころ、自転車の虫ゴムの取り換え、パンクの修理なんて自分たちで当たり前のようにやったものだった。