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2016年9月28日水曜日

金木犀

この時期、街を歩くと金木犀(キンモクセイ)の香りがする。地味な常緑樹に、隠れるようにオレンジ色の花を咲かす。このときだけは存在を思いっきり示すよう、辺りに香りを漂わす。地元公園にある野外博物館の前には、二つの大きな金木犀が立っている。こちらは、威容を誇る立派なものだ。

(本ブログ関連:”キンモクセイ”)

金木犀の香りは、若い頃にはちょっと苦手だった。甘くて重い、正直年増な感がしたものだ。今は、それに合わせた歳になったというより、自然の芳香として素直に受け入れる余裕ができたようだ。

金木犀の別名(中国名)に「桂花」の名がある。以前書いたことだが、新宿の「桂花ラーメン」を思い出す。ただし、このラーメンと金木犀の香りは全く別である。先日、新宿の大型書店近くの桂花ラーメン店に寄った。懐かしい味だ。

今日の午後、曇り空の下、体操教室の帰り道に金木犀の香りがした。姿がすぐに見つからない。そうなると見たいもの、どこかの庭木にあるはずと探しながら歩いた。香りが再びして、金木犀の花を見つけた。安堵した。