夜、小雨がぱらついたと思ったら、やがて雪になった。昨日の鉱物採集の帰りも同じだった。連日、なぜか日暮れてから雪降りになる。
韓国語教室の帰り道、雪が降る下を自転車で走り抜けると、雪の結晶がポツポツと顔にあたる。このまま積もれば久し振りの雪の朝になるだろう。それにしても寒さがしみる。
通り道にあるコンビニの入り口にたむろする若者達は、長居無用と闇の中に消えてゆく。そういえば、どのコンビニも入り口にひさしをつくらない。
夜の雪は、ひとを臆病にさせる。
イ・ソンヒ ファンの日々よしなしごとの綴り